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『ゼルダの伝説〜黄昏の姫』青沼氏インタビュー

『ゼルダの伝説〜黄昏の姫(Twilight Princess)』を開発する任天堂の青沼英二氏はWired Newsとのインタビューに答えて、年末の発売が期待される最新作について話しています。

任天堂 ゲームキューブ
『ゼルダの伝説〜黄昏の姫(Twilight Princess)』を開発する任天堂の青沼英二氏はWired Newsとのインタビューに答えて、年末の発売が期待される最新作について話しています。

デザインについて

「ゲーム開発はビジネスです。ですから開発する際にはどのマーケットを目標にするかは重要な点です。私達は開発の初期から米国のチームとリンクを含めてキャラクターのデザイン等をどうするかという話し合いをしてきました。私達は米国市場を強く意識していて、強く訴求できることを望んでいます」

グラフィックについて

「グラフィックがリアルになれば、プレイヤーを誤魔化す事はもうできません。リンクの右側にいる敵を左手に持った剣を振って倒すような事は出来ないのです。私達は今、リアルなグラフィックを実現するのがどれだけ困難か確かめています。何かをリアルに作れば、動きもリアルにしていかなくてはならないのです」

「リンクがエポナから降りて、彼の後ろに立つような動作は少しゆっくりに表現されるでしょう。リアルなグラフィックでは同様にリアルな世界観を描かなくてはならないという理由からです。リンクが剣を振り回せば、プレイヤーはその重さを感じるようにしなくてはなりません」

音声について

「余りゼルダシリーズには向かないように感じます。プレイヤーがゲーム中のテキストを読む場合には、そこに想像を挟み込んでいるのです。それは世界観を膨らませます。もし音声が完全に入ってしまえばその余地を無くして、固定的な世界にしてしまうでしょう」

「しかしながら、ユニークな方法で音声を利用できれば非常に肯定的な効果を与えることも出来るのではないかと私はずっと考えています。残念ながらE3デモでは実現出来ませんでしたが、これに関する幾つかの考えがあります」
《土本学》
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