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スクエニ、サイトに巨大バナー設置で「フィッシング詐欺」注意喚起を強化 ― 『ドラクエX』大量購入事件も影響か

スクウェア・エニックスは、アカウント管理システムを偽装したページに誘導して会員情報を盗用する「フィッシング詐欺」についての注意喚起を強化しています。

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スクエニのサイトトップページに巨大な注意喚起バナー
  • スクエニのサイトトップページに巨大な注意喚起バナー
  • 「フィッシング詐欺」対策を詳しく掲載
  • 筆者に実際に届いた「フィッシング詐欺」メール
スクウェア・エニックスは、アカウント管理システムを偽装したページに誘導して会員情報を盗用する「フィッシング詐欺」についての注意喚起を強化しています。

『ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア』や『ドラゴンクエストX』など、プレイヤー数の多いMMORPGを複数運営する同社は、これまでも各ゲームのプレイヤーズサイトなど、個々のゲームで「フィッシング詐欺」についての注意喚起を行ってきました。6月19日頃からは、同社の全事業のポータルサイトとなるスクウェア・エニックスのウェブサイトのトップページに大型のバナーを掲載し、より強く注意を呼び掛けています。

「フィッシング詐欺」は、ゲームやSNSなど、会員アカウントとパスワード入力する画面を装った偽装サイトに誘導し、アカウントとパスワードを不正に入手する行為を指します。盗み出されたアカウントとパスワードを悪用し、見に覚えのない商品の購入や、アカウントの乗っ取りなどが行われるケースも少なくなく、このような犯罪行為「リスト型ハッキング」も、最近では「niconico」などの大型サイトで確認されています。

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「リスト型ハッキング」を誘発する「フィッシング詐欺」は、自己防衛が最善策であることもあり、スクウェア・エニックスでは、具体的な例を挙げて、自己防衛方法を詳しく説明・紹介するページを設置し、同社のトップページに巨大なバナーを掲載して注意喚起を実施。これまで以上に「フィッシング詐欺」対策を強化していく姿勢を見せています。

これについては、6月上旬に同社のMMORPG『ドラゴンクエストX』が、「楽天」で「リスト型ハッキング」によって大量購入されたことも受けてのものであると思われます。

■ドラクエ最新作、勝手に大量購入 楽天に不正アクセス
引用元:朝日新聞デジタル(http://t.asahi.com/exon

インターネットを通じて電子書籍などを売る通販サイト「楽天ダウンロード」が不正なアクセスを受け、人気ゲームソフト「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」の最新作が大量購入(ダウンロード)されていたことが分かった。何者かが同サイトの正規利用者のIDとパスワードを悪用。第三者への転売などを目的にソフトを大量に入手した可能性がある。

(中略)

ある正規利用者は4月以降も自分のIDとパスワードが悪用され、計12本のソフトをダウンロードしたことになっていた。楽天側は「理由は分からない」としている。

 正規利用者の個人情報が漏れた経緯は分かっておらず、利用者の中には、不正入手したIDなどを使ったコンピューターシステムへの侵入を禁じた不正アクセス禁止法違反容疑で警察に被害届を出すことを検討する動きも出ている。


『ドラゴンクエストX』ではRMT(リアル・マネー・トレード=ゲーム内などの仮想通貨を現実通貨で売買する行為)を規約で固く禁じており、発覚した場合アカウントの永久凍結などの措置が取られます。ゲーム内通貨を稼ぐ怪しいプレイヤーの多くが、外国からのアクセスによるものであることは運営・プレイヤー間では広く知られており、怪しい動作(自動で戦闘を繰り返し、通貨を稼ぐBOTなど)のキャラクターを発見した場合、運営サイドに迅速に通報するシステムもゲームに導入されています。これらのRMT行為を行う者と、フィッシング詐欺行為を行う者が密接な関係にある可能性が高いことは『ドラクエX』運営サイドからも語られており、今回「楽天」で『ドラクエX』が、不正アクセスによって大量購入された事件についても、RMT行為へつながる組織的な犯罪と関係があることがプレイヤー間でも噂されています。

『ドラゴンクエストX』のプレイヤーである筆者のもとにも、スクウェア・エニックスを語った「フィッシング詐欺」サイトに誘導するメールが来たことがあります(掲載画像参照)。これは2014年3月に受け取ったもので、日本語が不自然であるなど不審な点も多く、すぐに偽装メールであることに気付くことができました。しかしながら、偽装メールも日々巧妙に進化しており、日々わかりにくくなっているとも言われています。

このように、「フィッシング詐欺」はインターネットにおいて非常に身近に存在するものであり、自己防衛の知識は出来る限り身につけておきたいものです。今回、スクウェア・エニックスが公開したページは、同社のゲームに限らず、他のゲームやSNSなどでも有効な知識が多数掲載されています。ぜひ一度目を通して、「フィッシング詐欺」や「リスト型ハッキング」の被害者となってしまわないよう、自己防衛の知識をぜひ身につけてみてください。
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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