人生にゲームをプラスするメディア

アクレイム、破産間近?―テュロック・MLBのライセンスも失う

米パブリッシャー・アクレイムは今回発表した2004年度会計報告の中で現在要請している融資が行われなければ会社を閉鎖することを考慮していると明らかにしました。売上も利益も2003年度に比較して著しく低下していて維持するのは不可能と見られています。

ゲームビジネス その他
米パブリッシャー・アクレイムは今回発表した2004年度会計報告の中で現在要請している融資が行われなければ会社を閉鎖することを考慮していると明らかにしました。売上も利益も2003年度に比較して著しく低下していて維持するのは不可能と見られています。

報告された2004年3月31日までの会計年度で、売上高は6740万ドル(前年度: 2億1010万ドル)、粗利益は6410万ドル(同7810万ドル)、純損失は5640万ドル(同8480万ドル)となりました。また、これらの大部分は年明けからの第4四半期に発生したものだそうです。

アクレイムは現在GM関連の金融会社GMAC Commercial Financeから融資を受けていますが、これが打ち切られるため、新たな融資先を探していますが、難航しているようです。

これに追い討ちをかけるように、アクレイムの看板シリーズである『テュロック』と『オールスターベースボール』のライセンスも失効したそうです。どちらもロイヤリティの未払いによるもので、Classic Media、MLBから通告があったようです。『テュロック』は今後は他社から発売される可能性もありそうです。アクレイムは以前『バーンアウト』のライセンスも失効しています(最新作はEAから)。

2005年には『Worms Forts Under Siege』・『100 Bullets』・『Juiced』・『Red Star』などのタイトルが予定されていて、もし融資を獲得することが出来れば、これらのタイトルに命運を託すことになります。
《土本学》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲームビジネス アクセスランキング

  1. 『スーパーロボット大戦』『魔装機神』のウィンキーソフトが倒産 ― 2000年頃からヒット作に恵まれず

    『スーパーロボット大戦』『魔装機神』のウィンキーソフトが倒産 ― 2000年頃からヒット作に恵まれず

  2. 【GDC 2009】ディズニーランドに学ぶゲームデザイン

    【GDC 2009】ディズニーランドに学ぶゲームデザイン

  3. 『バンジョーとカズーイの大冒険〜グランティの復讐』が携帯向けに国内初上陸

    『バンジョーとカズーイの大冒険〜グランティの復讐』が携帯向けに国内初上陸

  4. NESTAGE、「wanpaku」「TVパニック」など14店舗を閉鎖

アクセスランキングをもっと見る