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ZoonamiとRavenbrookの関係

ある従業員がA社を辞めてB社で働き始める、というのはよくある話です。しかし、その従業員が数年後にB社を辞めてA社に戻っているとしたら話しは少し怪しくなります。更にA社とB社が同じビルにあるとすれば何らかの関連性を疑いたくなるでしょう。更に、公式サイトの記述が良く似ているとあっては、業務内容は多少異なれど特別な関係を持った会社ではないかと思わざるを得ません。

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ある従業員がA社を辞めてB社で働き始める、というのはよくある話です。しかし、その従業員が数年後にB社を辞めてA社に戻っているとしたら話しは少し怪しくなります。更にA社とB社が同じビルにあるとすれば何らかの関連性を疑いたくなるでしょう。更に、公式サイトの記述が良く似ているとあっては、業務内容は多少異なれど特別な関係を持った会社ではないかと思わざるを得ません。

英国のゲーム開発会社ZoonamiのファンサイトZootopia HQは、ZoonamiとRavenbrookというソフトウェアエンジニアリングの会社が特別の関係にあるのではないかという記事を掲載しました。

Ravenbrookは1997年に英国に設立された会社です。会社には6人の従業員が在籍していて、創業者のNick BarnesとRichard Brooksby、元ZoonamiのDavid Jones、Nick Levineなどです。全てケンブリッジ大学を卒業したソフトウェア産業のベテランです。

ZoonamiとRavenbrookの怪しげな点は幾つも指摘できます。Gareth Reesは2002年3月にZoonamiに入る前はRavenbrookで働いていました。David Jonesは元Zoonamiで今はRavenbrookに働いています。更に2つの会社は10の会社が入った同じビルに位置しています。

公式サイトも似通っています。幾つかの言葉は共通していました(Zoonamiのサイトがリニューアルする以前は)。2つの会社のサイトはRavenbrookの取締役のNick Barnes氏の運営するインターネットプロバイダーに接続しています。

Zootopia HQはNick Barnes氏へのインタビューを試みています。Barnes氏の公式の答えは「RavenbrookとZoonamiは公式な関係を持っていない。しかし彼らは友好関係を保っている」というものでした。このことがZoonamiの開発中のプロジェクトに何らかの関係を及ぼすのでしょうか? しかしBarnes氏は「Zoonamiは秘密を保持したいと考えている。詳しいことを話すわけにはいかない」としました。

ZoonamiとRavenbrookの関係は良く分からないままですが、仲の良い2つの会社があるという事実だけは残ります。Zoonamiは元レアで『ゴールデンアイ』などの指揮を執ったマーティン・ホリス氏らが中心になって設立された会社で『Funkydilla』という音楽ゲームと、任天堂向けの謎の新作を開発しているとされています。
《土本学》
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