Prata氏は海外ゲームサイトGameZeboのインタビューに対し、任天堂の内部的な調査を明かします。それによると、任天堂ハードを所持する人は3億人で、過去2年半で3000万人がアクティブゲーマーになったとのこと。さらに適切なゲームが出るのであれば、更に1億5000万人が新たなゲーマーになるとしています。
Prata氏は任天堂がライト層へ訴求した事に関し「我々は、市場を広げるために自分たちが定義したゲームの境界を越えていく必要があった」「遊び方が複雑になることで一般の消費者が“これは私のためのものじゃない”となるのが岩田さんには見えていた」とコメント。「多くの開発者は狭いターゲットと特定のお客のためのゲームを出したがるが、我々は誰にでも訴える幅広い市場に集中する」とターゲットを広げることの重要性を強調しました。
また、「皆が予算と制約を持つが、コアとなるクオリティを削ることは決して良い戦略ではない。プレイヤーはクオリティのためだけにお金を払うのではないが、家族や友人に勧める時に重要なものでもあり、新たなフランチャイズを確立することへの道も拓く。クオリティは価値あるもので、時の試練にも耐えうる」と発言。『ドンキーコング』や『パックマン』『ギャラガ』といった古典が愛されていることに関し「これらの作品に消費者はいまもお金を出す。そして明らかにテクノロジーの進歩とは関係ない」と、技術的な進歩ではなく品質にこそ消費者はお金を出すとしています。
この不況のさなかですから1億5000万人のアクティブゲーマーとなれば心強いのは確か。そのために必要な「適切なゲーム」こそは誰にでもアピールしうるものであるというのが今回のPrata氏の主張であり、任天堂の現在の路線を支える考え方なのではないでしょうか。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
任天堂 アクセスランキング
-
『モンハンライズ』太刀の操作方法・立ち回りを解説!「特殊納刀」がとにかく熱い、圧倒的な手数で敵を斬れ!【個別武器紹介】
-
『モンハンライズ』の新スキル「鬼火纏」って何?驚くべき強さの秘密や注意点まで徹底解説
-
『あつまれ どうぶつの森』ホラーで有名な「アイカ村」が再び夢で登場……! 恐怖の島を体験せよ
-
【特集】『スーパーマリオ オデッセイ』小ネタ12選!知ればマリオの旅がもっと楽しくなる!?
-
『あつ森』大型アプデを120%楽しむために“データ消去”してイチから始めてみた体験記
-
【特集】『星のカービィ』シリーズ、絶対に忘れられないシーン10選
-
【今日は海の日】ロマンあふれる未知の領域!スイッチで遊べる神秘的な海の中を冒険するおすすめゲーム5選
-
『スマブラSP』これさえ読めば超初心者も戦える!大乱闘の基本を5項目でチェック
-
なぜ『スマブラSP』に「Vaultボーイ」が登場して驚くのかを解説! 実はマリオとならぶことが信じられないキャラクター
-
『あつまれ どうぶつの森』風呂やプールに入る裏技が発見される!?いろいろな家具の中に入ってみた