同社がウェブ上でリリースした財務報告書の中で、新社長の松田洋祐氏は「ユーザーに何の情報も与えないまま発売日を待たせる時代ではない」と発言し「Kickstarterはクラウドファンディングの用途以外にも、ユーザーとの相互関係を築くことができ、開発中のタイトルをマーケットに結びつけることができると信じています」と、新たなプロモーションのアイディアを語っています。
またValve社が運営するSteam GreenlightとEarly Accessについても「頻繁にユーザーと接触することで市場のニーズを把握できる非常に興味深いもので、有効な活用方法を考えています」と述べています。
クラウドファンディングの新たな活用を模索するスクウェア・エニックスが今度どのような具体的なアプローチを仕掛けてくるのか注目が集まると共に、この指針は2013年3月期の連結決算の報告で苦戦が伝えられている同社が、新体制のもとでドラスチックな改革を図る手始めの一歩ではないかとも受け止められています。
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