E3カンファレンスでも大々的に紹介された「テニス」は、リモコンをラケットのようにして使用します。どのぐらいの速さで、どの角度でスイングしたかに応じて、フォアハンド、バックハンド、ボレー、ロブ、スライス、スピン、そしてパワーを調節できます。移動はオートでなされるので、プレイヤーは打つことに集中することになります。大きく体を動かしてラケットを振ることもできますが、手首だけを使って小さく振ってもプレイ可能のようです。対戦では画面は縦に分割されており、どのプレーヤーも自分の動かしているキャラクターの背後から見ることができるようになっています。
野球では、コントローラーをバットのように持ってスイングします。Advanced Media Networkによれば、本当の野球のようにバットを肩の上からスイングするより、少々楽しさが減るけれども腰のひねりだけを用いて小さく振ったほうが打ちやすかったそうです。
ゴルフではもちろん、コントローラをゴルフクラブのように持ってスイングします。打つべき強さがメーターで表示されており、実際に打つ前にテストスイングを行って大体の感覚を調整することができたそうです。また、グリーンでは傾斜もあったようです。
リモコンをフル活用した操作は「非常に直感的」として好評なようです。グラフィックは全般的にシンプルで、シンプルすぎるという声もあるようですが、ノンゲーマー向けに作っていうということを考えれば今程度にシンブルでもかまわないのではないかという気もしますね。綺麗に越したことはないのも確かですが。
また、IGNと1upは共に「Wiiに同梱したらどうか」という点で意見を一致させています。
「面白い。素晴らしいというわけではない。この『Wiiテニス』は、あらゆるレベルで深みがあるというわけではなく、思うに最終的には退屈になるだろうが、その上で私たちは、任天堂が昨今狙っているノンゲーマーを完全に捕らえるだろうということも確信した。もしこのようなゲームが、デモとしてWiiと一緒に売られるのであれば、かなりの意味があるだろう 」(IGNの『Wiiテニス』ハンズオンより。ただし、これが書かれた時点ではライターは『Wii Sports』が複数のスポーツをパックにするものだとは知らなかったそうです)
「みんなで楽しむ」というゲームの原点を目指すWii。その目標を達成するための第1弾として、最終的にどんなゲームに仕上がるのでしょうか。元卓球部の身としては、E3で別のデモとして展示されていた卓球ゲームも一緒にパックされるとうれしいのですが、どうでしょう?『Wii Sports』はWii本体と同時発売の予定となっています。
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