人生にゲームをプラスするメディア

【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』

漫画家のRIKI氏は自身が監修・製作したジャンピングアクションゲーム『キラキラスターナイト』をBitSummitで出展しました。

任天堂 その他
【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』
  • 【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』
  • 【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』
  • 【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』
  • 【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』
  • 【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』
  • 【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』
  • 【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』
  • 【BitSummit 14】ファミコン30周年にしてハードの限界に到達した『キラキラスターナイト』
漫画家のRIKI氏は自身が監修・製作したジャンピングアクションゲーム『キラキラスターナイト』をBitSummitで出展しました。ゲームプログラムは自作された4MビットROMカートリッジに収納され、ファミコンの実機上で起動しており、いわば「新作ファミコンゲーム」として登場。多くの来場者が驚きと共にプレイをしていました。

ゲームの目的は主人公のファミちゃんを操作して、画面上に制限時間内に画面上の星(スター)を一定個数以上集めていくことです。一定のまとまりごとにスターをゲットするとコンボが発生し、スコアがアップ。シンプルな内容ですが、スコアを極めようとすると、やり応えがアップします。

もっとも、ポイントはこだわりの描画処理を実現した高い技術力でしょう。背景は最大で16段階に分割しながら多重スクロール。波のうねりはファミコンでは至難とされたラスタースクロールで表現されています。大量のスターが画面上を高速で移動するにもかかわらず、描画は実になめらかで、処理落ちもみられません。

たしかに、ファミコンでは8×8ドットで4色のスプライトを64枚、使用できます。つまりキャラクターを64個、画面上に表示して動かせるのです・・・スペック的には。しかし、実際にここまでキャラクターを表示させると、通常は処理落ちしてしまいます(そういうゲームも多々ありました)。にもかかわらず、本作では60フレームでの描画を維持しているそうです。

ターニングポイントは開発後半で元大手ゲームメーカーのプログラマーが参加したこと。ここで、一気に処理能力がブーストし、メガドライブ並の処理能力が必要とされる表現を、ファミコンで実現してしまいました。RIKI氏曰く「ファミコン30周年にして、ハードの究極の性能を引き出すことができました」と話していました。

展示品はファミコンカセットの一品モノですが、ゲームは同人誌『キラキラスターナイト パーフェクトブック』にサントラCDと共に収録され、Windows向けの同人ゲームとして発売中です。『パーフェクトブック』には完成までの開発日誌も収録されており、内容はまさに山あり谷あり。「プロジェクトの約8割が完成しないまま終わる」という同人ゲーム界だけに、読んでいるうちに身につまされ、思わず泣き出してしまう同人開発者もいるそうです。

またブースにはRIKI氏が製作したLEDによる格闘ゲームも登場。「32×16粒」の画面で滑らかに人型のキャラクターが動き、パッド操作で技をくりだせます。筐体には100円ショップなどで売られている透明プラスチックのケースを活用。遊びたいゲームを自分で作るという、まさにBitSummitらしい展示でした。
《小野憲史》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 「スイッチ2」キーカードが減るかも?ゲームカードに低コスト・小容量モデルが登場の噂

    「スイッチ2」キーカードが減るかも?ゲームカードに低コスト・小容量モデルが登場の噂

  2. 『桃鉄』ソロプレイ全物件制覇こそ、“おうち時間”を最高に楽しむエンドコンテンツ!ワンミスで資産が吹き飛ぶ地獄のサバイバル100年を生き延びろ

    『桃鉄』ソロプレイ全物件制覇こそ、“おうち時間”を最高に楽しむエンドコンテンツ!ワンミスで資産が吹き飛ぶ地獄のサバイバル100年を生き延びろ

  3. 『ダイパ』や『あつ森』は要注意!? 2台目スイッチ、遊び方やセーブ管理の注意すべきポイント

    『ダイパ』や『あつ森』は要注意!? 2台目スイッチ、遊び方やセーブ管理の注意すべきポイント

  4. 『あつまれ どうぶつの森』マルチプレイをさらに楽しむ10のコツ! 準備しておけば一緒に遊ぶのがさらに楽しく

  5. 『モンハンライズ』で手強いモンスターは?読者が選んだ投票結果ー苦しめられたハンターの生の声をお届け

  6. 『スマブラSP』一番人気のファイターは“奇妙なアイツ”!1,164票から選ばれたTOP10を紹介【読者アンケート】

  7. 『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

  8. 『モンハンライズ』の新スキル「鬼火纏」って何?驚くべき強さの秘密や注意点まで徹底解説

  9. 『スプラトゥーン3』で真っ先に慣れたいジャイロ操作のコツ―初心者はまず、思わず傾く体をこらえて!

  10. 【注意喚起】『あつまれ どうぶつの森』島を開放する際はマリンスーツにご用心─空港入り口の封鎖では対応不可、“飛び込み”で柵は無視できる

アクセスランキングをもっと見る