映画やテレビ番組のプロモーションの急拡大で、近年、コミコンは大盛況が続いている。2013年も引き続き、多くの来場者を集めて活気に満ちている。
会場の拡大も続いている。コミコンの会場は、これまでサンディエゴ・コンベンションセンターを主会場に両隣のヒルトンホテル、マリオットホテルをサテライト会場としてきた。2013年は新たにマイクロソフトがスポンサードするグランドハイアットホテルのXBOXラウンジを公式会場とした。また、ダウンタウンのホートンプラザホテルには、初の試みとしてLYCEUM THEATERとタイトルした上映・トーク企画を設けた。
XBOXラウンジは年々拡大するゲームジャンルの成長を象徴する。今年は、エキジビットホールでもゲーム企業のスペース位置が大きく変えられ、従来よりも人目を惹く演出がされた。マイクロソフトと同様、任天堂、セガ、バンダイナムコゲームスなどが主会場以外に、独自の会場を設けている。
LYCEUM THEATERは、小さな会場で登壇者と来場者がトークをするというものだ。巨大化が進む中で、手薄になりがちな、ファンコミュニケーションの場を目指しているようだ。今後の新たな動きになるのか気になるところだ。
会場で目立つのがコミックスよりも、映画や人気のテレビドラマといった流れも例年どおりだ。特に映画は2013年秋から2014年にかけてのSF、ファンタジー作品、テレビドラマは人気シリーズに秋以降の新作タイトルを盛り込むのが常套手段となっている。
なかでも目を惹いたのは、スーパーヒーローもののキャラクターだ。映画『マン・オブ・スティール』が大ヒットになったばかりのスーパーマン、ゲーム『Batman: Arkham Origins』も発売されたバットマンなどである。
スーパーヒーロー以外では、2013年10月公開の『Ender's Game』、2014年5月公開の『Godzilla ゴジラ』が、共に大型パビリオンをダウンタウンに設け、存在感を放った。
一方、2012年は『フランケンウィニー』の大キャンペーンを行ったウォルト・ディズニーの存在感が薄かった。また、2012年に同社に買収されたルーカスフィルムも勢いが感じられなかった。
コミコン・インターナショナル(サンディエゴ・コミコン)
http://www.comic-con.org/cci
サンディエゴ・コミコン、映画・テレビドラマが席捲 ゴジラやスーパーマンなどが2013年の目玉
《animeanime》編集部おすすめの記事
特集
その他 アクセスランキング
-
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」40周年記念!宮下あきら(魁!!男塾)、桂正和(I”s)ら伝説級作家10名によるスペシャルイラストが超豪華
-
【TGA2025特集】GOTYノミネート作6選!新たな歴史を築いたターン制RPGからスイッチ2の注目タイトルまで栄冠を手にするのは…
-
『ポケモン』イーブイを始めとする“ブイズ”9匹が勢揃いでフィギュア化―360度どこから見てもカワイイ!
-
アニメ「ちいかわ」新シリーズ放送開始で「ハチワレの声変わり」が再び話題―新録のEDにも「成長を感じる」と温かい声
-
まだ予定もないけど、読者が選んだ「PS2クラシック」収録タイトルはこれだ! ユーザーの想い、関係者に届け・・・【20周年記念アンケート】
-
期待されるアニメ『ウマ娘』4期の主人公を、15年以上の競馬好きがガチ予想!その鍵は「スピカ関係者」かつ「憧れの存在がいるかどうか」
-
『ウマ娘』人気投票結果発表!3,000人以上から選ばれた“No.1育成ウマ娘”は?
-
シャア役・池田秀一さんのナレーションも!NHK「沼ハマ」ガンダム特集回が11月29日放送―ファン1万人が選ぶランキング発表など
-
『真・女神転生V』“美人&美少女”悪魔のオンパレード! お預け小悪魔からチラ見せ美女までお届け【フォトレポ】
-
『遊戯王』エラッタを受けたはずが禁止カードに!『王宮の勅命』はなぜ二度死んだのか









