プレイアブルデモでは、「日本のキャンペーン」と「コンピュータと対戦可能なシングルゲーム」を遊ぶことができます。シングルゲームで使用できる国家は「日本」と「イギリス」の2国で、マルチプレイは行えません。ホームシティのLVは本来は131まで上昇しますが、体験版ではLV9までしか上がりません。遊べるマップに関しては「honsyu」のみ選択可能となっています(日本の本州のことだと思われます)。
その他に関しては、制限事項は見られず、一通りのゲームシステムおよび、「日本」という国家の特性について理解を行えるでしょう。「イギリス」から見た(つまり、西洋国家から見た)場合は、やはり前々から想像していたとおり大きな変化は無いようです。追加のカードなどもなく、ほぼ西洋国家に対する恩恵などは『TAD』ではないと考えられます。
さて、「日本」ですが、2の時代では、「Yumi Archer」「Samurai」「Ashigaru Musketeer」「Naginata Raider」の4種がメインで使用でき、これらに交易相手の国家の軍隊が加わる構成となります。全体的にコストは高めに設定されているものの、その分、性能的には西洋の通常ユニットと比較して、優秀であり、数よりも質で勝負する国家であるというイメージが伝わってきます。また、「日本」は農耕国家(?)という設定らしく、マップ上に存在する動物に対し狩りを実施し、その資源とすることができません。動物から得られる食料の資源効率はかなり良いため、これは大きなデメリットと言えるかもしれません。ただ、人口リミットを確保するために建造される「shrine」(神社)はわずかながら資源を供給する機能があり、このデメリットをある程度補うことが可能となっています(神社でお祈りすれば資源が貰えるというのも、おかしな話かもしれませんが)。
また、カードの使用や、城を構築することにより各種大名を使用可能となります。大名はコストが高い代わりに通常のユニットよりも強く、ユニットを生産したり、大名ユニットの周りにいるユニットのHPや攻撃力を増強させる効果を持ちます。一度失うと再生産に金350ほどが必要となるので、いかに失わずに維持できるかが鍵となるかもしれません。ただ、単体でも十分な性能を持ちますので、時と場合によっては容赦なく前線に突っ込む決断も必要となるでしょう。
このように全体的に特殊な事柄の多い日本ですが、操作面ではそれほど違和感は感じませんでした。むしろ、シンプルな感もあり、『TAD』における初心者向けの国家と言えるかもしれません。その他の特徴として、同じカードを2度使用できるものもあり、カードの質は全体的に高い印象です。
画像は、3名の「大名」(加藤清正、鳥居元忠、伊達政宗)と「将軍」(徳川家康)に率いられる軍勢です。大名は単体でもそこそこに強いですが、やはりユニットを生産できる事や、軍隊を強化できる効果は大きいのではないかと推測できますが、果たしてどうでしょうか (C) 2007 Microsoft Corporation. All rights reserved. ※クリックで拡大画面を表示 |
■プレイヤー的な視点から見た『TAD』の影響を考察する