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任天堂、既に完成していた新・携帯ゲーム機を凍結−岩田社長自らが明かす

任天堂 Wii

任天堂の岩田聡社長は「既に新たな携帯ゲーム機を開発していた」が、これを発表するつもりはないと語ります。

CNBCが岩田聡社長へインタビューしたところによりますと、任天堂の新たな携帯ゲーム機は3年前に既に完成していたものの、凍結されることとなったとのこと。こうした例は初めてのことではなく、岩田聡社長は凍結された携帯ゲーム機に関していかなる詳細を語ることもしなかったといいます。

GDCで明らかにされた、発売されなかった新GB


岩田聡社長によれば「新しいハードを立ち上げる時には、勢いを維持できるかが重要」であり、凍結された携帯ゲーム機はどうやらこの条件を満たせなかった模様。現世代ゲーム機の寿命が言われる昨今ですが、ニンテンドーDSのムーブメントはまだまだ続くということのようです。

岩田聡社長は、Wiiの値下げに関しては「全く計画がない」と発言。今年後半に「より強いソフトウェア」を出すことで「再び勢いを得ることに自信がある」としています。「まるでそれがオールマイティの武器であるように値下げに関して語るが、値下げの効果は限られている。ビデオゲームの歴史においては、値下げした直後は売上が上がるが、勢いは続くことなく値下げ前のレベルに落ちる」と値下げの効果を疑問視しています。

任天堂はE3にて『Wii Fit Plus』『Wii Sports Resort』「Wii Vitality Sensor」『スーパーマリオギャラクシー2』『Mario vs. Donkey Kong: Minis March Again!』『New スーパーマリオブラザーズ Wii』といった新作を発表。特に『マリオ』系タイトルが多いようで、「より強いソフトウェア」への意気込みが見えるラインナップとなっています。

ソニーとマイクロソフトがモーションコントロールを導入したことに関しては、こうした事態を既に予測しており、ブルーオーシャン(競争者のいない市場)ではなくなりつつあるという見解を表明。新たな方向性のゲーム機を作るか、Wiiの高機能版を作るかは未だ調査中であるといいます。

岩田聡社長は日米の市場の違いに関し、「米国市場は挑戦的かも知れないが、(『脳を鍛える大人のDSトレーニング』が)売れるかどうかには懐疑的だった。日本で成果を上げてもなお米国の人々は疑り深かった。(彼らは)米国の市場に持ってくることのできない、日本のものだ(と考えた)」と発言したとのこと。ゲーム界が海外主導になりつつあると言われてしばらく経ちますが、岩田聡社長の発言は、発想力さえあれば海外市場でもまだまだ戦えるということを示しているのではないでしょうか。
《水口真》

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