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THQ、2012年度決算を発表・・・依然厳しい状況ながらデジタル分野が伸びる

ゲームビジネス 市場

米国の中堅パブリッシャー、THQが15日に発表した2012年度の通期業績は、売上高8億3080万ドル(前年度比+24.8%)、純損失2億3900万ドル(-)となりました。人気作の発売で売上高は増加しましたが、損失は前年度よりも拡大し、依然として経営は厳しい状況にあります。

タイトルではシリーズ1100万本を出荷し人気フランチャイズとして定着した『セインツロウ ザ・サード』が牽引。出荷は425万本、メタスコアでも83点と好評でした。追加バージョンとして今年9月には『セインツロウ ザ・サード - エンター・ザ・ドミナントリックス』を発売予定。更なるシリーズ拡大を目指します。

定番作品では11月に発売した『WWE 12』が220万本、2月に発売した『UFC Undisputed 3』が140万本を超えるセールスとなっています。『WWE』は前作と比べて20%セールスが伸びたとのこと。これらのプロレスタイトルは引き続きTHQを支える基盤となりそうです。

他社の例に漏れずTHQでもデジタル分野が拡大していて、通期では前年度比+62%の5900万ドルになったとのこと。また第4四半期単体でも1800万ドルで前年度比+44%となっています。

今後のラインナップとしてはユーザーからの期待が高かった『Company of Heroes』の続編として『2』を制作することを決定。第4四半期での発売を目指します。その他、『Darksiders II』が8月に、前述の『セインツロウ ザ・サード - エンター・ザ・ドミナントリックス』が9月に、『WWE 13』が第3四半期に、『METRO: Last Light』が第4四半期に、『South Park : The Game』が第4四半期に、それぞれ予定されています。

同社は7600万ドルの現金等価物と5000万ドルのクレジットラインを保持しており、当面の資金繰りには問題ないとしている一方、既報の通りValhala Game Studiosの『Devil's Third』のパブリッシングを断念したほか、キッズ向けの「uDraw」などのラインナップの削減、開発コストやマーケティングコストの削減などのリストラ策を進めています。
《土本学》

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