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「我々は特許ゴロではない」―任天堂を訴えたMotivaの弁護士

先日、オハイオ州のMotivaという企業が任天堂をWiiでモーションセンシングに関する特許を侵害されたとして提訴したというニュースをお伝えしましたが、同社の弁護士は「我々は特許ゴロ(=Patent Troll)ではない」というコメントを寄せています。

任天堂 Wii
先日、オハイオ州のMotivaという企業が任天堂をWiiでモーションセンシングに関する特許を侵害されたとして提訴したというニュースをお伝えしましたが、同社の弁護士は「我々は特許ゴロ(=Patent Troll)ではない」というコメントを寄せています。

「Motivaは特許ゴロではありません。特許ゴロという言葉自体、定義があいまいですが、大企業を訴えて回る小企業のように使われます。大企業は訴えられるのが好きではありません。また大企業は小さな企業が本当に特許を持っていたとしても余り使用料を払うのを好みません。それは非常に不名誉なことです。被害を被っている人々を更に"ゴロ"と呼んで中傷するのは酷いことです。任天堂には物語を作るのが上手く弁護士が沢山いるでしょう。しかしMotivaは本当の特許保有者です。法務局に行けばすぐに分かります」

以下、姉妹サイトのIT辞典より。

パテントトロール(Patent Troll)

大企業から特許侵害を理由に巨額の賠償金や特許料を得ることだけを目的に特許を保有している中小企業のことです。

パテントトロールの明確な定義はありませんが、一般には、研究開発の設備を持たずに、倒産した企業などから安価に特許を取得し、特許権を濫用して大企業から賠償金や特許料を獲得することだけを目的にしている企業であるといわれています。大企業にとっては、特許を侵害しているとされた製品やサービスの差止請求を起こされ、賠償金や和解金を払う必要が生じたり、将来の製品やサービスの計画が狂うこともあります。日本では、まだほとんど事例はありませんが、欧米では問題化しています。
《土本学》
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