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【E3 2009】シリーズ集大成!テクモ『NINJA GAIDEN Σ2』プレイレポート

E3のテクモブースで大々的にプレイアブル出展されていたのが『NINJA GAIDEN Σ2』(ニンジャガイデン シグマ2)です。アクションゲームがあまり得意でない筆者ですが、さっそくプレイしてみました。

ソニー PS3
NINJA GAIDEN Σ2
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E3のテクモブースで大々的にプレイアブル出展されていたのが『NINJA GAIDEN Σ2』(ニンジャガイデン シグマ2)です。アクションゲームがあまり得意でない筆者ですが、さっそくプレイしてみました。



『NINJA GAIDEN』はこれまで、Xbox360の正伝2作に加えて、PS3で2007年に『Σ』が発売されています。今作『Σ2』はPS3版『2』の移植作でありながら、シリーズの集大成的な位置づけとなっており、新武器や新ボス、新プレイアブルキャラクターといった追加要素が満載で、担当者曰く「コンテンツの量は『2』の3割増し」とのことでした。

E3版ではプレイヤーキャラクターとしてスーパー忍者リュウ・ハヤブサと、『Σ』でも登場した、『DOA』シリーズで人気のくノ一、あやねのルートが選べました。これ以外にも『Σ』の「黒龍丸事件」で命を落とした呉葉(くれは)の妹、紅葉(もみじ)と、『Σ』に続いてレイチェルも操作でき、それぞれ異なるストーリーが用意されています。

まずはリュウを選んでプレイ開始。ゲームを始めると、京風の雅な建物が立ち並ぶ夜のステージで、いきなり複数の敵忍者に取り囲まれました。しかも彼らがそこそこ強い! 気を抜くとスーパー忍者といえども、あっという間に取り囲まれて、タコ殴りのメッタ刺しにされてしまいます。一方で画面上に基本的な操作方法や、「ガード(L1キー)が重要だ」などのTipsが表示され、遊んでいくうちに勘所をつかむことができました。

屋外の敵を片づけると、茶屋の中にいる主人に話を聞いて、建物の中に潜入していきます。中で待ち受けるのは、やはり敵忍者群。床に穴が空いている地点でも、×ボタンで壁走りして先に進められます。宝箱はシリーズ同様、○ボタンで蹴って開けられます。1回死亡してゲームオーバーになったものの、敵の攻撃をガードしつつ、隙を見て攻撃というコツを修得すれば、比較的サクサクと進められました。そして建物を抜け、再び屋外に出ると、街中に突如として巨大な仏像が出現! はたして敵か味方か……というところで、E3版が終了となりました。

続いて、あやねルートに挑戦してみました。こちらは夜の屋外からスタートで、例によって複数の敵忍者に取り囲まれます。"小太刀二刀"を武器に戦いを挑みますが、こちらはリュウよりも難易度が高い様子。ジャンプなどを駆使して移動を繰り返し、常に取り囲まれないように戦うのがコツという感じです。このほか飛び道具の活用もポイントになりそうです。

というか気を抜くと、すぐにマウントポジションをとられて、剣で体をメッタ刺し! いやーマジ痛そうって感じです。シリーズでもおなじみの血しぶきが飛び散り、敵忍者の腕や足が切断されるなど、ベビーフェイスのあやねとは裏腹に、ゴリゴリのハードコアアクションが展開されます。残念ながら、あやねルートではラストまで到達することはできませんでしたが、かなり楽しめました。

なお、シングルプレイのほかにオンラインで2人までの協力プレイも楽しめ、ボイスチャットにも対応しています。登場キャラクターは30人以上で、ステージ数は17、カットシーンも70個が収録される予定。AIも刷新され、難易度ごとに敵キャラクターがさまざまなアクションを見せるとのこと。リュウの使う轟砲大砲、レイチェルの使うインフェルノハンマーなど新武器も加わり、ボスキャラクターには新たに魔刀"黒龍丸"に封じられた神、黒龍も登場するなど、さまざまな要素がてんこもりといった感じでしょうか。当然のように映像は1080Pで、5.1chサラウンドにも対応しています。

それにしても気になるのは、日本版でのレーティングでしょう。『2』ではZ、『Σ』ではD指定でしたが、はたして今作は・・・。北米版の発売は2009年秋ですが、第一級のアクションゲームだけに、願わくば、野暮な修正はナシで発売していただきたいモノです。
《小野憲史》
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