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ゲームはどうして面白いの? それは現実で味わえないの?─感覚的な“当たり前”を改めて振り返ってみた【コラム】

コンピュータゲーム業界は、様々な進化を遂げ、現在の発展へと至りました。これまでの歩みを振り返ると、ファミリーコンピュータやゲームウォッチを思い出す方も多いでしょうが、これらはいずれも1980年代に登場。その発端は、更に遡る形となります。

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◆距離を超えて楽しめる! 共有体験も多様化


『PSU』は、PS2・Xbox 360・PCに展開

ゲームハードの時代的にはPS2やドリームキャストの頃に、ゲーム界にもオンラインの波が訪れ、『ファンタシースターオンライン』(2000年)や『ファイナルファンタジーXI』(2002年)、『ファンタシースターユニバース』(2006年)などの作品が登場。もちろんRPGだけでなく様々なジャンルがオンラインに対応し、拡大の一途を辿ります。

一足先にオンラインゲームが登場したPCも含め、今もその勢いは続いており、特に携帯電話やスマートフォンにおけるオンラインゲームアプリの急成長は、まさに目を見張るほどでした。この盛り上がりもあり、オンラインゲームを遊ぶユーザーの数は、黎明期と比べると爆発的に増えています。

オンラインゲームの楽しさは、作品ごとに要素も異なるので一概には言いにくい面もありますが、ひとつは距離が無関係になった点にあります。それまでゲームは、一緒にいないと同じゲームを楽しむことができませんでした。とはいえ、そばにいないと一緒に遊べないのは、大半の娯楽でも同じこと。むしろ当たり前の話です。

オンラインとオフライン、それぞれ異なる楽しさを提供するタイトルもあります

ですが、インターネットの普及によって、この“当たり前”が大きく姿を変えます。友人同士がお互い家を出ることなく、インターネットを介して同じゲームをプレイすることが可能になりました。どれだけ離れていても、ネットが繋がっている限り、物理的な距離はほとんど関係ありません。お互いの空いている時間さえ合えば、1分後にはゲームを通じて一緒に遊ぶことができるのです。

またオンラインゲームのタイトルにもよりますが、良く知る友達だけでなく、まったく知らない誰かと一緒にプレイできる場合も多々あります。「知らない人と遊ぶなんて恐い」と思う方もいるでしょうし、それももっともな意見ですが、同じゲームをプレイしているという共通点があるのも事実。ちょっとしたことで打ち解けて、長年の友人になるというケースもあります。この点は、SNSなどでも見られる光景です。

そしてもうひとつ、インターネットが普及したことで、オンラインゲームとは異なる発展を遂げた部分があります。それは、共有体験の多様化です。これまでは、同じゲームを遊んだり、会ったときにお互いが感想を話し合うのが主でしたが、インターネットが普及したことで、前述の通り距離を越えて一緒に遊ぶことができるようになりました。

PS4やスイッチなどでは、ゲームプレイの動画撮影も非常にお手軽です

しかし、インターネットを介した共有体験の広がりは、それだけに留まりません。プレイを録画・編集してアップロードし、不特定多数に向けて送る“プレイ動画の公開”が大きなブームとなりました。誰かのプレイを眺めるという楽しさを、いつでも手軽に味わえる。それも、これまでにはなかった広がりのひとつです。

さらに昨今では、eスポーツが世界的な動きを見せています。プロの試合を観戦するという楽しみ方は、野球や将棋など様々な分野ありますが、ゲームもその仲間入りを果たしました。

ゲームプレイの観戦そのものは、友達のプレイを眺めるなど、昔からある楽しみ方でもあります。しかし、動画の公開により時間を問わずいつでも観戦できるようになり、またプロレベルの腕前が披露されるようになったのは、やはり大きな違いと言えるでしょう。ゲームはプレイするだけでなく、眺めて楽しむ時代にもなりました。



人気作品同士がコラボレーションすることで、新たな遊びが生まれることも

ゲーム故の特徴や更に広がりを見せる楽しみ方など、様々な「面白さ」をピックアップしてみました。とはいえ、ゲームの魅力はこの他にも数多くありますし、それぞれが大事に思っている部分もユーザーによって異なるはず。今回の記事をきっかけに、自分にとっての面白さは何なのか、改めて考えてみるのも一興でしょう。

自分なりの答えが見つかった暁には、SNSなどで発信するもよし、その答えに沿った新たなゲームを探すもまたよし。楽しみ方は多彩で、その魅力は無限大。だからこそ、ゲームは面白いのです!

コラボも成し遂げた人気シリーズの原点。今から28年前に登場しました

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《臥待 弦》
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