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【E3 2015】最新作『ゴーストリコン ワイルドランド』開発者に訊く・・・オープンワールドと自由度が生む戦略性

E3 2015開幕前、ユービーアイソフトのプレスカンファレンスのフィナーレを飾ってサプライズ発表された、トム・クランシーブランドのタクティカルシューターシリーズ最新作『トム・クランシー ゴーストリコン ワイルドランド』。

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【E3 2015】最新作『ゴーストリコン ワイルドランド』開発者に訊く・・・オープンワールドと自由度が生む戦略性
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E3 2015開幕前、ユービーアイソフトのプレスカンファレンスのフィナーレを飾ってサプライズ発表された、トム・クランシーブランドのタクティカルシューターシリーズ最新作『トム・クランシー ゴーストリコン ワイルドランド』(Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands)。

シリーズ初であるオープンワールドシステムに挑戦した作品としても注目を集めています。Game*Sparkとインサイドでは、Ubisoft Parisの開発者にミニインタビューを実施したので、その模様をお届け。



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―――本日はよろしくお願いします。まずはお二人の簡単な自己紹介をお願いします。

Dominic Butler(以下Butler): リードゲームデザイナーのDominic Butlerです。

Jean-Marc Geffroy(以下Geffroy): クリエイティブマネージャーのJean-Marc Geffroyです。

―――ここ最近のゴーストリコンシリーズはいずれも近未来を舞台としていましたが、今回発表された『Ghost Recon Wildlands』は現代を舞台にしています。なぜこの設定を選んだのでしょうか。

Butler: 約4年前『Ghost Recon: Future Soldier』の開発を完了させて以来、オープンワールドゲームの可能性を検討しはじめました。ゴーストリコンシリーズに新たなディレクションをもたらしたかったのです。舞台には広大な国土を持ち、複雑な背景をもつボリビアを選びました。実は今から4年後の、ボリビアの情勢がもっと悪化したらという架空の設定が採用されています。

―――ゲームエンジンは何を使っていますか?

Geffroy: 残念ながら技術面に関してはまだお答えできません。

―――大自然のオープンワールド環境といえば、『ファークライ』シリーズを連想させます。本作のマップ規模や自然環境はどのようなものでしょうか。

Butler: 現時点で具体的なマップサイズはまだ調整中ですが、本作は現実のボリビアと同じように9つの県に分かれていて、それぞれ異なる生態系と自然環境を持ち、ジャングル、沼地、山頂、台地などロケーションは多彩です。各地域は見た目が違うだけでなく、当然、ゲームの戦略性もマップによって変わってくるでしょう。



―――サンドボックス要素やリプレイ性はありますか?

Geffroy: 我々は広大なオープンワールド環境を用意します。プレイヤーはどこに行って何をしても自由です。世界はただ存在するだけでなく、そこで人々が生活し、常に時間が流れています。たとえプレイヤーがいないところでも、一般市民が日曜日に教会に行ったり、敵組織が麻薬取引をしていたりと、まさに生きた世界なのです。プレイヤーはただ同じミッションを繰り返すことはないので、リプレイ性についても心配していません。

Butler: ゲームプレイはリニアではなく、順番に進めていくようなメインミッションは存在しません。何をするかはプレイヤーが決めるのです。

―――タクティカルシューターに分類されるゴーストリコンシリーズですが、今作で戦略性はどう進化していますか?

Geffroy: タクティカルゲームプレイにおいては、『Ghost Recon: Future Soldier』以降、システム面でどんなことができるか考えていました。原動力になったのはオープンワールド性で、戦略性を中心に据えるために、プレイヤーに自分だけの方法でアプローチできる自由度を与えました。



―――今作で登場する武器や兵器、ガジェットについて教えていただけますか。

Geffroy: 詳細はいずれ発表しますが、ものすごくたくさんの武器を用意しています。戦略性を多彩にするために武器の種類は重要になりますからね。乗り物や双眼鏡といったツールもあります。また今作では四人のゴーストがそれぞれ自分だけのドローンを所持していて、戦略性で重要な位置にあります。ドローンで索敵を行い、入手した情報を他のゴーストとシェアできます。

―――4人のゴーストたちのチームワークはどのようにゲームプレイに生かされていますか。

Butler: 我々はプレイヤーに選択の自由を与え、プレイヤー自身がストーリーを作り出します。公開しているデモでは、ゴーストたちがそれぞれ別の地域から集まってきて、いっしょに任務に当たり、また散り散りになるシーンがあります。もちろんチームで行動したほうが安全ですが、ゲームは4人が一緒に行動することを制限していません。



―――日本にもゴーストリコンシリーズのファンはたくさんいます。最後にメッセージをお願いします。

Butler: いつもサポートをしてくれて感謝します。今はハンズオフデモしかありませんが、プレイアブルのデモが用意でき次第、皆さんに触ってもらいたいです。

Geffroy: 『Ghost Recon Wildlands』ではオープンワールドとプレイヤーチョイスを提供します。製品版が出たらぜひ友人と一緒にプレイしてください。きっと大いに楽しんでいただけるはずです。

―――本日はありがとうございました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


『Tom Clancy's Ghost Recon Wildlands』はPC/PS4/Xbox Oneをプラットフォームに発売予定。リリース時期は未定です。

記事提供元: Game*Spark
《Game*Spark》
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