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圧倒的な強さを誇った「Nintendo Power」2008年ベストゲームとは?

米国の雑誌「Nintendo Power」が、恒例となった「Nintendo Power awards」の2008年版を発表しています。部門それぞれに編集スタッフと読者の意見が反映されるひと味違った形式となっています。

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米国の雑誌「Nintendo Power」が、恒例となった「Nintendo Power awards」の2008年版を発表しています。部門それぞれに編集スタッフと読者の意見が反映されるひと味違った形式となっています。

「Wii Game Of The Year」はスタッフ、読者共に『大乱闘スマッシュブラザーズX』。

「Nintendo DS Game Of The Year」はスタッフが『すばらしきこのせかい』、読者が『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』。

「WiiWare Game Of The Year」はスタッフ、読者共に『ロックマン9』。
読者とスタッフの意見が一致するということは、いずれもパワフルなタイトルだったということでしょう。

部門賞を見ていきましょう。

「Best Wii Graphics」はスタッフ、読者共に『大乱闘スマッシュブラザーズX』。

「Best DS Graphics」はスタッフが『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』、読者が『すばらしきこのせかい』。

「Best DS Graphics」からは評論家筋と一般プレイヤーの意見の違いが見えてくるといえそうです。

「Best Original Score」はまたもスタッフ、読者共に『大乱闘スマッシュブラザーズX』。

「Best Sound/Voice Acting」はスタッフが『NO MORE HEROES』、読者が『Strong Bad’s Cool Game for Attractive People』。

『Strong Bad’s〜』は海外オンリーのWii用コミカルアドベンチャーとなっています。

ジャンル賞を見ていきましょう。

「Best Adventure Game」はスタッフが『NO MORE HEROES』、読者が『大神』。

「Best RPG」は共に『すばらしきこのせかい』。

「Best Sports Game」はスタッフが『タイガー・ウッズ PGA TOUR 09 ALL-PLAY』、読者が『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』。

「Best Shooter/Action Game」はスタッフ、読者共に『ロックマン9』。

「Best Platformer」は両者一致で『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』。

「Best Racing Game」は共に『マリオカートWii』。

「Best Puzzle Game」はスタッフ、読者共に『レイトン教授と不思議な町』。

「Best Alternative Game」はスタッフが『Wii Fit』、読者が『街へいこうよ どうぶつの森』。

『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』『すばらしきこのせかい』『ロックマン9』の高評価が目立ちます。『レイトン教授と不思議な町』は海外では2008年発売だったため。Wii用『大神』は日本では未発売で、この評判の良さを見ると今からでも国内発売を希望したいところ。

「Best New Character」はスタッフが『NO MORE HEROES』のトラヴィス・タッチダウン。読者が『Sonic Chronicles: The Dark Brotherhood』のShade。
『NO MORE HEROES』が評論家筋に受けるのは日米共通の模様。『Sonic Chronicles〜』は海外オンリーのソニックRPG。

「Best Multiplayer」は両者一致で『大乱闘スマッシュブラザーズX』。
「Best Story/Writing」も同じく両者一致で『すばらしきこのせかい』。
「Best Online Functionality」もスタッフ、読者共に『マリオカートWii』。
「Best Fighting Game」もまたまた一致の『大乱闘スマッシュブラザーズX』。

「Overall Game Of The Year」も、どちらも『大乱闘スマッシュブラザーズX』が選ばれており、圧倒的な評価の高さを見せた形となります。

(作品名の表記を修正しました)
《水口真》
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