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Kinectの次なる進化、3Dスキャン&リアルタイム再構築が可能に(3)

マイクロソフトは、「Kinect for Windows」を活用したさまざまなサービスを紹介する説明会、題して「ナチュラルユーザーインターフェイスの未来」を開催しました。

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Kinectをカメラのように手に持って操作する加治佐氏
  • Kinectをカメラのように手に持って操作する加治佐氏
  • Kinect Fusionによってスキャンされた画像です。右の画像にはテクスチャ処理が施されています
  • スキャン・再構築した画像に影をつけています
  • 頻繁に行われるアップデートにより、「Kinect for Windows」はさまざまな用途で活用されています
マイクロソフトは、「Kinect for Windows」を活用したさまざまなサービスを紹介する説明会、題して「ナチュラルユーザーインターフェイスの未来」を開催しました。

「Kinect for Windows」では多種多様のソフトウェアがリリースされ、今も多くのプロジェクトが進行していますが、それを支えているのはSDK(開発ツール)です。「Kinect for Windows」と同時にバージョン1.0がリリースされて以降、すでに2回のアップデートが行われました。

2012年5月にリリースされたバージョン1.5では、日本語を含む11ヵ国5言語に対応し、「Face SDK」による顔の認識などの機能が追加されました。10月にはバージョン1.6がリリースされ、Windows8対応、Visual Studio2012サポート、仮想マシンのサポートな多くの機能が追加されています。

そして本日、次のバージョンが近日中にリリースされることが加治佐氏から発表されました。まだリリースの日程やバージョン数は未定ですが、Kinect Fusionなど今回も多くの機能追加が行われるそうです。

Kinect Fusionとは、Kinectによるリアルタイムの3Dオブジェクトスキャンニングと、スキャンしたオブジェクトのリアルタイム再構築を行う機能です。Kinectのセンサーをカメラのように手にとって物体をスキャンし、その物体をリアルタイムで画像に映し出すことができるようになります。

また、表示した画像を移動させたり、影や色を付けたりといった事も可能となっています。加治佐氏によれば「3Dスキャンとリアルタイム再構築は非常に大きなPCのパワーが必要となるが、最近のグラフィックプロセッサの発達により可能となった」とのことで、まさに時代に合わせた進化を遂げるといったところでしょうか。

もちろん、Kinect Fusionだけでなく、そのほかにも多数の機能が追加・アップデートされるとのこと。「Kinect for Windows SDK」に注目している人は、続報に期待しましょう。
《恩田竜太郎》
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