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【日々気まぐレポ】第60回 『SRW OG1』初プレイアブル機体としても懐かしい「ビルトラプター」のプラモを発掘!ゲーム玩具レビュー

その他 玩具

ビルトラプター
  • ビルトラプター
  • ハイパー・ビームライフル
  • 予備エネルギーカートリッジホルダー
  • フライヤーモード
インサイドを御覧の皆様、こんにちは。ライターひびきによる「ほぼ」隔週連載「日々気まぐレポ」、第60回目でございます。

お盆休み真っ只中、皆様如何お過ごしでしょうか。毎度休みの度に積みゲーを崩すだの積みプラを崩すだのと宣いてはいるものの、減るばかりかむしろ増え続けている筆者であります。いやぁ、最近は特にゲームのほうが溜まりっぱなしです。いまだ新たなクエストが配信され続けている『モンスターハンター4』をはじめ、先日発売されました『閃乱カグラ2 -真紅-』などなど、オンライン協力プレイが楽しいゲームはついつい時間を忘れてやってしまうもの。特にお休みとあれば人が集まりやすいですからね、やらなければいけないことそっちのけで優先してしまったり、あぁやめられないとまらない。

が、そんなわけにも行かないので、積んでいるものは崩していかなければなりますまい。というわけで、本日は「発掘!ゲーム玩具レビュー」の第4弾といたしまして、コトブキヤから発売されています「S.R.G-S ビルトラプター」のレビューをお送りします。S.R.G-Sシリーズは『スーパーロボット大戦』に登場するオリジナルロボットのプラモデルシリーズ。先日、本連載でご紹介しました「ゲシュテルベン改(セレーナ機)」もこのシリーズ・ナンバー51のプラモ。そして今回のこの「ビルトラプター」のナンバーは18。かなり前のキットですね。まぁそれもそのはず。このプラモデルが発売されたのは2007年。いまから7年前ですよ。これはちょっとしたレトロアイテムではないか、ということで今回の企画と相成っているわけであります。では早速レビューしてまいりましょう。

◆人生やまり谷ありビルトラプター


毎度おなじみ機体解説コーナー。本機はゲーム『スーパーロボット大戦OG』シリーズで活躍するPT(パーソナルトルーパー)です。初出はPS『スーパーロボット大戦α』っぽいのですがゲームに本格的に登場したのはGBA『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』が初の事になります。キョウスケルートの1話目に登場し、プレイヤーが最初に動かす機体とあって、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

このビルトラプターの形式番号は「PTX-006」。マオ社が開発した人類史上初の人型機動兵器「ゲシュペンスト」から数えてと3機種目にあたり、PT黎明期の機体と言っても過言ではない、かなりレアな機体です。PT初の「可変機」で、フライヤーモード(FM)という戦闘機型に変形することが可能。当時のPTが苦手としていた対空中戦を見据えて開発された機体となっています。また、FMの主推進器となる大型バーニアスラスターのおかげでPT形態でも長時間の滞空を可能としており、DC戦争初期当時の「PT」としてはかなり画期的な機体だったのです。

しかして、その生涯は波乱の連続でした。本機はタイプLとタイプRの2機が建造される、言わば兄弟機になる予定だったのですが、そのうちタイプRは組み上げ前に登録が抹消されています。というのも、タイプLが組み上がってまだ変形機構にトラブルを残していた頃、政治的思惑が介在する実戦テストが強行されるという事件が発生しました。結果、タイプLは緊急時変形テストの事故で大破、パイロットは重症という大惨事に至りました。この件の後、開発メーカーに送り戻されたタイプLは組み上げ中だった兄弟機であるタイプRのパーツを使って修復・改修を受けたのです。

その後のビルトラプターはスペースノア級万能戦闘母艦弐番艦ハガネの艦載機としてSRX計画に預けられました。DC戦争やL5戦役ではリュウセイ・ダテ少尉やラトゥーニ・スゥボータ少尉といったエースパイロット達により華々しい戦果を上げ、無事終戦まで戦い抜いた本機でしたが、可変機としての後継機にあたる「R-1」の登場や、「ヴァイスリッター」をはじめとしたPT形態でも飛行を可能とするテスラ・ドライブ搭載機の台頭により、実戦配備直後から徐々に活躍の場を奪われていきました。L5戦役後はとうとう量産機にまでテスラ・ドライブが搭載、飛行可能となり本機のアドバンテージは尽く消え去っていったのです。

その後は特殊戦技教導隊預かりとなり、インスペクター事件・バルトール事件では活躍があったものの「平時に使われる繋ぎの機体」として、どうにも影の薄い存在となってしまいました。修羅の乱後にはテスラ・ドライブ搭載等の改修を受け「ビルトラプター・シュナーベル」として鮮烈な再デビューを果たすことになるのですが……これはまた別のお話。

ともかくとして、パイロットに恵まれ生涯第一線で活躍は続けたものの、機体としての評価はやや難しい……というか、第一線に本機が現れた当初からAMが制空権を有している様な状況では既に性能は相当に時代遅れなものであった、と評さざるを得ない機体でした。もっとも、そんな所がビルトラプターの魅力なんですがね。試作機なんて、それも可変機なんてのはロマンですよ。ロマン。

◆意外にも組みやすい


本キットのランナー数は16枚。うーんさすがに最新のキットと比べるととっても少ないです。が、それでも色分けはかなり出来ている方で、7年前発売のキットとは思えない完成度を誇ります。一部の色分けは塗装済みパーツが使用されているという点もかなり革新的で、少ないランナー数で最大限の機体色が再現されています。

また、ランナー数が少ないということはパーツ数も少ないということ。可変機ということでやや胴体の組み立てが煩雑ではありますが、それ以外の部分はとても組みやすく、素直なキットとなっています。実際、筆者は1日で組み上がってしまいました。

◆幅広いプレイバリュー


付属品としては、交換用手首のほかはハイパー・ビームライフルとシールド形の予備エネルギーカートリッジホルダーがセットされています。ホルダーに装着されている予備のエネルギーカートリッジは実際にハイパー・ビームライフルのカートリッジと交換することも可能です。武装としてはやや寂しいですが、最低限のものは付属しています。

特に予備エネルギーカートリッジホルダーなど「設定としては存在するもののゲーム内ではあまり目にすることのない装備」を楽しめるのはやはりプラモデルならではですね。この他にコールドメタルナイフでもあればプレイバリューが広がったかな、とも思いますがそのへんは、同シリーズのR-1などから流用してやると更に楽しめるかもしれません。

しかし、本キットのプレイバリューはその装備品のみにあらず。なんと、設定通りフライヤーモードに変形させることが可能なのです。変形は所謂ゼータ方式。一部、差し替えパーツを使うことになるのですが、同スケールのガンプラなどに比べても最小限の差し替えパーツで済むようになっています。また、ディスプレイ用のスタンドが付属したり、ジョイントを隠すカバーパーツが取り付けられるなど、配慮も行き届いているように感じますね。これで7年前のキットだというのですから驚きです。また、ハイパー・ビームライフルは差し替えてHBRアンダー・キャノンに変形させる事が可能で、エネルギーカートリッジホルダーはもちろん、このアンダーキャノンも設定通り懸架することが出来ます。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

このビルトラプター、シリーズ初期にして塗装済みパーツはあるわ、変形は可能だわと驚きの完成度を誇るキットになっています。その分パーツのポロリや、やや可動範囲などに難があるものの、久々に「組み立ててる手順そのものが楽しい」ということを思い出させてくれたキットでもありました。現在では若干入手が困難なアイテムではありますが、店頭のプラモコーナーなどでお見かけした際には是非とも手にとって欲しい逸品であります。

(C)SRWOG PROJECT


■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
コトブキヤの1/100スケールキットに付属する
パイロットのフィギュアが結構お気に入り。
あれ、S.R.G-Sシリーズでも復活しないかなと
アンケートに書く簡単なお仕事に今日も従事します。

Twitter:@hibiki_magurepo
《ひびき》

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