歌声やイラストをきっかけに、動画サイトをはじめとするネット上でさまざまな相乗効果が生まれ、初代ソフトウェアの発売から7周年を迎えようとしている今も常にクリエイティブの先端を走り続けているバーチャル・シンガー「初音ミク」。その活動の幅はゲームやライブイベントなど、留まることを知りません。世界からも大きな注目を集めるそんな彼女の歌声をそのまま演奏できるキーボードが「大人の科学マガジン特別編」として発売されます。
発売日:2014年4月3日
価格:4,980円(税別)
発売店:全国主要書店にて発売予定
体裁:B5判
対象:中高生~一般まで
付属品:ステッカー
電源:単4電池3本(別売)もしくはUSBケーブル
私たちがネットなどでよく耳にしているのはPCで制作・再生された「VOCALOID」の歌声のデータです。「ポケット・ミク」には、ヤマハが開発した音源LSI(小型チップ)「NSX-1」が組み込まれており、歌声のデータをより少ない処理で合成し高品質に再生することができる新技術「eVocaloid」が搭載されています。これにより小型のキーボードでも「初音ミク」の歌声をリアルタイムに演奏することができ、文字通り「歌うキーボード」となっていることが本製品の最大の特徴です。
■3つのモードとこだわりの機能
・デフォルトは「ドレミモード」
カーボン素材で印刷されたキーボード(鍵盤)に、スタイラス(タッチペン)でタッチするだけで、「初音ミク」が「ドレミファ~」とキーボードに合わせた音階を歌い出します。
・母音を歌う「あいうえおモード」
配置された5つボタンを押し分けることで、キーボードをタッチした際に「あいうえお」で歌わせることができます。
・用意された歌詞を歌う「プリセットモード」
あらかじめ用意された歌詞をキーボードのタッチ毎に歌います。2月21日時点でプリセットモードで歌えるものは以下の通りです。
・「こんにちは」「ありがとう」の繰り返し
・「ちょうちょう」(童謡)
・「さくらさくら」(日本の歌曲)
・「蛍の光」(日本の唱歌・原曲スコットランド民謡)
・「いろは歌」(いろは順の誦文)
・ビブラートやピッチ調整
ビブラートボタンを押すことで、歌声にビブラート(声のゆらぎ)がかかります。また、オクターブの上げ下げも可能です。
・リボンを使うと滑らかに
キーボードの上部にある「リボン」をスタイラスで滑らせると、「初音ミク」の音程が滑らかに変化します。
これらは、公式サイトおよびYouTubeにて「ポケミクでできること その1」として、動画でわかりやすく紹介されています。ぜひチェックしてみてください。
■紹介動画「ポケミクでできること その1」
YouTube 動画URL:http://youtu.be/RyezC1p_pak
■自作歌詞を演奏させることも可能
ウェブ上の専用アプリを使用することで、自分が入力した歌詞を演奏することもできるようになるそうです。連動するアプリなどの詳細は公開されていませんが、この機能を使用することで、オリジナルの歌詞を歌わせたり、既存曲のカバーなども可能になりそうです。
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PCで音楽を作ったりといった難しいことがよくわからない人も、「ポケット・ミク」さえあれば、簡単に、直感的に「初音ミク」の歌声を楽しむことができます。すでにネット上で大きな話題を呼んでいるアイテムなので、購入を検討している方は、ぜひ早めに予約をしておきましょう。
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(C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net
VOCALOID(ボーカロイド)は、ヤマハの登録商標です。
eVocaloidは、ヤマハの商標です。