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【カジュアルコネクトアジア2013】AppAnnieが豊富なデータで示す今のアプリストア

ゲームビジネス その他

AppAnnieのJunde YU氏
  • AppAnnieのJunde YU氏
  • 2013年3月のハイライト
  • AppStoreとGoogle Playのダウンロード数比較
  • App StoreとGoogle Playの収益比較
  • 国別のApp StoreとGoogle Playのダウンロード数比較
  • 国別のApp StoreとGoogle Playの収益比較
  • AppStoreの国別の変化
  • Google Playの国別の変化
アプリストアのデータ分析で成長するAppAnnie(日本のInfinity Venture Capitalも出資しているそう)のJunde YU氏は「Global Trends in App Store Monetization」と題して講演。豊富なデータを用いて市場を概観しました。記事中の数字は全てゲームカテゴリに限定したものです。

App StoreとGoogle Playの売上は引き続き増加を続けていて、牽引するのはゲームです。一般的に言われているように、特にGoogle Playの市場が急速に立ち上がりつつあります。YU氏は「昨年確立されたアプリ内課金というビジネスがゲームを中心に広く採用されていっている」と述べました。

月別のダウンロード数で見るとホリデーシーズン(時間に余裕ができる)が飛び抜けたり、2月(3日間=10%少ない)に落ち込むという傾向はありながら、全体的には右肩上がりの成長を続けています。ダウンロード数はApp StoreとGoogle Playはそれほど変わらず、収益ではiOSが倍くらいのリードを持ちながら、Google Playが急速にキャッチアップしているという状況です。

地域別に見ていくとダウンロード数では米国が圧倒的ですが、収益は日本がかなり追いついてきました。特にGoogle Playでは日本が逆転していて、次いで韓国、そして米国という順になっています。逆に3カ国以外ではGoogle Playは殆ど収益を上げていません。ダウンロード当たりの収益も日本が圧倒的で、App Storeは1.83ドル、Google Playでは1.89ドルに達しています(平均ではApp Storeが0.59ドル、Google Playが0.25ドル)。これについて●●●●氏は「キャリア決済が導入されているのは3カ国のみで、これが要因だと考えられる」と分析していました。

YU氏によれば収益性はスマートフォンとタブレットで比較するとタブレットは約3倍の収益性があるとのことで、各国ではダウンロード数に対する収益はタブレットの方が良いという状態になっています。しかし市場の特殊性か、これは日本だけには当てはまらずダウンロード数が極端に少なく、収益性でも大きく劣るという数字が出ています。タブレットの普及は日本以外では急速に進んでいて、ここシンガポールの街中でも感じることができました。

日本で巻き起こっている『パズドラ』旋風はカジュアルコネクトの会場でも話題で(『Candy Crush Saga』の話も沢山出ましたね)、YU氏もトレンドの一つと紹介していました。ゲーム単体でも2013年3月のApp Store、Google Playともに1位だったと紹介されていました。売上上位の企業は世界的にも固定されていく傾向があるようで、上位5タイトルの顔ぶれは1-3月で変化がなかったそう。そしてSupercell、Kabam、EAが上位10タイトルのうち2タイトルずつを占めています(App Store)。

様々なデータが紹介されましたが、ポイントとしてはiOSとAndroidの市場がいずれも収益性の高いものになってきたこと、そしてスマートフォンだけでなくタブレットも重要(むしろこちらの収益性が高い)ということで、複数のプラットフォーム、デバイスでの展開がより求められているという事ではないでしょうか。クロスプラットフォームはカジュアルコネクトアジアで登壇したほぼ全てのスピーカーが成功の為に必要と言った事でもあります。寡占の傾向が見られるのは、こうした環境に投資できる企業が絞られてきたという左証かもしれません。
《土本学》

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