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【インタビュー】『スター・ウォーズ バトルフロント』女性シニアプロデューサーが語るDICE流バトルフロント

ドイツはケルンにて開催中のgamescom2015にて、『Star Wars バトルフロント』シニア・プロデューサーであるSigurlina Ingvarsdottir女史(以下、シグリーナ女史)にインタビューしてきました。

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現在 ドイツはケルンにて開催中のgamescom2015、Game*Sparkではこの11月に発売が予定されている『Star Wars バトルフロント(Star Wars Battlefront)』、本作のシニア・プロデューサーであるSigurlina Ingvarsdottir女史(以下、シグリーナ女史)にインタビューしてきました。



◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


――先ず最初にシグリーナさんご自身について掻い摘んで教えてもらえますか?

シグリーナ女史:私は本作『Star Wars Battlefront』(以下、バトルフロント)のシニアプロデューサーです。DICEには3年前にプロデューサー職として入社し、この前は『Mirror's Edge』を担当していました。

――シグリーナさんご自身はスターウォーズはお好きですか?

シグリーナ女史:はい、勿論。

――どのエピソードが好きですか?例えば映画や小説、ゲームも合わせて選ぶとしたら?

シグリーナ女史:それは勿論映画のオリジナル3部作が好きで、その中で一番を選べとなると『ジェダイの帰還』ですね。好きなキャラクターはダース・ベイダーです。

――ダース・ベイダー?素顔のアナキンではなくて?

シグリーナ女史:ダース・ベイダーですよ。あの侍の甲冑のようなデザインも好きな理由です。

――さて、今回どのようにしてDICEがバトルフロントを作るというような運びになったのでしょう?旧作を作っていたPandemic Studiosでなく。

シグリーナ女史:ディズニーがジョージ・ルーカスからスターウォーズを買い取った時に、同時にEAとも向う10年間スターウォーズのゲームを作るという契約を結びました。その時にEAは様々なスタイルのスターウォーズゲームを作るオファーを頂いたのですが、人気作であるバトルフロントを制作し直すにあたって、バトルフィールドシリーズを作り続けてきたDICEが良いと指名を受けました。DICEがそのオファーを断る理由などなく、受け入れ実現したという次第です。

――旧バトルフロントはプレイしましたか?

シグリーナ女史:勿論です。チームの殆どの人間は遊びましたし長時間にわたる研究もしています。また制作チームの中には旧作のスタッフや多くのファンもいますよ。

――では旧バトルフロントと今作の主だった違いについて教えてください。

シグリーナ女史:最も大事なことは、旧バトルフロントはハードとして2世代も前のものであるということです。2世代ものハードの進化を経て、グラフィックの表現力やオンライン機能など比較にならない進化を遂げています。DICEが今作をリブートするにあたって気を付けたのはオリジナルを尊重しつつ、今の時代にあったバトルフロントを作り上げるということです。




――グラフィックと言えばたった今PS4版をプレイさせていただきましたが驚くほどの進化を遂げていますね。岩の質感や照明の照り返し、武器や防具の汚れ具合などが実写さながらの描写で驚きました。エンジンはFrostbite 3とのことですが、今後同エンジンを用いたソフトはこのレベルが標準になるのでしょうか?

シグリーナ女史:フロストバイトはとてもパワフルなエンジンで常に進化を遂げています。私は他のゲームに携わっていないので他のタイトルについては語れませんが、グラフィック自体は着実に進化していると言っていいでしょう。

――ゲームを遊んで思ったのですが、ちゃんと旧バトルフロントの流れを汲むような挙動やプレイフィールで驚きました。シューティング部分にしてもバトルフィールドに比べると集弾性にばらつきがあって弾速は遅め、でもエイムさえ気を付ければ弾はあたるという違った物に仕上がっていますね。

シグリーナ女史:多くの人々がこれはバトルフィールドの焼き直しだろうと語りますが、遊んでもらえば分かる通りあくまでバトルフロントの新作です。プレイフィールをオリジナルに近づけることは勿論、ゲーム内に階級システムなどもありませんし武器のアンロックもありません。パワフルな武器や空爆支援などはブルートークンの形でフィールドに散らばっておりそれを回収することで使用が可能になるといった感じです。ルーク・スカイウォーカーやダース・ベイダーと言ったヒーローや悪役のシンボルキャラも同様に使用可能になります。




――ヒーローと言うとヒーローvs.ヴィランモードが搭載されると言う噂を聞きましたが。

シグリーナ女史:何処で聞いたのでしょうか?我々はそのようなアナウンスは一切していません。

――搭載されるんですよね?

シグリーナ女史:それにはお答え出来ません(笑)

――PvP全体の最大参加人数は40人対戦で良いでしょうか?敵味方のAIキャラによる増援はありますか?

シグリーナ女史:白兵戦に関しては最大で敵20名、味方20名の総勢40名になります。NPCによる増援は空爆支援等サポート関係に限定されています。

――ビークルについてですが、どの程度の数がフィーチャーされるのでしょうか?

シグリーナ女史:今公開しているものですとXウィング、Aウィング、TIEインターセプター、TIEファイター、ミレニアムファルコン他の飛行ユニット、地上ですとAT-ST、スノウスピーダー、スピーダーバイク、それにAT-AT等がありますね。これらについてはまだ増えていくでしょう

――ゲーム内で使用される音楽は再録されたものですか?リマスターされたオリジナル音源を使用しているのでしょうか?

シグリーナ女史:これに関してはジョン・ウィリアムズのオリジナル譜面を全てロンドン交響楽団による再録音と力を入れている部分です。是非この音楽にのせてゲームを体験して欲しいです。

――効果音他サウンドエフェクト面はどうでしょう?銃の発射音やライトセーバーの音、乗り物の駆動音などは新たに作り直したものでしょうか?

シグリーナ女史:いいえ、DICEは映画用のオリジナル音源のライブラリへのアクセスが許されています。またゲームに合わせて作り直すにしても、それらが音源として使用されていますのでゲーム内に使われているサウンドは全てオリジナルと変わらないと思ってもらって問題ありません。

――ベータテストの日付はお決まりでしょうか?

シグリーナ女史:ベータテストの日付についてはまだ公開出来ません。が公開できる日が来たら必ずご連絡致します。

――DICEが本作を開発する中で、ルーカスやディズニーサイドから、ゲーム内容について何か変更のリクエストなどはありましたか?

シグリーナ女史:いいえ、制作にあたっては最初から関係各所と密な連絡を取り開始されています。我々が変えたい、加えたいと思うようなところは最初から相談しますし、何よりオファーを頂いたということはある程度の信頼を得ていると自負もあります。ゲームがある要望により我々の不本意な形に変えられたことはありませんし、我々も彼らの期待を損なうようなことはしていないと思います。


様々な質問にも快活にお答えしてくれたシグリーナ女史、ありがとうございました!


――ではDICEが作る純性バトルフロントと言うことですね。発売を楽しみにしています。

『Star Wars バトルフロント』はPC/PS4/Xbox One向けに、日本国内では11月19日に発売予定されています。

記事提供元: Game*Spark
《Game*Spark》
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