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【レポート】『大逆転裁判』はなぜ“大逆転”なのか…その答えは「陪審バトル」に

19世紀ロンドン、ある事件の裁判が行われた。かの有名なシャーロック・ホームズいわく、その事件は「忘れがたき日本人留学生との長い協奏曲の始まり」だったという。そう、この裁判で被告人の弁護を担当した成歩堂龍ノ介のことだ。

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19世紀ロンドン、ある事件の裁判が行われた。かの有名なシャーロック・ホームズいわく、その事件は「忘れがたき日本人留学生との長い協奏曲の始まり」だったという。そう、この裁判で被告人の弁護を担当した成歩堂龍ノ介のことだ。

成歩堂龍ノ介とは、カプコンが7月9日に発売を予定している3DSソフト『大逆転裁判』の主人公だ。当時の彼はまだまだ駆け出しで、目は泳ぎ、すぐに頭を抱え、机を叩いても音がならない――そんな男だった。



そんな彼が異邦の法廷に立った経緯はネタバレになるため割愛するとして、本稿では“第3話:開廷”の法廷パートを実際にプレイすることができたため、そのレポートをお届けする。まずは、彼が絶望する法廷パート「尋問」からだ。

◆複数の証人が生み出すムジュン




検事が用意した証人に対して「尋問」を行える『逆転裁判』おなじみのシステムは本作でも健在だ。ただし、今回は“複数の証人”が相手となる。そして新要素として「陪審員」という存在が加わっている。陪審員は6人で構成されており、彼らは「有罪の黒」「無罪の白」にそれぞれ投票することができる。この投票がどちらか片方に集まることで判決が決まるのだ。


「陪審員」の判決は弁護士、検事、証人の発言によって左右される。実際にプレイしたシーンでも、証人は皆「被告人が刺すところを見た」と発言したが……面白いのはここからだ。



証人が複数ということは、そこには必ずムジュンが生まれる。それを“ゆさぶって”情報を引き出したり、ムジュンに対して証拠品を“つきつける”といった従来のシステムはもちろん、ある証人の発言に反応した他の証人を“といつめる”ことができる。


だが今回プレイした第三話では、多少のムジュンも“勘違い”で済まされ、“過程はどうあれ結果は同じ”と意見を無理やり通されてしまう。対抗して必死の弁護で訴えるが、言葉を引き出せば引き出すほど、陪審員の有罪の票数が増えていった。


そして全員が有罪に投じてしまい、絶望する成歩堂龍ノ介。いわゆるゲームオーバーだ……と思った刹那、「最終弁論」なる権利の存在が明らかになった。

◆新たに加わった「陪審バトル」は、システムを奥深くした



最終弁論とは、証人の発言や証拠品を手がかりに、陪審員たちを説得する権利のことだ。マイナスからのスタートではあるが、見事陪審員全員を説得し、過半数を有罪投票を無罪投票にすることができれば、審理を続行することができるのだ。


ここでキーとなるのは、「なぜ有罪に投票したのか」という各陪審員の考えを把握することだ。それを払拭することができれば、自ずと彼らの考えも変わる。そのために、「最終弁論」では陪審員同士の発言からムジュンを導き出すことも可能で、全体を通して奥深いシステムになっている。これが本作の目玉でもある「陪審バトル」だ。

◆リッチ過ぎる演出



前回の共同推理プレイレポート記事ではテンポ感の素晴らしさを伝えたが、法廷パートでもそのテンポ感は健在だ。さらに、1つ1つのアニメーションがよくできており、演出面がかなりリッチになっていることも強調しておきたい。そのため、合間合間に挟んでくる小ネタのクオリティも上がっており、コミカルな部分にもぜひ期待してほしい。


なお、一見システムが複雑化しているように見えるが、実はそうではない。いい意味で手探り感が増し、より一層深いゲームシステムになっているのだ。特にUIや操作性が向上しており、3Dモデルの証拠品を調べる場面もサクサク動くぞ。

◆伝説の《死神》検事と対決




初めての英国法廷で相対するのは、《死神》の異名を持つバロック・バンジークス検事。彼が立つ裁判の被告人は決して助からないと言われているらしい。いったい彼はどのような人物なのか。『大逆転裁判』のプロデューサーの小嶋氏とディレクターの巧氏のコメントつきキャラクター紹介PVが公開になっているので、こちらも合わせて見て頂きたい。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆



『逆転裁判』の生みの親である巧舟氏が手掛ける新作として期待が高まる『大逆転裁判』。特に今回の「陪審バトル」はまさに大逆転であり、タイトルの持つ凄みを実感した。発売までまだ日はあるが、先日より共同推理をプレイできる体験版がニンテンドーeショップで配信しているため、興味のある人はぜひそちらをプレイして頂きたい。

『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』は7月9日発売予定で、通常版が5,800円(税抜)、限定版が7,300円(税抜)、ダウンロード版が5,546円(税抜)だ。

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《栗本 浩大》

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