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人気FPSチームのスポンサーや新型ディスプレイを続々発売 ― 積極的にゲーミングに取り組むBenQインタビュー

ゲームビジネス 開発

人気FPSチームのスポンサーや新型ディスプレイを続々発売 ― 積極的にゲーミングに取り組むBenQインタビュー
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製品開発担当Scread Liao氏

対戦型FPSに特化した人気ゲーミングディスプレイ「XL2420T」の上位機種「XL2420TE」、さらにはゲーマーから要望の高かった「XL2411T」を遂に日本国内で発売したBenQ。同社の代表執行役社長 沢尾貴志氏、セールス&マーケティング担当の下平宗治氏、アジアパシフィックのディレクターSunny Chang氏、そして製品開発担当Scread Liao氏に、積極的にeスポーツ分野に取り組むその姿勢や戦略、製品デザインについて話を聞きました。


――BenQ Japanは、最新モデルのゲーミングディスプレイ「XL2420TE」を発売しました。旧モデルである「XL2420T」は発売からおよそ2年が経過していますが、その2年を振り返ってみて、セールス面やユーザーの声はいかがだったでしょうか?

Scread Liao: 「XL2420T」は、とても成功したモデルだと感じています。販売も好調で、とりわけ欧米で、もちろん日本でも多くのユーザーにご購入いただきました。この2年間を振り返るとゲーマーの皆さんをサポートさせていただいて、IEMなどのイベントもスポンサーし、たくさんのフィードバックを得ることができ、製品開発に取り入れています。それを反映したのが、新たに発売したXL2420TEなのです。

――新モデルの「XL2420TE」は、海外で一足早く出荷されていました。ゲーマーからのフィードバックは何かありましたか?

Scread Liao: 「XL2420TE」では“目にやさしい”フリッカーフリー技術を採用していて、一日15時間もプレイを練習するようなヘビーゲーマーの方からもご好評をいただいています。やはり長時間のプレイにおけるフリッカーの目への負担は相当なものですから、フリッカーフリー機能はそうしたゲーマーの皆さんに大きな恩恵があるのだと思います。

――なるほど。では、フリッカーフリー技術は今後すべてのゲーミングディスプレイに搭載されていくのでしょうか?

Scread Liao: そうです。ゲーミングモデルだけでなく、基本的にBenQの全ての製品に搭載されていくでしょう(※一部の特定製品を除く)。

――BenQをはじめ、海外では盛んに行われているプロゲーマーのスポンサーシップについて教えてください。

Scread Liao: 弊社では数々のプロゲーマーとスポンサー契約をしており、『StarCraft II』の人気プレイヤーであるGrubbyをはじめ、彼らは一般のゲーマーに対して大きな影響力を持ち、製品プロモーションの役割を果たしていると思います。

Sunny Chang: 欧米にはたくさんプロゲーマーがいるのでこうしたスポンサーシップによるプロモーションは行いやすいのですが、ひとつ例をあげると、私が担当しているエマージング・マーケットにはプロの方があまりいなくて、ユーザーの所得からみてもXLシリーズは高価な製品であり、なかなかそういう文化がなくて苦労しました。とはいえ、昨年シンガポールで開催されたIEMのような大会をサポートすることで、「ゲーミングディスプレイはこういうもの」「こんな機能がある」と徐々に存在が浸透し、実際にセールスも上がってきています。

アジアパシフィックのディレクターSunny Chang氏

――では、日本ではいかがでしょう?

下平宗治: 日本では東京ゲームショウや、オンラインFPSタイトルのオフライン大会などのe-Sports大会に、ディスプレイの協賛やイベントでのプレゼント商品の提供などを、一昨年から継続的に取り組んでいます。また、今年からはさらにワンステップ進んで、『AVA(Alliance of Valiant Arms)』の強豪チーム「DeToNator」とスポンサー契約を交わし、XL2420TEを提供してチームの活動をサポートさせていただいております。

弊社の狙いとしては、コアなゲーマーの方から、XLシリーズはゲーミングディスプレイとして一定の評価をいただき、成功をおさめることができたので、次のターゲットとして、もう少しライトなゲームユーザーの方に、BenQのゲーミングディスプレイを使っていただきたいと考えています。ゲーミングチームをサポートすることで、カリスマ性のあるゲーマーからゲーミングディスプレイの活用方法や製品の利点を訴求できればと考えています。特に、XL2420TEやXL2411Tに搭載されている、ちらつきゼロのフリッカーフリーバックライトの効果など、ゲーマーのリアルな声を届けたいですね。

『AVA』を選んだ理由は、ゲーム自体が200fpsまで対応しているので、144Hzに対応している弊社のディスプレイを最大限活用していただける点がひとつ。そして、PCのオンラインFPSとしてはプレイヤー数が日本国内で最も多く、オフライン大会では1000人から2000人くらいのファンの皆さんが集まるので、人気のあるゲーマーを通してディスプレイの魅力が広く伝わっていくのではないかと考えています。

――ゲーミングディスプレイの今後の製品展開や戦略について考えをお聞かせください。

Scread Liao: ゲームの市場は大変重要だととらえていますので、これからもゲーマーの皆さんに満足していただけるような機能の実現に向けて製品開発をしていきたいと思います。実際に今、画面の暗い部分が見えるようになるBlack eQualizer(ブラックイコライザー)といった機能を搭載していますが、ユーザーの皆さんが認識している問題点や課題であったり、普段認識していない部分で何か不便を感じていないか、BenQ本社でリサーチ会社からフィードバックを取りながら開発をしています。そうして色々な情報を交えながら、どのような製品が受け入れられるのかをよく見ながら、これからも製品開発を行っていきたいと思います。

セールス&マーケティング担当 下平宗治氏

――では、ベンキュージャパンとしての今後のゲーミングへの取り込みについて教えてください。

下平宗治: そうですね。引き続きFPSの大会等で機材のサポートなどをしながら、製品認知を高めるということと、ライトなユーザー層に向けて、今回のDetonatorへのスポンサーをはじめ、様々なプロモーション活動で、眼に優しいフリッカーフリーの利点や、ゲームで良いパフォーマンスを発揮できることを考えた製品であるという訴求を行っていきたいと思います。

沢尾貴志: 全体のラインナップの中でもゲーミングは重要な柱の1つとしてとらえています。一般的なディスプレイ市場は、タブレットやスマホの台頭でシュリンクしつつあるPC市場とともに今後の伸びは期待できません。また、製品自体もコモディティ化が進んでいますので、ユーザーの皆様にいかに付加価値を提供できるかが重要だと考えています。その意味でも、ゲーミングでは現在のラインナップを含め、今後もわれわれの強みを生かしていきたいと思いますし、ゲーミングディスプレイと言えばBenQと言っていただけるようなポジションを築きたいと考えています。

BenQ Japan代表執行役社長 沢尾貴志氏

並行して、グラフィックスやCAD/CAMなど用途に特化した製品を提供することで、これまでとは異なるユーザーの皆様に付加価値を提供するとともに、一般のお客様にもスマホやタブレットをMHLで接続するなどディスプレイの用途の幅を広げるような提案をしていきたいと考えています。

――分かりました。本日はありがとうございました。
《編集部》

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