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【カジュアルコネクトアジア2013】地元シンポールの良質なインディゲームをPS Vitaでリリース・・・SCEセッション

シンガポールで開催されたカジュアルコネクトアジアで5月22日、SCEジャパン・アジア の永野英太郎氏と、地元シンガポールのディベロッパーで、ラットループアジアのTan Sian Yue氏が「Playstation Vita: Games for Everyone」と題して講演を行いました。

ゲームビジネス その他
SCEジャパン・アジア の永野英太郎氏(左)と、ラットループアジアのTan Sian Yue氏(右)
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  • 【カジュアルコネクトアジア2013】地元シンポールの良質なインディゲームをPS Vitaでリリース・・・SCEセッション
  • SCEジャパン・アジア の永野英太郎氏
  • ラットループアジアのTan Sian Yue氏(右)
  • 会場では東南アジアから約50名のディベロッパーが聴講した
  • SCEセッションでのスライド一覧
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シンガポールで開催されたカジュアルコネクトアジアで5月22日、SCEジャパン・アジア の永野英太郎氏と、地元シンガポールのディベロッパーで、ラットループアジアのTan Sian Yue氏が「Playstation Vita: Games for Everyone」と題して講演を行いました。

永野氏はシンガポールでも昨年12月に発売された Playstation Vitaの概要を紹介。Yue氏はPS3向け配信タイトルとして2011年11月に国内リリースされ、本年5月にPS Vita版が国内リリースされたばかりのアクションシューティング『ロケットバード:ハードボイルド・チキン』の開発事例を紹介しました。会場ではシンガポールをはじめ、東南アジア諸国からディベロッパーが50名程度参加し、講演に聴き入っていました。

Playstation Vitaの概要的な紹介(タッチスクリーン、ジャイロ、カメラなど)については、すでに多くの読者が周知と思われますので、ここでは省略します。そのかわり後半の『ロケットバード』開発事例についてレポートしましょう。

本作は主人公ハードボイルド・チキンを操作して、軍事国家アルバトロポリスの壊滅をめざすアクションシューティングです。擬人化された鳥たちが画面を駆け巡るコミカルな外見と裏腹に、戦争と革命をテーマにした重厚な世界観など、タイトルどおりハードボイルドなゲーム内容となっています。随所でインディーズバンド「New World Revolution」によるロックミュージックが流れ、ゲームを盛り上げている点も特徴です。メタクリティックでも74点と高い評価を得ています。

本作はFlashゲームとして開発され、Independent Game Festival2010で大賞・ヴィジュアルアート部門・オーディオ部門の三冠に輝いた『Rocketbirds: Revolution!』がベースのリメイク作です。受賞に注目したSCEアジアのサポートを受け、PS3向けに開発がスタートしました。コンソールでの開発経験がなかった同社ですが、SCEヨーロッパで開発されたゲームエンジン「Phyre Engine」の提供を受け、非常にスムーズに開発が進んだと言います。約1年半後、2011年の10月にPS3版がワールドワイドでリリースされ、高い評価が得られました。

この評価を得て、4ヶ月後の2012年2月にはPS Vita版での開発が発表。同じ「Phyre Engine」上で移植された結果、同年12月にはアジア地域で配信開始という、超スピード開発が実現できました。

開発チームはプロデューサー1名・リードプログラマー1名・プログラマー2名・アーティスト1名・QAマネージャ1名・リードテスター1名の全7名。これにインターンのプログラマーが3名、3ヶ月ほど加わったといいます。Vita版ではアドホック対戦などが加わったため、少々手こずりましたが、それ以外は非常にスムーズに開発できました。実際に移植版とはいえ、アーティストが1名というのには驚かされます。

最後に永野氏は本年3月に発表されたユニティとPSプラットフォームとの戦略的提携について触れました。本提携はPS VITAだけでなく、PS3・PS4・PSモバイルと多岐にわたるもので、より多くのインディゲームディベロッパーが参入しやすくなったとコメント。また組織改編でSCEジャパンとアジアが一体になった点にも触れ、一緒に市場を盛り上げていきましょうと締めくくりました。

SCEのインディゲームに対する取り組みとしては、『風ノ旅ビト』『アンフィニッシュドスワン』などのタイトルが良く知られています。一方で本作のようにアジアでも同様の取り組みが行われていることに、個人的にも驚かされました。またメタクリティックで好スコアをとるタイトルがシンガポールから登場してきた点も特筆すべき点でしょう。今後も同様の取り組みで、良質なインディゲームがコンソールで気軽にプレーできるようになることを期待したいところです。
《小野憲史》
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