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任天堂・岩田聡社長、iPadや次世代機などについてコメント

任天堂の岩田聡社長は、第3四半期業績の発表に合わせた説明会で、アップルが発表したばかりのiPadや次世代機など気になるコメントをしています。

ゲームビジネス 開発
任天堂の岩田聡社長は、第3四半期業績の発表に合わせた説明会で、アップルが発表したばかりのiPadや次世代機など気になるコメントをしています。

まずiPadに関しては、

「大きいiPod touchが出た」と思いました。「私にとって意外なことはありませんでした」というのが感想です


とシンプルな答え。

次世代機については、常に研究をしているとしながらも、具体的な言及はありません。しかし、新春インタビューで「DSの次世代機や高精細グラフィックとモーションセンサー」と報じられた件については、記者との間で誤解があったとしています。いわゆる「Wii HD」と呼ばれるものにも言及していて、

私は言ったことがないので、一体どこが出元なのか私は疑問なのですが、ただ、Wiiをハイデフィニション対応、高解像度対応にしただけで、新たに世界中のお客様に買っていただけるのかということについて、やっぱり私は、そのことを聞かれたら、「それだけで売れますかね?何か新しいことがいりますよ」と答えると思います。


としています。

さらにソニーが積極的に仕掛けている3Dへの対応に関しては、映画との相性の良さは認めながら、家庭内で遊ぶゲームにどこまで適しているのかと疑問を呈しています。

「家庭のテレビゲームが、本当にメガネをかけてみんなが遊ぶようになるんだろうか」、あるいは、「メガネをかけている人の横でメガネをかけていない人の目には、それはどう見えるんだろうか」とかいうことを考えた時に、「1人で遊ぶ」、「ほかの人は家にいない」という構造であれば、それなりに相性がいい気がするんですが、任天堂は「世帯内のお客様の数を重要視します」と申し上げているので、「われわれにとって、メガネをかける3Dというのは相性がいいのか」ということに関しては、ちょっと疑問を感じています。


ただし、3Dの可能性自体には以前から注目をしていて、ゲームキューブにも左目用の絵と右目用の絵を出し分けられるような回路が仕込んであったそうです。とはいえ、可能性は認めつつも、まだハードルは高いという考えのようです。
《土本学》
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