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「ハードウェアの進歩にはそろそろ限界がきている」『DOOM』の父が語る

ゲームビジネス 開発

『DOOM』や『QUAKE』の父は現在のハードウェアサイクルができるだけ長く続くべきであると考えているようです。

John Carmack氏はポーランドのサイトCD-Actionのインタビューに対し、ハードウェアの進歩はそろそろ物理的な限界に達しつつあると評価。「我々は既にメガヘルツの壁を突破したが、結局その向こうに処理の限界を見るだろう」とハードウェアによる進歩が無限のものではないとする見解を明らかにしました。

この解決となるのが、インターネットに接続した複数のコンピューターで処理を分散するクラウドコンピューティング。ゲームの制作予算は現在多額のものとなっているが、これをクラウドコンピューティングに使用することも不可能ではないのではないか、としています。

Carmack氏は現在のハードウェアサイクルに関し、「開発者として、この世代ができるだけ長く続くことが好ましいと思う」とコメント。Xbox LIVEやApp Storeといったダウンロード配信が好調なことを踏まえて「次世代ゲーム機の一つは光学メディアなしになる可能性がある」「ブロードバンド接続を持つ人の率はファーストパーティやコア・パブリッシャーが予想したより高い」と有望視します。

Carmack氏といえば最初期のFPS(一人称シューティング)である『DOOM』や『QUAKE』の作者であり、ハードウェアの進歩と共にゲームを改革してきた存在。その氏をもってして進歩が限界に達しつつあると言わしめるのが現在の状況ですが、クラウドコンピューティングを解決策として持ってくる辺りが欧米ゲーム業界的なオプティミズムといえるでしょう。
《水口真》

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