イベントステージに登壇した、ソニー・コンピュータエンタテインメント・ヨーロッパのプレジデント、ジム・ライアン氏は、この成功について「テクニカルな部分が世界一であること、完璧主義者である山内さんの自動車にかける情熱は、ゲームを触れば感じることができます」と、プロデューサーである山内一典氏へ祝福の言葉を述べました。
日本発のレーシングゲームが、ヨーローパ市場で受け入れられ、自動車文化では歴史の深いヨーロッパを舞台に15周年を記念するイベントが開催されたことに、山内氏の喜びもひとしおだったに違いありません。
ライアン氏は「グランツーリスモがなければ、(ヨーロッパにおける)プレイステーションの成功を築くことはできなかったと思います。グランツーリスモは、この15年間に全世界で7,000万本を超えることができ、この売り上げの半分近くをヨーロッパ地域で達成できたことを誇りに思います」と述べ、ヨーロッパにおいてグランツーリスモが重要なタイトルの一つであることを示しました。
また、ライアン氏はイベント後にインタビューに応え、グランツーリスモ15年の歴史などについて次のように語りました。
「(15年の中で一番印象的だったのは)プレイステーション2の発売後ですかね。プレイステーション2は、価格が高くて、利益は少なく、売りにくいハードで、ソフトの数にも不安を抱えていました。しかし、グランツーリスモ3の発売によりプレイステーション2本体の売上も伸び、GT3がプレイステーション2の販売に一番大きなインパクトをもたらしました。」
ヨーロッパ市場におけるグランツーリスモの成功の要因について、ライアン氏「ヨーロッパのマーケティングとポリフォニー・デジタルのリレーションシップがポイントで、ヨーロッパのマーケティングが要求するものを、開発スタジオがゲームに反映してくれています。1つの例としては、ここシルバーストーン・サーキットは、ヨーロッパのユーザーには魅力的なサーキットで、実際にユーザーからの要望も高くGT6に収録してもらうことになりました」と、ヨーロッパ市場の声をゲーム開発に反映していることを明かしました。
このグランツーリスモの成功から学んだものとして、ライアン氏「クオリティというものは、かけがえのないもの。山内さんが100%完璧主義者で、それが大事であることが解ってきました」と、感想を語りました。
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