海外ゲームサイトMCVは、この興味深いテーマに関して任天堂、SCE、マイクロソフトのスタッフに聞いています。
任天堂UKのゼネラルマネージャーDavid Yarnton氏
「私はデジタル配布されるゲームが長い歴史を持っているパッケージソフトを追い越すとは思いません。大多数の消費者はナローバンドであり、ダウンロード販売の準備ができていません。消費者は幾らかのエリアでコンテンツのダウンロードを始めました。しかし我々は小売店がかなり先まで重要不可欠なパートナーであると見ています」
SCEUKのマネージングディレクターRay Maguire氏
「顧客は常に変化しているが、我々はブルーレイディスクで供給される超大作やPLAYSTATION Storeでつまめるようなゲームなどを供給する。レポートは2012年までに全ての英国家庭が最低2Mbpsの回線にアクセスできるようになるとしている。それまでは比較的小さなファイルにとって直接ダウンロード方式が便利かも知れないが、ブルーレイディスクでリリースされるような25GBや50GBものデータにアクセスする……などと予想するのは現実的ではない」
マイクロソフトの北ヨーロッパエリアエンターテイメントアンドデバイス部門のディレクターNeil Thompson氏
「より多くのパブリッシャーがXbox LIVEの価値を知ることで、ゲームのデジタル配布は次の三年間で爆発的に増加するでしょう。しかし、小売店が箱に入れられたゲームを通して重要な役割を演じ続けることでしょう」
ハードメーカー三巨頭はダウンロード販売に関してそれぞれ微妙に異なったスタンスを持っていますが、いずれも小売店によるパッケージ販売がまだまだ主流であるとする考えの模様。Yarnton氏とMaguire氏が共に挙げる通信インフラの未整備もダウンロード販売には大きな壁となるようです。
Thompson氏が語る「次の三年間」はインフラの整備にも有効な時間ですが、時間と共に緩やかに移行していくのか、それともパッケージ販売の時代が続くのか、今後も議論されるべきテーマといえるでしょう。
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