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【特集】『ミラクルガールズフェスティバル』開発者が語る“可愛さ表現”の極意!演出はアニサマの様なライブを意識、表情やカメラにも拘りが

本作は『初音ミク -Project DIVA-』シリーズのシステムを活かし、グラフィックはアニメの2Dキャラクターたちが持つ柔らかな印象をそのまま3Dモデルで再現した作品です。

ソニー PSV
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2015年12月17日発売予定、人気アニメのキャラクター総勢47名が一同に介してライブパフォーマンスを繰り広げるPS Vita用リズムアクションゲーム『ミラクルガールズフェスティバル』。本作は『初音ミク -Project DIVA-』シリーズのシステムを活かし、グラフィックはアニメの2Dキャラクターたちが持つ柔らかな印象をそのまま3Dモデルで再現した作品です。



原作ファンならニヤリとするであろうステージ上のパフォーマンスや熱気溢れる観客の声援やコールなど、ライブの空気感を楽しむことができます。今回はディレクターの清水大輔氏とアートディレクターの柳瀬遼平氏に、本作の見所やこだわりのポイントについて伺いました。



──それでは、本作の紹介をお願いします。

柳瀬氏:「ミラクルガールズフェスティバル」というライブフェスにキャラクターが来てもらうという世界観で、人気アニメ11作品総勢47名のキャラクターが共演し、可愛らしさとライブの臨場感や興奮が楽しめるリズムアクションゲームです。

──アニソンのライブといえば「アニメロサマーライブ(以下アニサマ)」が有名ですが、それは意識されましたか?

清水氏:アニサマは憧れの場所で、そこで体験できるライブならではの一体感をゲームで楽しめるようにすることを意識しました。

柳瀬氏:例えば音。他の音ゲーは音源をそのまま流していますが、本作では会場で音が反響しているような効果を与えています。また、ゲームを上手にプレイすると観客が徐々に盛り上がっていき歓声やコールの声が聞こえたりと、実際のライブ会場のような雰囲気をイメージしています。

──「リズムゲーム」と「PVビューイング」で楽曲の長さが違いますがどういった狙いがありますか?

清水氏:「ツアーモード」はアニサマなどのライブのように楽曲を連続して楽しめるモードなのですが、そこでプレイするのに適切な長さが「TVサイズ尺」でした。一方の「フルサイズ尺」では間奏パートがあるので、そこでしか見られないような演出も入っています。

──「ツアーモード」について詳しく教えてください。



清水氏:これはプレイヤーがライブディレクターの立場になって、全国6箇所でライブツアーを行うモードです。序盤は決まったセットリストからスタートしていくのですが、徐々に自分で好きなセットリストを組めるようになります。セットリストは、例えば自分の好きな声優さんが歌っている楽曲を集めてみたり、「Jumping!!」→「ぽっぴんジャンプ♪」→「Stand Up!!!!」→「タチアガレ!」というよう似たような楽曲で揃えてみるといった遊び方もできますよ(笑)。

──それは常にスタンディングオベーション状態ですね(笑)。

清水氏:一度クリアすればすべての会場で自由にセットリストを選択できるようになるので、自分のお気に入りのステージに好きなキャラクターを集めてライブを開催するなど、遊び方は無限大かなと(笑)。

──アンコールとはどういった要素ですか?

清水氏:上手にプレイすることで、ツアーの最後に登場する特別な1曲です。。 アンコール後には何か良いことが起きるかもしれませんよ…!

──「ミラクルフィーバー」の演出はどのようなものになりますか?



清水氏: 「ミラクルフィーバー」は、リズムゲームを上手にプレイすることで発動する、いわゆるボーナスタイムなのですが、エフェクトや観客の歓声が派手になってステージを盛り上げるほか、そのアニメならではの、ファンならニヤリとできるような演出が発生します!

──収録作品、楽曲はどのように選びましたか?



清水氏:僕たちはアニメもゲームもアニソンもライブも大好きなので、自分で作品を見ていて「このキャラクター可愛いよね」と惚れた中から選んでいきました。楽曲はキャラクター自身が歌っているものに絞り、リズムゲームとして盛り上がりそうなもの、ライブに出たらすごく楽しいだろうなと感じた楽曲を収録しています。

──ステージのデザインについてはどのように決められましたか?

柳瀬氏:日本各地のライブ会場ではその地域のモチーフをデザイン──例えば京都のステージだったら桜が咲いているなどを取り込みつつ、最後は宇宙まで突き抜けてしまおうと。現実よりではなくファンタジー要素が入ることでゲームらしくなったと思います。

清水氏:ステージが変わることで楽曲の雰囲気も変わるので、色々な場所で楽曲を楽しんでいただきたいですね。



──ダンスをつけるにあたって苦労した点は何ですか?

柳瀬氏:キャラクターの個性を活かして、揃える所は揃えるというのに苦労をしました。

──ダンスの振付は原作をイメージしてつけられましたか?

柳瀬氏:原作の振付があるものはそれを再現していますし、完全にオリジナルのものもあります。間奏部分ではキャラクターのちょっとした演技──仲が良いキャラクター同士が目配せをしたりなども盛り込まれています。

清水氏:楽曲の持つ世界観とキャラクター性が振付に落とし込まれています。ダンスパフォーマンスはアニメへの造詣が深く、そのキャラクターたちになりきって踊ることができる「アフィリア・サーガ」や「アイドルカレッジ」の皆さんが行っています。また、『Wake Up, Girls!』については声優さんご本人たちがモーションを行っています。

──同時に踊るキャラクターの人数が多いなと感じたのですが、大変だった点について教えてください。



柳瀬氏:この企画が始まった当初は3人ぐらいの表示で限界だという話があったのですが、『Wake Up, Girls!』は7人もいるのでなんとか再現できないかと工夫を凝らしてがんばりました(笑)。5人のキャラクターが登場する『ご注文はうさぎですか??』や『ビビッドレッド・オペレーション』では、一度に全員のキャラクターを画面に映すと顔が小さくなってしまうので、振付のフォーメーションやカメラのカットを工夫して全体の動きのキレイさを見せるようにしています。

清水氏:また、カメラワークによって各キャラクターの可愛らしさを表現しつつ、リズムゲームとして目が疲れないようにすることを意識しましたね。それと、キャラクターの顔に譜面がなるべくかからないように気を遣いました。開発メンバー全員、常にベストを目指して調整を続けました。



──アニメの2Dキャラクターを3Dモデルにするうえで、こだわった点はどこですか?

柳瀬氏:各作品で線の描き方や目の大きさ、鼻の位置など全部が違うので、製図のように2Dの絵を3Dの絵に重ねて完全に一致するように精巧に作りました。元の絵は正面と横顔はあるのですが、斜めから見た絵が少ない。ゆえに、どちらの顔も成立するように形を整えるのが大変でした。
各作品の絵柄が持つ特徴の違いを、3Dモデルで出来る限り再現しています。

──キャラクターの可愛さの表現にこだわりを持っていらっしゃいますが、こう見せたら可愛いというようなポイントはありますか?

柳瀬氏:ちょっとした表情ですね。画面に向かって微笑みかけたり、目線で次に歌うキャラクターを追ったりといった繊細な所が入るとキャラクターが生きている感じがすると思っています。

清水氏:画面を見て頭で可愛いか判断するのではなく、魂が震えるかに注力しました(笑)。

──現在完成している楽曲をご覧になって、魂は震えていますか?



清水氏:震えていますね。キャラクターの表情や仕草、楽曲のテーマ、アニメの世界観、ライブ会場の雰囲気──など、すべてがミックスしたリズムゲームをプレイすることで一体感を感じながら魂の震えを感じていただければと。また、ライブが始まる前とラストやリザルト画面では、キャラクターたちがコメントを言いますが、今作のために声優さんたちにオリジナルのボイスを入れていただいています。ゆえに、目が喜び、耳が喜び、魂が震えると!

──最後に読者の方にメッセージをお願いします。



柳瀬氏:アニメのキャラクターがそのままステージでパフォーマンスしているようなグラフィックや演出など、細部にわたってこだわって作っているので、隅々まで楽しんでいただければうれしいです。

清水氏:今の所、地球に存在するリズムゲームの中で一番可愛くて一番楽しい作品になっていると思っています。アニメ・ゲーム・ライブが好きな僕にとって最高の祭りが年末に始まろうとしていますので、皆さんも一緒にこの祭りを楽しみましょう!

──本日はありがとうございました。

『ミラクルガールズフェスティバル』は2015年12月17日発売予定で、価格は6,990円(税別)です。

(C)SEGA ミラクルガールズフェスティバル実行委員会 (C)2014 なもり/一迅社・七森中ごらく部 (C) 逢空万太・SBクリエイティブ/名状しがたい製作委員会のようなものF (C) vividred project・MBS (C)原悠衣・芳文社/きんいろモザイク製作委員会 (C)原悠衣・芳文社/ハロー!!きんいろモザイク製作委員会 (C)Ark Performance/少年画報社・アルペジオパートナーズ (C)てさぐれ!製作委員会 (C) Green Leaves / Wake Up, Girls!製作委員会 (C)SEGA /GO!GO!575製作委員会 (C)2014 白鳥士郎・SBクリエイティブ/のうりん
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《まいたこ》
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