人生にゲームをプラスするメディア

【特集】美人歴女・磯部深雪さんに訊く!名将に学ぶ出世のコツ 10 選

NHK 大河ドラマ『真田丸』で注目が集まる戦国時代。戦国武将を扱ったゲームも多く、ゲーマーにもなじみの深い時代ですね。彼らは明日の身も知れぬ時代にそれぞれ知恵を絞り生き抜いていきました。

その他 全般
【特集】美人歴女・磯部深雪さんに訊く!名将に学ぶ出世のコツ 10 選
  • 【特集】美人歴女・磯部深雪さんに訊く!名将に学ぶ出世のコツ 10 選
NHK 大河ドラマ『真田丸』で注目が集まる戦国時代。戦国武将を扱ったゲームも多く、ゲーマーにもなじみの深い時代ですね。彼らは明日の身も知れぬ時代にそれぞれ知恵を絞り生き抜いていきました。その生きざまは現代にも生きるはず。そこで歴女のパイオニア、『歴☆女子会』主催の美人歴女・磯部深雪さんに戦国武将から学ぶ出世のコツ(ビジネス編)を伝授いただきました。

磯部深雪(いそべみゆき)
和cultureコンシェルジュ、『歴☆女子会』主宰。『武蔵守歴女会』ステージ MC・講演・企画・広報など、歴史・歴女に関する業務やタレント活動を行う歴女のパイオニア。





■伊達政宗■
もてなしの心を持つべし!


磯部:伊達政宗といえば眼帯に三日月の兜が有名ですが、実は自分で料理を作ってご馳走する粋な心の持ち主でした。政宗は「馳走とは旬の品をさり気なく出し、主人自ら調理してもてなすことである」と語っています。一国の領主だからとふんぞり返るのではなく、自ら客人をおもてなす。そういった心配りが、人の心を惹きつけ、出世への道を切り開くのではないでしょうか。

■真田幸村■
リスクヘッジで生き残れ!


磯部:彼らの魅力はなんといっても小さな勢力が大大名に挑み家を存続させたところ。天下を二分する関ヶ原の戦いにおいて、真田家は西軍、東軍どちらに味方すべきか悩んだ末、家を二つに分けてどちらか一方は必ず勝つようにリスクヘッジを行いました。起こりうるリスクを回避して最終的に生き残ることが、ひいては出世に繋がるのです。ちなみに負けた側の真田幸村は戦国最後の戦で奮戦し、真田家はちゃっかり武名まで残しちゃいました。

■豊臣秀吉■
駄目だと思ったら見限るべし!


磯部:豊臣秀吉は日本史上もっとも出世した人物。農民から武士に取り立てられ、最後は天下人にまで登りつめた英傑です。そんな秀吉が残した言葉に、「家来は 3 年勤めて悪いと知れば暇をもらうべし」というものがあります。駄目だと思ったら見限るべし。出世の第一歩は良い会社(上司)を見つけること。3 年勤めて出世が込めなかったら思い切って転職しちゃいましょう!

■竹中半兵衛■
よきライバルを持て!


磯部:竹中半兵衛は黒田官兵衛とともに「両兵衛」と称された羽柴(豊臣)秀吉の軍師。主家が滅んだのち、半兵衛は秀吉に将来性を感じその家臣になり、官兵衛と出会いました。半兵衛は官兵衛をよき仲間とし、時にはライバルとして接し、互いに切磋琢磨したと言います。 よきライバルの存在があなたの能力を引き出し、出世へと導いてくれるでしょう。

■黒田官兵衛■
先見の明を持つべし!


磯部:黒田官兵衛は地方大名の家臣にすぎませんでしたが、織田信長が台頭してくるといち早くその実力を見抜き信長に協力しました。官兵衛の「先見の明」は黒田家を筑前福岡藩の藩主にまで出世させたのです。将来性のある業種、会社を見極め、勝ちの流れに乗ることが大切。常にアンテナを張り巡らして世の中の流れを見極めていきましょう。

■織田信長■
能ある鷹は爪を隠す!


磯部:織田信長は若い頃、奇抜なファッションに身を包み、徒党を組んで傍若無人な振る舞いをし、「うつけ」と呼ばれていました。これは敵を油断させるためのデモンストレーションであったとか。能ある鷹は爪を隠す。ここぞという時に爪を出し出世の道を切り開いていきましょう。ちなみに信長の部下だった前田利家の息子の前田利常は、徳川幕府に警戒されないようわざと鼻毛を長くして愚か者のフリをしていたそうです。

■水野勝成■
上司にとって都合のよい人になるな!


磯部:水野勝成は自由奔放な人物で、福山藩主に落ち着くまで職を転々としていました。諸国で様々な職を経験した勝永は、「良い士は例え主君や頭の言う事でも、無理があることには心服しないものだ」と言っています。愚直に上司の命令を聞く者は、上司にとって都合がいいだけで良い社員とは言えません。上司の顔色を伺うだけではなく、時には厳しく意見することも出世には必要なのです。

■細川幽斎(藤孝)■
知識の蓄えが身を助ける!


磯部:細川幽斎は武将ながら文学にも通じ、古今伝授(秘伝とする古今和歌集の読み方や解釈を伝えること)を受けています。関ヶ原の戦いで田辺城に篭城した幽斎は討死を覚悟していましたが、古今伝授の断絶を恐れた時の天皇が休戦の使者を立てその命を救いました。知識は身を助ける! 知識はいくらあっても出世の妨げにはならないのです。

■毛利元就■
足るを知り己を知ろう!


磯部:毛利元就は小さな国の領主から中国地方の領主にまで勢力を拡大させた英傑。ですが、天下に名乗りを上げる実力を持ちながらも、あくまで今の勢力を維持し毛利家を存続させることを大事にしました。手を広げ過ぎればスキが増え滅びるリスクも高くなる。足るを知り、そこから自分を見つめてどこまで出世すべきか、時には慎重に考える時間も必要です。

■藤堂高虎■
主君を変えてキャリアアップ!


磯部:ラストを飾るのは藤堂高虎。藤堂家は没落し農民になっていましたが、7 度の主家替えを経て伊勢津藩の初代藩主にまで出世しました。高虎は苦労体質なのか、主家が滅んだり亡くなってしまうケースが多く、この 7 度の主家替えは武士を諦めなかった結果ともいえるでしょう。「武士たるもの七度主君を変えねば武士とは言えぬ」。現代でも会社の倒産などリスクはつきもの。そんな現代だからこそ、高虎の不屈のキャリアアップ転職を見習うべきではないでしょうか?

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


「名将に学ぶ出世のコツ 10 選」、いかがでしたか? 彼らの名言や教訓は 400 年以上経った今でも十分に通用しますね。遠い存在に思われがちな戦国武将も、出世するために悩み、試行錯誤をしてきたのです。編集部ではそんな彼らがもっと身近に感じられるゲームをピックアップ。仕事の合間の息抜きにプレイし、戦国武将をより身近に感じてみてはいかがでしょうか。

●戦国炎舞 -KIZNA- (iOS/Android/Kindle Fire) サムザップ
時代は乱世の時代、全国の歴戦の名将たちを仲間に加えて天下統一を目指す、本格リアルタイムバトルゲーム。1日3回行われる合戦に参加し、白熱の戦いを体感せよ。仲間との共闘、武将の育成、他のプレイヤーとの1対1の決闘など、戦国の魅力を味わい尽くそう。12月31日(木)より4週に渡り真田幸村の読み切り漫画「真田秘抄 -大坂夏の陣-」を特別連載中。
App Store / Google Play

●信長の野望・創造 戦国立志伝 (PS4/PS3/PSVita/PC) コーエーテクモゲームス
シリーズ最新作にして、「乱世を生きる武将のリアリティ」というゲームコンセプトのもと、史上初となる「武将プレイ」や「箱庭内政」といったシステムを搭載。ゲームに登場する大阪城は大河ドラマ「真田丸」用に作られたモデルをベースにしたものという事も話題に。3月24日発売予定。
公式サイト

●戦国IXA (Yahoo!ゲーム) スクウェア・エニックス
「戦国時代を体感せよ!」合戦が絶えない戦乱の時代を追体験し、もう一つの歴史を自ら紐解いていく歴史シミュレーションゲームの定番。所属する大名家を選んで、天下統一を目指そう。登場する武将は200人以上。有名武将からちょっとマイナーな武将まで、好みで遊んでいける。現在、「2016 新春☆特大イベント」も開催中。
Yahoo!ゲーム
《みかめ》

ゲームと歴史 みかめ

ライター・イラストレーター・漫画家。 2011年よりゲームライターとして活動中。 2017年 ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第2集ゼルダの伝説 ハイラル百科 ゼルダの伝説 30周年記念書籍 第3集 ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド:マスターワークス 2020年 あつまれ どうぶつの森 完全攻略本+超カタログ 2021年 ゼルダの伝説 スカイウォードソード HD 完全攻略本

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

その他 アクセスランキング

  1. GWにプレイしたいおすすめRPG5選―長期休暇こそ新しいゲームに手を出そう!直近に発売された“圧倒的に好評”な作品を紹介

    GWにプレイしたいおすすめRPG5選―長期休暇こそ新しいゲームに手を出そう!直近に発売された“圧倒的に好評”な作品を紹介

  2. 神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!

アクセスランキングをもっと見る