発売から半月が経ち、既にクリアしたよと言う人も多いのではないでしょうか。これから買う人も沢山いらっしゃると思いますので、ここで一度紹介したいと思います。
（ゲームをクリアする際のネタバレは基本的にありませんのでご安心ください）
■『スーパーマリオ3Dランド』とは？
『スーパーマリオギャラクシー』のスタッフが作ったスーパーマリオシリーズ新作。一言で説明すると「2Dと3Dのいいとこ取り」と言う言葉が一番ふさわしいのではないでしょうか。音楽は『スーパーマリオブラザーズ3』のアスレチックステージの曲など、アレンジされて流れたりも。
ステージは300秒～500秒程度の制限時間内にゴールポールを目指します。ゴールポールの一番高い所にタッチすると、旗が金色になるので、全ステージを金色にするのもやり込みのひとつと言えるでしょう。初回クリアを目指す際は、気にせずどんどん先に進むことを優先した方がいいかもしれませんね。
■カメラは操作不要（固定）
これまでスーパーマリオのゲームでは、ファミコンから続く伝統の横スクロールタイプ、箱庭世界を360°自由に移動できる2通り存在します。『スーパーマリオ3Dランド』では360°自由に移動できますが、カメラは固定されているので2D感覚でプレイすることが出来ます。手前側と奥側がある感じなので、3D酔いするなんてこともありません。
カメラの操作が不要ですが、アングルは場面場面にあわせて違和感ない程度に変わるので、まるで箱庭ゲームを遊んでいるかのようにも感じます。これは言葉で説明するよりも実際に動いている所を見た方が早いので、PVをご覧ください。
■立体視を活かしたステージ構成
『スーパーマリオ3Dランド』では、立体的なステージが特徴。例えば画面奥から手間にクッパが炎を吐いてきたり、目もくらむような高台から下に降りていくなど、ニンテンドー3DSの立体視をより感じやすくさせるステージが多々登場します。3DボリュームをONにすると、その迫力の違いがわかります。なるべく3Dモードで遊ぶことをオススメしたいですね。
また、高台からジャンプして着地の際、足場の位置がわかりにくく感じますが、実はマリオの影を見ればその場所に着地できるようになっています。足場が狭い所に着地する際は影を見ながら下りていくといいでしょう。
■初めての人でも自力でクリア出来る楽しみ方を・・・アシスト機能
『New スーパーマリオブラザーズWii』に続き、初心者をサポートする「アシスト機能」を搭載。今回は5回ミスするとずっと無敵状態のタヌキマリオに変身できる「むてきこのは」、10回ミスするとゴールポール前まで一気にワープする「パタパタの羽」が出現します。これにより諦めなければ誰でも最終ステージまで進むことが可能です。
これが初心者への救済策ですが、上級者には出さないでプレイするという方法も実は設定されています。アシストブロックを出現させないでクリアすると、クリア後にファイル画面に表示される☆が輝きます。これは完全に自己満足のレベルで、特典などはありません。☆は様々な条件を満たすことで表示され、最高☆☆☆☆☆となります。☆が5個でキラキラ光っていると完璧にやり込んだ人です。
アシストブロックを一度でも出してしまうと☆は輝きません。☆を輝かせたい人は最初からやり直しする必要があります。これも一種のやり込み要素と言えるでしょう。
■上級者向けのアクション
マリオはダッシュとジャンプを駆使してステージをクリアしていくのが基本ですが、「ころがり」「幅跳び」、組み合わせた「ころがり幅跳び、タヌキマリオではしっぽを回しながら飛びます。普通よりスピードがあるので、最短クリアを目指している人には欠かせない技となります。他にはお馴染み「壁キック」もあります。これを使ってショートカット出来たりも。
■ノーマルステージクリア後は歯ごたえあるスペシャルステージが登場
8-お城をクリアしてエンディングを迎えると、その後も新たなスペシャルステージが登場。その数はノーマルステージと同じ数なので、クリア後もかなり遊ぶことが出来ます。スペシャルステージではアシストブロックは登場しないので、まさにクリアした人向けの内容になっています。スターコインが、結構盲点になっている所に隠されてたりも。
■『ゼルダの伝説』をオマージュしたステージ
『スーパーマリオ3Dランド』では、とある1ステージだけ『ゼルダの伝説』をオマージュしたステージも登場。これは社長が訊くでも触れており、『ゼルダの伝説』のような上画面固定のステージとなっていて、さらに謎解きも用意されています。見事謎を解くとゼルダお馴染みの謎解き音も聴けます。これからプレイする人はぜひ探してみてほしいですね。
■昔から拘っている「水しぶき」
『スーパーマリオ64』から水中からジャンプ、または水面からジャンプした際に水しぶきが飛びます。こういう細かい所は今回も健在。水辺でジャンプすると自然な水しぶきが飛びます。ちょっぴり立体的に見えるはずです。息抜きの際にぜひジャブジャブ水辺でジャンプ見てみてください。
また、砂浜でははマリオの足跡が付きます。足跡には上限数が設定されていて、ある程度の数になると一番後ろから順に消えます。
■すれちがい通信でタイムを競う
『スーパーマリオ3Dランド』では、すれちがい通信に対応。どんなソフトともすれちがえるのが特徴ですが、その内容に若干差があります。
『スーパーマリオ3Dランド』同士のすれちがいは、お互いが最後に遊んだ「ミステリーボックス」を交換するというもの。実はこの時コースのクリアタイムも好感されており、ライバルタイムとして相手のソフトに伝わります。
コメントでご指摘の通り、最速タイムがずっと残る仕様ではないようです。手元の3DSで昨日確認しました。随時更新されるのかもしれません。
『スーパーマリオ3Dランド』以外のソフトでは、「キノピオの家」でMiiからアイテムをもらうことが出来ます。同じMiiから何度ももらうと、アイテムの内容も豪華になるオマケ付き。日常でそう何度も同じ人とすれちがうことはないので、アイテムがもらえてラッキー程度と捉えてもらえれば。
■カンストのオマケ
ゲームをプレイしながらマリオの残機数カンストを目指すのも一種のやり込みです。無限1UP出来るコースもありますが、普通にゲームをプレイしていても結構溜まっていきます。すれちがい通信でのミステリーボックスでも1UPキノコが沢山手に入りますしね。カンストするとちょっとしたオマケがあります。ぜひカンスト目指してみてください。
■総評
『スーパーマリオ3Dランド』は誰でも遊べる箱にはマリオゲーム。『スーパーマリオ64』で敷居が高くなったと言われている3Dマリオですが、このゲームでは2D感覚で遊ぶことが出来るので、2Dマリオしか遊んだことのない人でも安心して遊べます。ボリュームもノーマルステージ、スペシャルステージあわせれば90近くになり、ボリュームも満載です。
ただ一気にクリアを目指す人にはあっという間に終わってしまうかもしれませんね。スターメダルを揃えたり、ゴールポールを全て金色にしたり、アシストブロックを出さないでクリアなどを意識すると、30時間～40時間以上気が付いたら遊んでいるに違いありません。
すれちがい通信によるライバルタイム表示もありますので、私個人としては抜かれたら抜き返すタイプ。最近はタイムアタックがアツイです。
『スーパーマリオ3Dランド』は、ニンテンドー3DSを買ったらまず遊んでほしい1本ですね。今後の定番ソフトとしても定着していくでしょう。王道マリオここに有り。
『スーパーマリオ3Dランド』は、好評発売中で価格は4800円（税込）です。
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