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「間口が広く、奥が深い」が実現できた『モンハン3』 ・・・「小野憲史のゲーム評評」第6回

ゲームビジネス 開発

Wiiの大作『モンスターハンター3(トライ)』が発売されました。初回出荷で100万本を達成と、さすがの貫禄でしょうか。僕も「クラシックコントローラーPRO」とセットで購入して、ハンター生活にいそしんでいます。

実はこれだけ大ヒットしているシリーズにもかかわらず、これまで「モンハン」を本格的に遊んだことって、なかったんです。一度PSP版の「2ndG」オフ会に誘われたんですが、十分に楽しめませんでした。基本操作が、わからない。エリア間の移動ルートが、わからない。フィールド上のモンスター名が、わからない。ホントにホントに、弱りました。

ところが、「そうだよね、モンハンって不親切だよね」と、みんな嬉しそうに同意するんです。その上で「もう少し遊んでみたら? 絶対にハマるから」と擁護するんですよ。この受け答えが面白いなあと感じたのを覚えています。

そういえば日本でiPhoneが出たときも、初期購入者はみんな嬉しそうに、iPhoneをけなしながら、愛用していたものでした。その後OSのアップデートが続いて、使い勝手が改善され、iPhone 3GSの発売と共に、ずいぶん周囲で見かけるようになりました。かくいう僕もiPhone 3GSからのユーザーです。

「3」も、チュートリアルが懇切丁寧にできていて、僕もやっと「モンハン」のおもしろさが理解できました。Wii版ということで、かなり初心者向けに配慮されていますね。さすが「トライ」と読ませるだけのことはあります。とはいえ初代からのユーザーにすれば、昔はもっと殺伐としていて、ずいぶん甘くなったという声も聞かれました。

シリーズを続けながら、遊びにくさを解消していき、間口を広げていくのは、『ストリートファイターII』以来の同社の伝統です。「3」のヒットの次は、PSP版の新作投入でしょうか? ともあれ、今後もより一層「間口が広く、奥が深い」内容を期待しています。


小野憲史のゲーム評評」はGameBusiness.jpにて好評連載中です。
《小野憲史》

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