携帯電話向けコンテンツ配信で急成長したインデックスは、M&Aを通じて事業を拡大、最盛期には売上高が1000億円を超えましたが、買収事業の利益貢献は薄く、苦戦を強いられてきました。一時は日本振興銀行グループとの協力関係で経営再建を図りましたが、同行の破綻もあり頓挫していました。
M&Aした事業を次々に売却していったインデックスですが、同社が合併を後押ししたタカラトミーの傘下(もともとはタカラ傘下)にあったアトラスは継続して保有し、2010年には完全子会社化。その後は「アトラス」ブランドによる家庭用ゲーム事業、インデックス本体によるソーシャルゲーム事業やモバイル関連事業を営み、ゲームが主力となってきました。
特に「アトラス」ブランドは、「ペルソナ」シリーズのメディアミックス展開や、依然として高い人気を続けている「真・女神転生」シリーズなどで現在でも高い評価を受けています。
しかし、本年6月に循環取引を用いた粉飾決算の疑いで証券等監視委員会の強制捜査を受け、自主再建を断念。同月、民事再生手続の開始を申し立て、スポンサー企業の選定を行ってきました。
8月には第1次入札を実施し、多数の入札と2次入札に向けた候補数社を選定したことを明らかにしていました。スポンサー企業については本日午後にも発表と報道されています。
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