3年ぶりの新作は、バンキングに乗っ取られた「ドンキーコングアイランド」を奪い返すために、ドンキーコング、ディディコング、ディクシーコングたちが冒険に出ます。基本的なゲームプレイは横スクロールアクションですが、時にはカメラアングルがダイナミックに動き、毛並みまでふさふさに描かれたドンキー達が活き活きと描かれます。
今回のデモでは「1-1」「1-4」「1-8」「2-6」という4つのステージが遊べましたが、今回は基本となる「1-1」を選んでみました。
本作では1プレイヤーと2プレイヤーの2種類が選べ、ドンキーコングとディディコングのコンビで冒険に出発です(相棒は他にも存在する模様)。両方をプレイしてみましたが、「1-1」に限ってはコース中で異なる部分はありませんでした。協力でき、ハートもそれぞれが持つことになるので、難易度が下がるイメージでしょうか。
横へ横へと進んでいく横スクロールアクションはこれまでと同様、と思いきやステージの序盤から新要素である水に潜るシーンが登場。ドンキーは外観からは想像も付かないような俊敏な泳ぎを見せます。雰囲気は横スクロールマリオの水中に近いですが、泳ぎの上手さは遥かに上回ります。
ステージはすぐに地上に戻ります。過去作のように、バナナを100個集めたり、ちょっと取り辛い位置に配置された「K」「O」「N」「G」というパーツを集めていくやり込み要素は変わりません。
新しいアクションとしては、地面にある取っ手などを引っ張る、というアクションが追加されていて、何かしらの仕掛けが発動するようになっています。今回遊べたステージでも、先に進むために引っ張ったり、本筋には関係ありませんが、大量のバナナが隠された場所に進めたり、といったことがありました。怪しいものを見つけたら、とりあえず引っ張る、です。
ステージ後半では過去作でもお馴染みの「タル大砲」に入って狙いを定めて飛んでいく仕掛けが登場。ここではアングルが真横から、ダイナミックに変化して迫力のビジュアルで体験できました。
本作は「Wii U GamePad」のみでのプレイにも対応していて、テレビでのプレイと全く同じような体験が可能です。遊ぶスタイルによって使い分けることができそうです。
発売時期は未定ですが、今回遊べた「1-1」だけで完成度の高さは確信が持てるものでした。既に完成された横スクロールのアクションに、ドンキーコングの世界観を崩さない新要素が追加され、初のHDグラフィックも印象的です。更にレトロスタジオ開発ですから、後は発売日がいつだろうという事くらいしか心配は無さそうです。
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