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【インプレッション】ぷよぷよフィーバー(GC)

任天堂 その他

あの名作と呼んで差し支えないだろうパズルゲーム、「ぷよぷよ」が、ソニックチームの手によって、装いも新たに帰ってきました。キャラも一新し、ゲーム自体もいろいろな変更が加えられています。特に、「フィーバーモード」は、誰にでも簡単に連鎖の快感を楽しめる新しいシステムです。

その「フィーバーモード」を説明するには、まず「相殺」のシステムから説明しなくてはならないでしょう。ご存知のとおり、「ぷよぷよ」では、連鎖を組むことによって、相手に大量のおじゃまぷよを送り込むことができます。それを、連鎖を仕返すことによって、相手から送られてきたおじゃまぷよを消すことができます。これが「相殺」で、「ぷよぷよ通」から導入されたシステム(確か)で、これにより、相手が連鎖発動を待って、相手の連鎖が終わる絶え間でぎりぎりに相手より多い連鎖を組んだり、相手の連鎖が組み終わっていない状態で先に3連鎖同時消し程度の連鎖で相手の連鎖をつぶす、弱い連鎖で相手をけん制しつつ大連鎖を組んでいく、などいろいろな戦術が生まれました。

知っている人にとっては、こんなの当たり前いまさら説明されても、という感じがするかもしれません。しかし、今回は、この相殺のシステムに若干変更が加えられています。これまでは、相手ののおじゃまぷよが送り込まれてきた後、こちらには1回の相殺チャンスしか与えられていませんでした。もし4列おくられてきたら、1連鎖ではほとんど相殺にならなく、ほとんどくらうことになっていました。しかし、今回の「ぷよぷよフィーバー」では、相殺チャンスは複数あります。つまり、送られてきた後、1連鎖3連鎖でも何でも、少しでも相殺できれば、そのターンはおじゃまが落ちてきません。「おじゃまが送られている状態で、1組のぷよも消せない」という状況になったときのみ、おじゃまぷよが降ってくるシステムなのです。つまり、これまでにあった「つぶし」といったような戦術が、そのままでは通用しなくなってきます。

そして、この「相殺」をすると、画面中央にあるゲージがたまっていきます。そしてゲージが満タンに達すると・・・今回の目玉、「フィーバーモード」に突入します。このモードになると、「連鎖のタネ」と呼ばれる、1個消すだけでそのまま4連鎖5連鎖が可能な状態でぷよが降ってきます。この状態で、一組ぷよを消すと、1連鎖だろうと、4連鎖だろうと、次の「連鎖のタネ」がまた新しく降ってきます。つまり、ちゃんと発動できなくても、強制的に次のタネへとうつってしまうのです。制限時間が20秒ほどで、その時間が過ぎると、普通のモードへと戻ります。この「フィーバーモード」で消した分でも、もちろん相手のおじゃまを相殺してくれるし、相手に送り込むことも可能です。当たり前のことながら、正しく発動して大連鎖にしないと、まったくおじゃまを送り込むことができません(確か、フィーバーしたとき、5連鎖を2回成功させても、3列ぐらいしか相手にいかなかったような気がします、定かではありませんが)。この「フィーバーモード」をどれだけうまく活用するかで勝負が決まると思います。

また、落ちてくるぷよにも若干の変更が加えられ、3つで落ちてくるぷよ(1+2見たいな感じ)に、4つ(しかも単色、回転キーで色を変えられる)等が登場しています。

この「フィーバーモード」には賛否両論あるでしょう。どんな初心者でも大連鎖を消す爽快感が味わえるように、という配慮は見えるけれども、しかし、ないほうがよかった、と思う人が多いかもしれないでしょう。また、このシステムによって、初心者でも、もしかしたら上級者に勝てるかも、という意味でのランダム性が少しだけ増していま。実際のところ、相手をつぶしにいったのに、それを逆に1連鎖だけで相殺され、「フィーバーモード」にされて大量のおじゃまぷよを逆にくらう、なんてことも起こりえるかもしれません。ただ、「相手に攻撃するか、発動するかしないか」の見極めがこれまでと若干かわってくるだけ、という風に見ることもできます。とにかく、これまでの戦術では、まったくとは言わないけれども、完全には通用しないといっていいでしょう。

ほかのところでは、毎度のごとく、キャラクターと戦う前の「漫才」もあります。フルボイスで、いつもと同じような感じです。ただ、もっとテンポよくしてほしかったかな、とも思いましたが。まあ、スタートボタンで飛ばせるので、漫才が長ったらしくていや、という人も問題ないとはおもいます。また、操作はスティック・十字キーどちらでもできましたが、個人的には十字キーのほうがやりやすかったように思います。できれば、ホリの十字キーに特化したコントローラーを使うのが一番よいかもしれません。

「ぷよぷよ」が完全新作で復活したことは素直に歓迎したいと思います。ただ、携帯電話などでもぷよぷよが遊べるような時代で、「据え置きゲーム機でのぷよぷよ新作」というものがどれだけユーザー受け入れてもらえるだろうか。そういうことを考え、オリジナルからの脱却を測ろうとしたような意図が見て取れる新システム「フィーバ-モード」ですが、これが吉と出るか、凶と出るかはわからないけれども、賛否両論になるのは間違いないでしょう。

変わったといえば、キャラクターも変わり、連鎖時に叫ぶ声も変わりました。けれども、オープニング画面でスタートボタンを押したとき、昔と同じように、「いっきまーす!」という声が聞こえたとき、「ああ、同じなんだな」と思って少しながらうれしく思いました。同じように、相殺システムが変わったにせよ、「フィーバーモード」が増えたにせよ、大連鎖を発動する瞬間の喜びと緊張は変わっていないと思いますし、それこそがこのゲームの本質なのではないでしょうか。だから、そういった本質が変わっていない限り、このゲームは「ぷよぷよ」以外の何者でもないのかな、とも思いました。

発売は、今冬発売予定、となってはいますが、ファミ通ブースで中氏は「来年1月にずれ込みそう」といっていたように思います。ともかく、新しくなった「ぷよぷよ」、古くからのプレーヤーにも、初心者にも受け入れられるよう磨きをかけてほしいと思います。

《OKOK》

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