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【女子もゲーム三昧】72回:パッケージ版『rain』特典もチェックしつつプレイ

「女子もゲーム三昧」担当のみかめです。とうとう梅雨入りしてしまいましたね。せめてゲームの中くらいは晴れやかに…なんて甘っちょろいことは言いません。せっかくなので雨を存分に楽しんでしまおうじゃないですか。

ソニー PS3
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「女子もゲーム三昧」担当のみかめです。とうとう梅雨入りしてしまいましたね。せめてゲームの中くらいは晴れやかに…なんて甘っちょろいことは言いません。せっかくなので雨を存分に楽しんでしまおうじゃないですか。というわけで今回は6月5日に発売されたPS3パッケージ版『rain』をプレイします。

■パッケージ版には特製リーフレット

ある日、主人公の少年は雨の中に「透明な少女」を見つけ、追いかけていくうちに雨の降る夜の町へ迷い込んでしまいます。プレイヤーは少年を操作し、少女を追いかけながら不思議な街を探索していきます。元々ダウンロード用ゲームとして配信されていた本作。パッケージ版には以下の特典がつきます。
・メインテーマ「雨が映し出す物語」
・ミュージックビデオ「雨が映し出す物語」
・ダイナミックカスタムテーマ「迷子の夜」
・カスタムテーマ3種「物語キービジュアル集」「手描き設定画集」「路地裏の町めぐり」


ダウンロードして設定しましょう!

ダイナミックカスタムテーマ「迷子の夜」を設定。雨の中、少年がさまよいます。

また、パッケージ内の説明書が切り取り式のポストカードになっています。既にプレイした方でもファンアイテムとして手元に置きたいですね。


中綴じの取扱説明書の内側4ページ分がポストカードになっています。


■潜在的な恐怖を煽る

まずプレイする環境について。「雨の降る夜の街」が舞台なので夜がオススメ。幸いにも梅雨ですから、雨の降る夜がベストです。さらに部屋の照明は暗めにしましょう。窓を開けてリアルな雨音を聞きつつプレイすると没入感倍増です。

いわゆる「雰囲気ゲー」ではありますが、個人的には「絵本にしたクロックタワー」という印象で、部分的にホラーゲームをやってる気分にさせられました。敵となる「透明な怪物」は少女を執拗に追いかける人間タイプだけでなく、犬っぽいのやら虫っぽいのとさまざまなものが出てきて、潜在的な恐怖を掻き立てられます。そろそろアイツ出てくるだろう?って思ったタイミングで本当に出てきて「驚かせる気満々じゃないか!」と思わずツッコミするほどです。

誤解がないように付け足しますと、冷たい雨の降る夜の街は決して陰湿ではなく、絵本の中にいるような幻想的な雰囲気です。やわらかい雨音も攻撃的ではありません。しかし、地図もなく、頼れる存在もなくさまよう子供たちの姿を見ていると、幼少期に感じた「目に見えぬもの」への不安定な気持ちが思い出されるというわけです。後半につれ追い詰められ感も加速していきますので、それ系のホラーが苦手な方はご注意を。筆者は「透明な怪物」にかわいいニックネームをつけて凌ぎました。

■視覚と聴覚だけが生きる世界

ゲーム性そのものは至ってシンプル。カメラはプレイヤーの移動にあわせて切り替わる方式なので、奥行きのある場面では奥に行くにつれやや見辛いという印象はありましたが、マップが複雑すぎて迷子になるということはありません。


チュートリアルな内容も物語の一部に。

少年は雨に濡れると白く浮かび上がり、雨の濡れないところでは透明になります。これは敵である「透明な怪物」も同様。同じ条件で、いかに敵の目を欺き知恵を絞って逃げるかがポイントとなります。屋根のある場所に逃げたり、音を立てて注意を引いたり、時には少女と協力して危機を乗り越えていきましょう。

犬っぽい「透明な怪物」も登場しますが、犬特有の「嗅覚」はなく、近くに隠れていても気付かれることはありません。他の動物系の怪物も同様。TVゲームは人間の五感のうちの「視覚」と「聴覚」でプレイするものですが、『rain』も「視覚」と「聴覚」だけが生きる世界。ゲームをプレイする我々と操作するキャラクターが同じ感覚を使って危機を乗り越えるため、より深い没入感が得られます。

■大人の絵本風。えぐいところはえぐい

怪物から逃げるアクションは初見殺なところもあり、しかも怪物にぶつかったら即ゲームオーバー。ですが冷静に状況を判断すればすぐ乗り越えられるので、アクションができなくて進めないということはありません。次に行くべき場所や動かすべきものは白く浮かび上がるし、セレクトボタンを押すとヒントをみることもできます。また、ゲームオーバーになってもロードなく直前のシーンに戻りますのでストレスはありません。イベント部分はスキップすることも可能。ゲームが中断されることによるストレスを省き、あくまで「物語を読ませる」ことに重点を置いたテンポになっています。

執拗に追いかけてくる怪物の異様な姿といい、容赦ない攻撃といい、思った以上にえぐい演出も見られます。後半につれ、世界も捻じ曲がり、精神的に「くる」演出が多くなり…これ、主人公が生身だったら完全にceroZです。そこはあくまで「大人の絵本」仕様というわけで。


1周あたりの時間は短め。時間のない大人が寝る前にプレイするとちょうどいいボリュームです。
絵本のような世界観、静かな雨音、ドビュッシーの『月の光』に彩られた少年少女の優しい物語。疲れた心にじんわりと、まるで雨のように染み込んでくる一本です。

パッケージ版『rain』は、2014年6月5日発売予定。価格は、2,200円(税抜)です。

(C)Sony Computer Entertainment.
《みかめ》

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