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【レポート】「科学アドベンチャーライブ2015」はいとうかなこもZweiも紅莉栖もフェイリスも全部のせだった

「千代丸聞いてる~?」なんて発言も飛び出した、「科学アドベンチャーライブ2015 ~STEINS;GATE5th Anniversary~」の全容をお届けします!

ソニー PS4
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空も徐々に高くなった10月18日。赤坂BLITZにおいて「科学アドベンチャーライブ2015 ~STEINS;GATE5th Anniversary~」が開催されました。

『STEINS;GATE』は、5pbが手掛ける大人気シリーズの第2弾。同作内だけでも派生シリーズが多く制作されていて、ゲームはもちろんアニメ・ノベル・映画・舞台と幅広いステージで展開。現在地上波やBSで再放送もされているので多くの方がご存じでしょう。今回はそんな『STEINS;GATE』をベースに、『CHAOS;CHILD』や『ROBOTICS;NOTES』の主題歌やキャラソンを歌うミュージシャン&声優が集まって、華やかで熱量の高いライブをファンにプレゼントしました。



また2時間の間には、熱くなれる13曲にプラスして、出演声優さんによるトークイベントと生アフレコのコーナーも。フェイリスの厨二設定と桐生萌郁のメール文読み上げに加えて、『CHAOS;CHILD』の人物も未来ガジェット研究所に登場するというかなりカオスな内容で、観客席から苦笑と爆笑が綯い交ぜになった笑いが巻き起こり、色々な意味で混沌に満ちたイベントでした。

◆ライブスタート!



まず冒頭に牧瀬紅莉栖(CV.今井麻美)による注意事項読み上げが。説明中に噛んでしまった彼女はアドリブで説明を続行。この人は本当にイベント慣れしていますね。そしてそのまま牧瀬氏がライブの開始を宣言しました。


最初に登場したのは、シュタゲと言えばこの人、のいとうかなこさん。歌うのはもちろん「スカイクラッドの観測者」。彼女の後ろには巨大なスクリーンがあり、そこにはゲームの画面が映し出されます。プレスに渡されていた曲順は発表されていたわけではないようで、期待通りのスタート曲に観客席からは大歓声が。スカイクラッドが最初となれば、次の曲は「A.R.」です。この場に集まっているファンにとって、これで盛り上がらないわけはありません。


いとうさんは「会いたかった!」と連呼し、そして次の曲、『CHAOS;CHILD』の「シンギュラリティー」を熱唱。最後に新作『STEINS;GATE 0』のオープニング曲となる「アマデウス」を披露しました。

◆声優コーナーではアルパカも大暴れ







いとうかなこさんの曲目が終わると、次は声優陣によるコーナーが。牧瀬紅莉栖役の今井麻美さん、桐生萌郁役の後藤沙緒里さん、漆原るか役の小林ゆうさん、フェイリス・ニャンニャン役の桃井はるこさんが登場。進行は桃井さんが行いました。収録は全部終わりましたか?と尋ねる桃井さんに、今井さんが「え、どうかなあ……」と言葉を濁す場面が。タイトなスケジュールだとは思いますが、いちユーザーとしてスムーズな発売を願っております。5周年記念の科学アドベンチャーライブは、前回の横浜から数えて3年ぶり。「もうそんなに!?」と驚くキャスト達のところへ、『CHAOS;CHILD』に登場する「香月華」役の仲谷明香さんも登場。

今回のステージは「舞台監督からフリートークでいいよ」と言われているらしく、かなり緩いトークが展開されます。やがて話はコラボカフェの話から「ドクペとはいつコラボするの?」という至上命題に。牧瀬紅莉栖氏の近所にある自販機からドクペが消えたそうで、「これは機関の陰謀」と妄想乙な発言も飛び出しました。その勢いで、桃井さんから「昔の秋葉原界隈にはドクターペッパーの自販機なんてなかった。5年前からやたら増えた」との言葉が。5年前、いったい何ゲートが発売されてからなんだ……。




フリートークから続いては、ファン垂涎の「科学アドベンチャーライブスペシャル生アフレコ」コーナー。林直孝氏が特別にシナリオを書き下ろしています。内容をざっくり言ってしまうと、ギガロマニアックスである香月華に頼み「男らしくなった岡部倫太郎の妄想」を出現させるというもの。そこで、ラボメンから理想を聞き出す事になり、結果、「つかえねえ力」とも言われた香月華が窓を開けて声にしたのは、次のワードとなります。ご確認ください。

厳しく指導! 強引逞しい! ほんとは優しい! 理想のヒーロー! 秋葉原を護る四天王! 最狂にして最凶! マッドサイエンティスト! 無慈悲にして冷酷! 生き別れの妹がいる! 雨の日に猫に傘を差し出す! 実はエージェント! スパイ! 正体を隠してるダークヒーロー! アットホーム! 無精ひげ! ボサボサの髪! ウェイトトレーニング! 仲間想い! 責任感強い! 超強い! 超強い岡部倫太郎!

いやあ、これは酷い。無慈悲アットホーム岡部とかマッチョサイエンティスト岡部とか。やがて響いてくる足音と共にそこへ現れたのは、岡部倫太郎でも力士シールマン……でもなく、巨大アルパカマン。最後にフェイリスの締めの言葉によって、生アフレコは秋葉原の街と共に終焉を迎えたのでした。

今回の生アフレコでは、観客が画面のメール文を読めないのではないか?という事で、特別に桐生萌郁がメール文を読み上げた事が大きな特徴でした。


そのテンションはとても酷……すばらしいもので、文末で「萌郁」と締めくくる度に会場から笑いが。そのすばらしさに「今度からこれで脳内再生しようと思った」とは今井さん。今後はあのメール文を目にする度にこのテンションで再生される事間違いなしです。

◆『STEINS;GATE 0』冒頭をプレイ



生アフレコが終了すると、ステージ上に普通サイズのアルパカマンが登場。PS4と共に、12月10日に発売される『STEINS;GATE 0』のパッケージを運んできました。次いで志倉千代丸氏と松原達也Pが登場……なのですが、ここで桃井さんが、あろう事か「シュタインズゲロ」と大噛み。志倉会長も「もう略称はゲロでいいよ」と言ってしまう事態に。略称を求められた観客からも「シュタゲロ!」と呼ばれてしまいました。


イベントは、『STEINS;GATE 0』の実機プレイに突入。タイトルの岡部は今井さんから「岡部病んでる!」と言われるほど憔悴した表情。シュタゲ後半で、挫けた岡部をまゆりがビンタしなかった世界線、紅莉栖救出を諦めてしまった後の世界が舞台です。世界線が収束するためのキー「ビンタしてオカリンを奮い立たせるまゆり」が、「オカリン一人に未来を背負わせる事を拒否したまゆり」になったわけですね。

時間は流れ、画面は岡部の通う大学へ。彼はヴィクトル・コンドリア大学に行って紅莉栖の研究を引き継ぐ事を目的としているため、真面目に学校へ通っています。そんな彼の前に現れたのは、中学生かと誤解するほど小柄な比屋定真帆。彼女は牧瀬紅莉栖の先輩で、「世界線は違えど、岡部と真帆・紅莉栖の出会いは似ているんですよ」と志倉氏。桐生萌郁の登場後も同氏の解説は続き、岡部の持つスマホにまゆりから「RINE」が届きました。


しかし「L」ではなく「R」である事に、今は亡き牧瀬紅莉栖氏から「”L”じゃなくなったら意味をなさないではないか!」と突っ込みが。いや仰る通りです。しかしこれが今回のトリガーなので仕方ない。この「RINE」に届いたメッセージの返信が三択となっていて、「選択によって世界線が変わりそうでイヤ!」と在りし日の牧瀬氏。三択から選んで返信すると、まゆりから一秒も経たずに超高速な返信がありました。どうやら彼女は萌郁以上のスキルを手に入れたようですね。

また、画面に映し出されたまゆりのスタンプも実に可愛らしいものでした。と、ここでスタッフから「ゲームを終了してください」という巻きの指示が出てスピードアップ。かなりすっ飛ばして、岡部と「Amadeus(アマデウス)の牧瀬紅莉栖」との出会いへ。岡部を知らない時代の紅莉栖がベースとなっているので、アマデウス紅莉栖は「岡部倫太郎さん。はじめまして、牧瀬紅莉栖です」と。助けられなかった紅莉栖と同じ声で話す、自分を知らないAIとの邂逅。これにより、岡部がどうなるのか? 今後の展開が気になって仕方ありませんが、いよいよ時間切れとなってしまいました。


コーナー自体も「これ以上続けると、ライブの時間が無くなる」という理由でお開きに。コーナーの印象を尋ねられた志倉氏は「楽しい時間はあっという間ですね!」とボケていました。

◆舞台は再びライブへ



忘れかけていましたが、今回は「科学アドベンチャーライブ」。ライブの時間が戻ってきました。暗転から登場したのは、『STEINS;GATE 0』のエンディングテーマでもある「GATE OF STEINER」を歌う佐々木恵梨さん。観客にはサプライズでした。この曲は多くのアレンジがありますが、やはり辛いシーンでの印象が深いもの。それにボーカルをつけたものが、佐々木恵梨さんの歌うこの曲になります。


続いては、「劇場版STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」エンディングテーマで、歌うは彩音さん。彩音さんは、入り口付近に設置されていたパチスロ「想定科学パチスロSTEINS;GATE~廻転世界のインダクタンス~」のアップテンポの楽曲「IF」も同時に歌いました。「IF」の発売は12月25日で、彩音さんの多くの楽曲同様、作詞作曲・志倉氏となります。



今井麻美さんは牧瀬紅莉栖のイメージソング「迷宮のイデア」をしっとりと歌いあげ、桃井はるこさんはフェイリスの「Nyan☆Nyan☆Galaxy!」をフェイリスそのままの調子で熱唱。ふたりとも「キャラクターらしさ」全開で、今井さんの着ていたカーディガンはなんと自前。ちなみにイベントの前日に原宿で購入したそうです。なお、「ネクタイは同イベントの物販に売っているものと同じです!」としっかりアピールしました。



リーダーMeguとボーカルAyumuからなるZwei(ヅヴァイ)が歌ったのは、『ROBOTICS;NOTES』のオープニングである「拡張プレイス」と、『STEINS;GATE 0』のエンディングテーマとなる「ライア」の2曲。「ライア」はバラードですが、Ayumuさんの声質はバラードでもいいものなのです。筆者は10年以上ハニーをやっているので、夜に歌ったという「純情スペクトラ」も本当に聞きたかった。ちなみにステージにあった機材がZweiのものでしたね。


そして、最後にライブを締めくくったのは、やはりいとうかなこさん。まず「あなたの選んだこの時を」を力いっぱい歌いあげると、次はこの曲、TVアニメ「STEINS;GATE」のオープニング「Hacking to the Gate」。会場からは連続的に歓声があがり、『STEINS;GATE』5周年のトリを飾るに相応しい一曲となりました。「スカイクラッドの観測者」に始まり「Hacking to the Gate」で〆る。ゲームからアニメへ、という流れですが、ライブ全体の流れとして、ステージ、フィールドはどこでもどれでもいいよ、という、そんな印象を受けた一日でした。


最後の最後に、ライブで歌った方々が再登場。中でも「科学アドベンチャー」におけるいとうかなこさんの楽曲数は27曲あるそうで、「今度全曲歌いまくりライブやってもいい?」とご提案。「一番偉い人! 千代丸聞いてる~?」とぶちあげ、興奮の中でライブは終了と相成ったのです。

そこで本当の最後の最後の最後に、2016年1月16日、新木場のSTUDIO COASTにおいて、「Live5pb.2016」の開催が決定! と特報が表示され、これで本当に終幕となりました。


◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

開始から終盤まで、終始楽しいライブだった「科学アドベンチャーライブ2015 ~STEINS;GATE5th Anniversary~」。思わず仕事を忘れて聞き入った事は言うまでもありません。また、ホール外に展示されたパチスロ「想定科学パチスロSTEINS;GATE~廻転世界のインダクタンス~」では、ドアオープンエラーでやらかしちゃった時の天王寺綯がボイス付きで「どうなっても知らないから」と出迎えてくれました。


いよいよ12月10日に発売の迫った『STEINS;GATE 0』。ゲームの盛り上がりと年明けに行われる2016ライブイベント共々、寒い冬を強烈に熱くしてくれるでしょう。
《平工 泰久》
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