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【TGS2007】SCE平井氏による基調講演、PS3拡充に向けて4つの施策を発表

開催中の東京ゲームショウで20日、ソニー・コンピュータエンタテインメント社長兼グループCEOの平井一夫氏は「広がるプレイステーション・ワールド、新たな成長に向けたビジネス戦略の全貌」と題した基調講演を行い、プレイステーション3がゲーム機であると改めて強調した。また新しく振動機能を搭載した専用コントローラー「デュアルショック3」を発表した。11月発売で価格は未定。

ソニー PS3
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開催中の東京ゲームショウで20日、ソニー・コンピュータエンタテインメント社長兼グループCEOの平井一夫氏は「広がるプレイステーション・ワールド、新たな成長に向けたビジネス戦略の全貌」と題した基調講演を行い、プレイステーション3がゲーム機であると改めて強調した。また新しく振動機能を搭載した専用コントローラー「デュアルショック3」を発表した。11月発売で価格は未定。

平井一夫・SCE社長兼グループCEO


デュアルショック3は、現行のプレイステーション3専用コントローラーである「SIXASIS」のデザインはそのままに、振動機能を追加したもの。そのため重量も若干重くなっている。SIXASISは6軸検知のモーションセンサーを搭載しており、干渉を防ぐために振動機能は省略されていたが、ユーザーの高い要望から復活したとのこと。あわせて『メタルギアソリッド4 ガンズオブパトリオッツ』(コナミ)など9タイトルの対応ソフトを発表した。今後PS3で発売されるタイトルは順次、振動対応になる模様で、発売済みのタイトルについても、ネットワークなどを利用したアップデートで対応していく。



一方で年内にサービスインが予定されていたネットワーク・コミュニケーション・サービス『PLAYSTATION Home』は、来年春に延期された。全世界に向けたサービスであると同時に、各地域に向けた細かいニーズにも対応するため、より一層の作り込みが必要だという。またタイトルだけではあるが、「dress」という新コンテンツの発表を行った。

Playstation homeの新コンテンツ「dress」


このほかPS3のさらなる拡充のために「?パートナーとの対話を通して、より深い関係を構築していく」「?タイトルの内部製作の一層の強化」「?コストダウンの実現」「?VOC(Voice of the Customer=ユーザーの声を聞く)」の4点が示された。このうち?の代表例が、前述のデュアルショック3の発売となる。

平井氏はPS3の現状について、8月の段階で全世界500万台を突破したところで、「残念ながら全世界で同時発売ができず、一気呵成の立ち上げというわけにもいかなかった」と述べた。しかし原点回帰してゲーム機としての位置づけを明確化し、年末商戦に向けてユーザーに数多くの楽しいゲームソフトを提供していくことで、さらなる拡販を続けていくとコメント。そのための具体的な施策が前述の4点であるとした。

?については、ディベロッパー向けに「ワールドワイドスタジオのアセット・ノウハウの共有」「アドバイザリーボードの定期的な開催」「開発効率向上のための施策実行」「SNシステムズ買収の成果の共有」の4点を上げた。?についてはPS3で発売され、北米でミリオンタイトルとなった「モーターストーム」を開発したevolution studiosや、PSP向けに発売され欧州で大ヒットした「PURSUITE FORCE」(共にドライブゲーム)の開発元、big BIG studiosの買収を発表した。?については、より一層の努力を続けるとしたが、値下げの具体的な時期などについては明言を避けた。

(左)PS3の販売台数の推移(右)買収が発表された2つの開発スタジオ


現在270万アカウントを突破した「PLAYSTATION Network」については、『グランツーリスモ5 プロローグ』を、12月13日にディスクだけでなく、ネットワーク配信でも発売するとした。また自動車番組「GT.TV」の配信や、自動車メーカーによる「オンライン・ディーラー」など、ゲームの枠組みを超えたライフスタイルの提案をしていくとした。

(左)Playstation Storeの現状(右)Playstation StoreのコンテンツをPC経由でPSPに転送


『グランツーリスモ5 プロローグ』はPLAYSTATION Networkでもダウンロード販売される


またPLAYSTATION Network上のコンテンツ配信サービス「PLAYSTATION Store」については、9月20日よりPC向けの対応を明らかにした。これによりPCでダウンロードしたコンテンツを、USB接続したプレイステーション・ポータブルに転送して楽しめるようになる。PLAYSTATION StoreではPS3向けのゲームなどのほか、「Game Archives」として、PSPにダウンロードして楽しめるPS1タイトルの配信なども行っている。

このほかPSP向けの施策や、PS3とPSPの連動についても発表が行われた。

PSPは2007年6月に全世界で2600万台を越える出荷を達成。国内では2007年2月に発売された『モンスターハンターポータブル 2nd』が初のミリオンを達成したが、米国では『湾岸 Midnight Club 3 DUB Edition』と『Grand Theft Auto: Liberty City Stories』が、早い段階でミリオンを達成していたと述べた。今後もコストダウンを進めると共に、ソフトウェア同梱パックの充実や、カラーバリエーションの増加、周辺機器の発売など、地域に応じた施策を拡充していき、ゲームの定義を広げていく。

ちなみにPSP向けのCCDカメラ、GPSユニット、くしくも同日発売となった新型PSP(PSP-2000)向けのワンセグチューナーユニットが、すべて発売されているのは全世界でも日本市場だけとなる。

またPSPとPS3を利用したリモートプレイについても、インターネット経由でPS3の電源を入れ、リモートプレイを楽しんだ後に、PS3の電源を再び落とす、というデモが披露された。PSPの無線機能を使えば、アクセスポイントなどを経由して、ワイヤレスでこれらの操作が可能になる。これもまたユーザーからの声に応えた結果で、近くPSPのシステムアップデートなどで対応する。

リモートプレイの概念図とビジョン


他にPSPをPS3のコントローラとして利用したり、PSPの液晶画面をPS3のサブディスプレイとして活用することや、PSPの音声入力機能を用いてPS3を操作する、複数のPSPをリモートプレイ接続して、対戦プレイやプレイ観戦を行うなどの、将来に向けた様々な活用法についても紹介された。

最後に平井氏はPS3のネットワークビジョンの一例として、スタンフォード大学で行われている分散コンピューティングプロジェクト「Folding@home」について紹介した。この演算能力は先日1ペタFLOPSを超えており、その8割は台数にして1/6に満たないPS3が担っているという。そしてゲームが今後ますますリアルな方向に進んでいくのは間違いなく、半導体、フルHD、Blu-rayなどの最先端の技術を活かしたPS3が、新しいエンターテインメントの世界を提供していくと締めくくった。

(左)PSPの3本のミリオンタイトル(右)PSPの周辺機器バリエーション


会場で発表されたデュアルショック3対応タイトル

忌火起草(セガ)/ジーワンジョッキー4 2007(コーエー)/真・三國無双5(コーエー)/デビルメイクライ4(カプコン)/メタルギアソリッド4 ガンズオブパトリオッツ(コナミ)/ラチェット&クランク フューチャー(SCE)/アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝(SCE)/エンクローム 無限回廊(仮)(SCE)/トイホーム(SCE)/メタルギアオンライン(コナミ)
《小野憲史》

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