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Shoot It! - #057 WCG2008−携帯電話用ゲームがEスポーツの競技種目に

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Shoot It! - #057 WCG2008−携帯電話用ゲームがEスポーツの競技種目に
  • Shoot It! - #057 WCG2008−携帯電話用ゲームがEスポーツの競技種目に
今年もWorld Cyber Gamesの日本予選が開催されるようです。昨年よりも早い告知で安心しました。WCG2007の日本予選は7月まで告知がなく、開催を危ぶむ声もありました。しかし今年は1ヵ月半も早い5月19日に日本予選サイトが立ち上がっています。ただし、サイトの内容には詳細な情報がありません。現在のコンテンツはWorld Cyber GamesとEスポーツの紹介、そして本戦サイトへのリンク程度です。日本からのエントリー種目が決まっていませんし、スポンサーは募集中です。この2点は選手と観客にとってはもっとも気になる要素です。早く決まって欲しいですね。

スポンサーが募集中となっていることは不安要素のひとつです。スポンサーが集まらなければ、告知サイトを立ち上げたとしても開催中止になるかもしれません。残念ながらEスポーツの世界では、スポンサー不足でイベントが中止になったり、プロチームが解散になったりという話は珍しくありません。かつては主導的立場にあったサムスン電子グループが、本戦だけではなく各国の予選も支援していましたが、サムスン電子グループ自体の業績不振によって支援を絞っています。WCG日本国内予選にとって、スポンサー探しは毎年の課題の一つです。北京オリンピックでもEスポーツの公式イベントが開催されますから、日本での盛り上がりも期待したいところです。心ある企業様、どうかご検討ください。このコーナーでも微力ながら協力します。日の丸を掲げるイベントと言うことで、日本Eスポーツ協会設立準備委員会との連携も気になります。いや、気になるというよりも連携すべきです。いま日本のEスポーツ関係者が一丸とならなくてどうしますか。……もっとも、設立準備がまだ整っていないのかもしれません。しかし、なにか機会があるたびに、それをチャンスとする必要はあるはずです。

さて、WCG2008に話を戻します。日本予選の情報はありませんが、本戦の競技タイトルは決まっています。PC用タイトルが9本、Xbox360用タイトルが4本、そして今年は携帯電話用タイトルが1本あります。携帯電話用ゲームの採用は初めてです。

定番タイトルは『StarCraft』、『ウォークラフト3 フローズンスローン』、『エイジオブエンパイア3 アジアの覇王』、『ハーフライフ:カウンターストライク1.6』、『FIFAサッカー08』、『ニードフォースピード プロストリート』です。『スタークラフト』はWCG発祥の地、韓国の国技とも言われるタイトルです。そろそろ新作『スタークラフト2』の情報も出てきていますから、もしかしたら『スタークラフト』としての開催は最後かもしれません。『ウォークラフト3』も発売から4年が経ちました。根強い人気を持つタイトルです。

根強い人気と言えば『ハーフライフ:カウンターストライク1.6』です。実は新作の『カウンターストライク ソース』がありますが、Eスポーツ選手たちにとっては旧版のほうが人気があり、公式競技として採用され続けています。『FIFAサッカー』とレースゲームの『ニードフォースピード』はゲームを知らない人にも解りやすく観客が盛り上がります。昨年からはビリヤードゲームの『Carom3D』が加わりました。WCGはシニア層も狙っているのかもしれません。

PCの新規採用タイトルはMMORPGの『RED STONE』とRTSの『コマンド・アンド・コンカー3』です。『コマンド・アンド・コンカー』はRTSの元祖と呼ばれているゲームです。ようやく登場の本命馬、ともいえそうですが、これでWCGのRTS種目は4本になりました。FPSの1対1バトルが欲しいところですが、世界的にもRTSのほうが人気なのでしょうか。昨年の日本予選はPCの種目がありませんでしたが、今年は1タイトルだけでも実現してほしいですね。『レッドストーン』は日本でもサービスされていますし、『ウォークラフト3』も国内プレーヤーは存在します。とくに、『カウンターストライク』で日本代表となったENZA選手が積極的に海外で経験を積んでいます。また、かつて日本予選の『カウンターストライク』で活躍した選手が、WCG日本予選の運営会社であるテクノブラッドに加わっています。PCタイトルの予選開催に期待です。

Xbox360タイトルは『Project Gotham Racing 4』、『HALO 3』、『バーチャファイター5』、『ギターヒーロー3』の4タイトル。昨年まで採用されていた『DEAD OR ALIVE』が消えました。日本代表選手が金メダルを取った種目だけに残念ですが、その代わりに日本製タイトル『バーチャファイター5』が入っています。これが日本予選種目の最有力となりそうですね。『ギターヒーロー3』も初登場です。エアギターの世界大会で日本代表が優勝していますが、あの盛り上がりを見ると『ギターヒーロー3』の戦いは楽しそうです。

さて、今年の特筆すべき点は携帯電話用ゲーム『アスファルト3』です。タイトルから予想できるように市街地をスーパーカーが走り回るというゲームです。アスファルトシリーズは世界で15の言語、1200機種の端末に対応しており、4月末には1000万本以上のダウンロード実績があります。デモ版では選択できませんが、選択できるクルマにはニッサンR34GTRやカワサキZ1000などがあります。日本市場を意識した作品と言えましょう。アスファルト3には対戦モードがないため、競技は個人の技術を競うスタイルになりそうです。ゲームモードにはレース以外に走りの技を競う「キャッシュアタック」があります。スキーのモーグルやフィギュアスケートのようにトリックを見せて技術点を競う試合になるかもしれません。

開発と販売はgameloftで、日本でもgameloftjapan.comがサービスしています。現在はソフトバンクモバイルの3G端末、auのBREW2.1および3.1対応端末、WillcomのWX310J/WX310SA/WX320K/WX321J/WX320KRに対応しています。ドコモ版は3Dグラフィックとなった「アスファルト3 3D」があります。すべて1ダウンロード315円です。公式サイトで画面が見られるほか、英語版公式サイトではPC用のデモ版で遊べます。

ついに携帯電話用ゲームもEスポーツの仲間入り、その記念すべき最初のタイトルということでしょうか。Eポーツの第3のプラットフォームとして、携帯電話ゲームが今後どのように発展していくのか、決勝大会の演出や観戦方法も含めて興味深いところです。WCG2008の携帯電話種目はどんな形で競技されるのでしょうか。Eスポーツプラットフォームの今後を考える上でも重要な試金石となりそうです。
《杉山淳一》

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