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【TGS 2014】ドコモ、キン肉マンで電波強化!?会場でスマホの回線を測定してみた

 18日から幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2014。NTTドコモではイベント期間中、キン肉マンとコラボし、電波状況の改善や、dゲームでのキャンペーンをアピールしている。

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“火事場のクソ力”で電波強化!?……東京ゲームショウ2014「ドコモ×キン肉マン」
  • “火事場のクソ力”で電波強化!?……東京ゲームショウ2014「ドコモ×キン肉マン」
  • “火事場のクソ力”で電波強化!?……東京ゲームショウ2014「ドコモ×キン肉マン」
  • 会場内で実測調査
  • セガブース前はかなりの人でにぎわっていた
  • 火事場のクソ力!
  • NTTドコモの提供による「携帯電話充電コーナー」。dゲームの告知も行われていた
  • ナンバーロックなので気軽に端末の出し入れが可能
  • ドコモの移動基地局車
 18日から幕張メッセで開催されている東京ゲームショウ2014。NTTドコモではイベント期間中、キン肉マンとコラボし、dゲーム「キン肉マン超人タッグファイト」向けの限定カードを海浜幕張駅前で配布。記載のQRコードにアクセスすると、ゲーム内で使えるオリジナルキャラクター「ドコモダケマスク」を入手できるキャンペーンを行っている。

 会場内の「携帯電話充電コーナー」では、無料で携帯電話を充電できるミニロッカーを設置。ここでもキン肉マンとのコラボポスターを掲出し、取組みをアピールした。ブーススタッフに話を聞くと、「みなさんブースに並んでいる時に携帯を使うようで、開場から閉場まで絶えずお客様がいらっしゃいました。キン肉マンとのコラボでは“肉”のシールと限定のカードをサンプリングしていますが、シールは顔などの目立つところに貼って頂けているようでうれしいです」と話した。

 ドコモでは電波強化のため、今年も移動基地局を出しているが、先ほどのブーススタッフによると「基地局車にも肉のシールが貼られていますのでぜひ探してみて下さい」とのこと。気になって実際に見に行ってみると、一見、ドコモのロゴが入った通常仕様の基地局車に見える。が、さらに近づいてよく見てみると、「docomo」の“o”の文字の中に“肉”のシールが。。。なんというか、非常にシュールな仕上がりになっていた。ただし性能はいつもの通り、会場外にできた待ち行列に向けて、快調に電波を発していた。

 混雑する会場内についても、電波状況はもちろん気になってくる。ドコモではこの夏、大規模なイベント会場でのエリアサービス強化に力を入れているが、果たして今回はどうだろうか。

 NTTドコモの「GALAXY S5 SC-04F」および「iPhone 5S」を利用して、会場内での速度調査を実施した。計測には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用。18日の午前中に各ポイントで3回計測を行い、その平均値を算出している。

 まずは各社のブースが設置されたホール内だが、ゲームショウが開催されている幕張メッセのメインホールは、大きく3つに区切られた構造となっている。このうち、最も多くの人でにぎわっていたのが、スクウェア・エニックやカプコンなどが出展していた1から3のホールだ。その中央にあたるセガブース前で計測したところ、下りはGALAXY S5が81.31Mbps、iPhone 5Sが71.26Mbpsを記録。上りはGALAXY S5が17.50Mbps、iPhone 5Sが13.62Mbpsという結果となった。

 また、バンダイナムコゲームスやコーエーテクモゲームスが出展している4から6のホールでは、日本マイクロソフトブース前で計測したところ、下りはGALAXY S5が86.44Mbps、iPhone 5Sが68.65Mbpsを記録。上りはGALAXY S5が22.98Mbps、iPhone 5Sが17.06Mbpsだった。一方、物販やゲームデバイスの展示が行われている7から8のホールだが、スクウェア・エニックス ミュージックブース前で計測したところ、下りはGALAXY S5が96.63Mbps、iPhone 5Sが85.05Mbpsを記録。上りはGALAXY S5が29.53Mbps、iPhone 5Sが22.4Mbpsだった。

 そのほか、入場受付に行列ができていた2階エントランスだが、下りはGALAXY S5が43.63Mbps、iPhone 5Sが40.5Mbpsを記録。上りはGALAXY S5が12.24Mbps、iPhone 5Sが7.25Mbpsだった。最後に、講演やライブイベントなどが行われるイベントステージだが、これは会場の奥まったところに設置されており、下りはGALAXY S5が72.32Mbps、iPhone 5Sが67.80Mbpsを記録。上りはGALAXY S5が20.04Mbps、iPhone 5Sが15.82Mbpsという結果になっている。

 最速値を見てみると、ホール内では下りで106.77Mbps出ている地点もあった。最混雑する一般公開日ではないにしても、これはかなりの好記録と言える。

 こうしたイベントにおける取り組みは、ドコモ ホームページで「よりつながるイベント一覧」として公開されており、RBB TODAYでもそのうちの幾つかの取組みを取材してきた。LTEエリアの拡大や、移動基地局車や人間Wi-Fiなどの展開、過去のイベント対策におけるノウハウの蓄積などによって、大型イベントでの通信環境はかなり改善してきている印象だ。この夏の取組みは、今回のゲームショウで一段落といったところだが、来年以降、今年得た新たなノウハウを活かすことで、より快適な通信環境が来場者に提供されることを期待したい。

“火事場のクソ力”で電波強化!?……東京ゲームショウ2014「ドコモ×キン肉マン」

《丸田@RBB TODAY》
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