これは月間総合情報誌「選択」が、バンダイ創業者一族で現取締役である山科誠氏におこなったインタビュー内容として、同誌11月号に掲載されました。それによると、9月16日の任天堂による2.6パーセントあまりのバンダイ株式取得は、任天堂と任天堂及びバンダイ両社の主力銀行であるUFJ銀行が主体となっておこなわれた、と伝えています。また、株式取得がバンダイの経営権を握るためであった、とも伝えています。
山科氏によると、当初バンダイの高須武男社長に同氏が、保有するバンダイ株を任天堂に売却してほしい、と説得されたということです。しかし山科氏はこれを拒否。これを受けて高須氏は役員会議の中で、任天堂がUFJ銀行に対しバンダイ株取得の協力を求めたと発表しました。各金融機関、そして米マテル社がこの求めに応じ、UFJ銀行を通じ保有していたバンダイ株を売却、高須氏は会議参加者に対しおこなった報告の中で、取引が成功したことを伝え、結果的に任天堂はバンダイの128万株を取得した、ということです。
UFJ銀行が保有するバンダイ株式は、同系列のUFJ信託銀行が保有する株式と合わせて6パーセント以上に上り、任天堂が取得した2.6パーセントを合わせると、バンダイの経営権は事実上任天堂が握ることになるからです。あと、記事の最後には業界関係者の話として「収益が激減した任天堂の状況は非常に厳しい。UFJは時間が許す内(会社の財務基盤が安定している間)に会社の経営基盤を強化しようとしているのではないか」、と伝えています。
これが本当かどうか、今後の動向に注目しましょう。
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