この調査は、近年急成長を遂げているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や、SNS上で遊ぶソーシャルゲームの利用実態、また機器面で普及が進んでいるスマートフォンやタブレットPC用に配信されているアプリゲームの利用実態を把握することを目的としたもの。首都圏・京阪神・その他の地域に在住する12~59才の携帯電話利用者が対象で、携帯電話によるインターネットWeb調査となっています。
「Mobage/Yahoo!Mobage」「GREE」「mixi」「Facebook「ハンゲーム」の5つを「ソーシャルゲームプラットフォームSNS」とし、利用者2,500サンプル、非利用者500サンプル、合計3000サンプルを抽出し調査を実施しています。
それによると、ソーシャルゲームで遊んでいる人(=「ソーシャルゲームユーザー」)967人を対象に、ソーシャルゲームのプレイ頻度をたずねたところ、「ほとんど毎日」と回答したソーシャルゲームユーザーが60.7%に上ることがわかりました。
また、平日・休日別に1日当たりの平均プレイ時間をたずねたところ、平日で43.1分、休日で65.9分であることも明らかとなりました。一方でSNS非利用者500人に、SNSを利用しない理由をたずねたところ、「興味がない」(41.8%)、「個人情報を登録するのがイヤだから」(33.0%)が上位の結果となりました。
続いて「ソーシャルゲーム」よりも「家庭用ゲーム」が優れている点について、SNS利用者・非利用者の双方にたずねたところ、利用者では「追加課金がない」(42.8%)、「映像のクオリティが高い」(40.0%)の順に、SNS非利用者では「追加課金がない」(44.6%)、「会員登録など面倒な手続きが不要」(44.2%)の順に上位理由をあげました。
逆に「家庭用ゲーム」よりも「ソーシャルゲーム」が優れている点についてたずねたところ、利用者では「外出先でも遊べる」(56.5%)、「短時間で楽しめる」(53.9%)の順になり、非利用者も同様に「外出先でも遊べる」(46.2%)、「短時間で楽しめる」(35.6%)の順に上位理由をあげました。
ちなみにソーシャルゲームユーザー967人に対し、「ソーシャルゲームがなかったら何をしているか」を自由回答・複数回答でたずねたところ、「(家庭用ゲーム機などの)コンピュータゲーム」(207件)、「読書」(199件)、「パソコン・携帯電話・インターネット」(168件)の順に高いことがわかりました。
一方で、「特になし・わからない」と回答したユーザーも153件に上り、既存のコンピュータゲームへの競合の一方で、コンピュータゲームに関心のない層を新規ユーザーとして獲得していることも改めて浮き彫りになったとのことです。
「CESASNS・ソーシャルゲーム&スマートフォン向けアプリゲームユーザー調査報告書」は、全国の政府刊行物取扱書店などで発売中で価格は5,250円(税込)です。
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