上映終了後には舞台挨拶も実施され、主人公・ベヨネッタ役の田中敦子さん、ジャンヌ役の園崎未恵さん、木崎文智監督が登壇した。キャストの二人は黒を基調としたドレス姿で現れ、観客から大きな拍手が送られた。
本作の魅力は何と言ってもベヨネッタの持つ妖艶な雰囲気である。彼女のトレードマークであるメガネをかけて舞台挨拶に臨んだ田中さんも、その虜になってしまった様子。2009年に原作ゲームのPVで役柄を演じた時から、ベヨネッタに恋をしていたと打ち明けた。
ベヨネッタのキャラクターについて聞かれると「すべてが好きなんですけれど」と前置きをした上で、内面からにじみでる女性的な強さを挙げた。今回の映画版は4年越しのキャスティングとなっており、「わたし自身が"昇天"するような気持ちで、楽しく演じさせていただきました」と、劇中のセリフを交えながら喜びを伝えた。
一方、園崎さんはゲームが大ヒット作かつ英語音声だったことに触れ「原作のファンの方のイメージを裏切らないところで頑張っていきたいと思いました」と語った。また、アクションシーンは「台本を追っていると、あっという間に絵が過ぎてしまう」ほどのスピードで、アフレコ時に苦労したことを振り返った。
その疾走感溢れる場面を創りあげた木崎監督は「とにかくゲームがものすごい密度の作品でして、これをアニメ化するということで、いつもの作業の倍以上の労力が必要だったかなと思います」と話している。アフレコと同様に制作現場も過酷だったようだ。監督は「原作のイメージをアニメーションで落とし込めていれば幸いです」とファンに向けてコメントした。
その後、一番好きなシーンに話が移ると、田中さんはジャンヌとの戦いの場面を挙げた。「ジャンヌとベヨネッタの繋がりが全編通して描かれていますので、それを象徴する素敵なシーンだなと感じています」とその理由を明かした。
そして最後のフォトセッション時には、映画祭のオープニンググリーンカーペットで観客を大いに賑わせた橋本真帆さんも参加。ベヨネッタを忠実に再現した衣装や銃を身に纏い、『BAYONETTA Bloody Fate』のワールドプレミアに花を添えた。
[高橋克則]
『BAYONETTA Bloody Fate』
11月23日(土・祝)より、全国10劇場にて2週間限定劇場公開
http://www.bayonetta-movie.com
第26回東京国際映画祭
http://tiff.yahoo.co.jp/2013/jp/
「BAYONETTA Bloody Fate」東京国際映画祭に 田中敦子、園崎未恵、木崎監督が登壇
《高橋克則》関連リンク
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