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【プレイレポ】『スプラトゥーン』体験版ではローラーが人気?武器バランスや戦略性をチェック

2015年5月9日・10日に、Wii U『スプラトゥーン』の「完成披露試射会」が開かれました。“試射会”という文字の通り、インクをバリバリ撃ちまくる楽しい体験会でしたので、そのレポートをお届けします。

任天堂 Wii U
『スプラトゥーン』「完成披露試射会」
  • 『スプラトゥーン』「完成披露試射会」
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2015年5月9日・10日に、Wii U『スプラトゥーン』の「完成披露試射会」が開かれました。“試射会”という文字の通り、インクをバリバリ撃ちまくる楽しい体験会でしたので、そのレポートをお届けします。

『スプラトゥーン』は、人の姿になれるイカたちが、インクを塗って縄張りを奪い合う対戦アクションゲームです。インターネットで世界中のプレイヤーと対戦できるほか、シングルプレイ、キャラクターの武器・衣服の収集要素などが用意されています。


なお、この「完成披露試射会」は会という名前こそついていますが、あくまで自宅で遊べるゲームの体験版という位置づけです。また、プレイできる時間が限られていましたが、そのうち2回(2時間)分を堪能してきました。

◆対戦までの準備



さて、対戦ゲームといってもいろいろありますが、本作は銃でインクを撃って地面を塗りたくる“ナワバリバトル”を繰り広げるものになっています。この試射会で遊んだ際には、気楽に遊ぶこともガチに戦うこともできそうな、懐の深い作品になっていそうな印象を受けました。


まずはプレイキャラクターとなる「インクリング」(略称:イカ)の容姿を選択。とはいえ今回の試射会では、性別と眼の色くらいしか選択できません。製品版ではさまざまなオシャレも楽しめるとのこと。


そして、続いては操作の練習が入ります。本作は、Wii U GamePadのジャイロ操作を使用し上下の狙いをつける(実際にコントローラーを動かして照準を動かす)ため、はじめはこれに苦戦するかもしれません。オプションで右スティック操作にすることも可能ですが、慣れればかなり狙いがつけやすいためジャイロ操作をおすすめします。


ひと通りの操作を覚えたら、武器を選択していよいよ対戦へ。今回は4種類のメインウェポンが使用できますが、この試射会で人気だったのは「スプラローラー」でした。とりあえず何を選べばいいかわからないという方は、ローラーがわかりやすくて楽しいと思われます。

◆“より多くの人が楽しめる対戦アクションゲーム”



しばらく遊んで感じたのは、インクを塗りまくるのはとにかく楽しいということ。汚しているという軽い罪悪感はありつつも、一方でリアルな銃を撃つゲームほどの重みはなく。とはいえ、敵を倒したりすれば嬉しいですし、倒されると悔しいという絶妙な塩梅になっており、幅広い年齢層が遊べそうです。

また、前述のように『スプラトゥーン』は地面をインクで塗りまくるのが目的で、3分間の制限時間終了までにより多く塗ったチームの勝利となるわけです。もちろん、敵と遭遇すれば倒す必要が出てきますが、とにかく交戦しまくれば良いというわけではないのがミソでしょう。


この手の対戦ゲームはTPS(三人称視点シューティング)と呼ばれることもありますが、そちらでは相手を倒すことに重きを置かれることが多いです。しかし本作はそこではなく、塗ることがメイン。相手のいないところをこっそり塗ることでもチームに貢献できます。

そして、インクの色によってどちらのチームが優勢か視覚的にわかりやすいです。GamePadにはマップ全体が表示されているため、どこを塗りに行けば良いのか、慣れてくれば敵がどこにいるのかなんてこともわかります。マップ全体の流れを把握するのは初心者にとって難しいため、そこを意識したのでしょう。

このように、初心者に配慮しつつも対戦ゲームの良さは殺さないような作りが目立つゲームです。気楽に塗ってるだけでも良し、強い相手を抑えに行くも良し。“より多くの人が楽しめる対戦アクションゲーム”を目指した野心を感じます。

◆武器の一長一短&基礎システム



そんなルールであるからこそか、前述の武器「スプラローラー」が人気です。この武器は広い範囲を塗ることができるうえ、敵と遭遇しても細かい狙いを付ける必要はなし。ローラーを振ってインクを飛ばすか、もしくは塗りつつ相手を轢けば倒せてしまうのです。

つまり、狙いをつけて撃つことに慣れていない(TPSに不慣れな)人でも、走っているだけで塗れてチームに貢献でき、攻撃することができるわけです。この突撃兵のようなローラーに魅入られた人は多く、時にはチーム全員がローラー使いなんてこともありました。とにかく塗って突っ込んで、とわかりやすいでしょう。

しかし「それでは強すぎてバランスが悪いのではないか?」と思う方もいるでしょうが、ご心配なく。ほんの2時間遊んだだけで、武器間のバランスはかなり調整されているであろうことが伝わりました。


たとえば、近・中距離用の武器「シューター」は、きちんと当てればローラーを返り討ちにすることができます。不慣れな人が多い試射会ではローラー側が勝っている場面が多かったですが、正面からぶつかり合うと実はシューター側が有利なケースも多いです。


また、遠距離用の武器「スプラチャージャー」は癖が多く塗るのも難しいですが、とにかく射程が長くて威力は文句なし。遠くて楽しげに塗っている相手をインクまみれのイカにする気分は最高です。ジャイロ操作の細かい照準合わせが活きてくるでしょう。

塗るのに特化したのがローラー、攻撃力に特化したのがチャージャー、そして中間的な立ち位置なのがシューターです。どれも一長一短になっているうえ、プレイヤーの腕前やマップ構造によっても良し悪しが変化します。製品版ではさらに武器が増えますので、好みにあった武器をいろいろ使えるのは間違いないでしょう。


ほかにも、さまざまなボムを投げられる「サブウェポン」や、ゲージが溜まると使える「スペシャルウェポン」を駆使すれば、さらに戦略は奥深くなります。


そして、イカの姿になってインクの中に潜るのも重要な要素です。インクに潜ると攻撃はできませんが、その代わりに高速移動が可能なうえ、銃のインクを補充することができます。

そのため、イカで相手の死角に回ったり、一箇所に留まって隠れることができますす。また、相手との距離を詰めたり逆に逃げたり、細かく動いて周囲の安全確認にも使えます。さらに、イカ状態でジャンプすると遠くの場所に行けることも。

ただし、イカ状態は倒されやすいうえ、敵チームのインクの中では動けないので注意が必要です。ヒトの落ち着いた射撃状態と、イカの素早い移動状態、これらがアクションの広がりを作ってくれるうえ、試合の中で緩急をつけてくれます。


また、チームワークも重要です。やられた時は味方の元へ大ジャンプして援護しに行くこともできますが、下手をすればうっかり敵陣に突っ込んでしまったり、その味方が既に塗りきった場所へ飛んでしまうのです。

ほかにも、塗りに専念しているローラーを持った仲間を守ったり、あるいは仲間たちが敵を引きつけている間に塗りに行ったりと、戦術もさまざま。本作はボイスチャットなどはないので、戦場の雰囲気をうまく掴んで戦いに挑みましょう。

◆総合的な感想について



私は2時間ほど試射会に参加しましたが、時間があっという間に過ぎていきました。対戦アクションゲームとして作りこまれていることは疑いようもなく、基礎はしっかりしているでしょう。全世界的に行われていた体験会ですが、マッチングなども問題なくラグが目立つ試合もほんの少しでした。

あとは製品版でどこまで遊びの幅が広がるのか、そして的確なランク分けがされるかといった部分がカギでしょう。良くできている対戦ゲームであったとしても、実力差のありすぎる相手と対戦することになったり、あるいはまともに遊べない環境になっては人が離れて行ってしまいます。

さすがにそこまで先のことを試射会だけで判断できません。ですが、長期的なアップデートの実施や、上級者向けの「ガチマッチ」の実装が予告されていることを考えると、私はとても期待できる作品であると感じました。この手の対戦ゲームに慣れていない人はもちろん、新たな対戦ゲームを求めているガチ勢まで、幅広く受け入れられる作品になるかもしれません。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

『スプラトゥーン』は2015年5月28日発売予定で、価格はパッケージ版・DL版ともに5,700円(税別)です。

(C)2015 Nintendo
《すしし》

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