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【特集】話題のホラーゲーム『夜廻』開発者を直撃 ― ところが関係者が失踪、消えた彼らを探しに夜の街へ…

ソニー PSV

【特集】話題のホラーゲーム『夜廻』開発者を直撃 ― ところが関係者が失踪、消えた彼らを探しに夜の街へ…
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昨今のゲーム業界は厳しい状況も相まって、ヒット作の続編やシリーズ作品などがリリースされる傾向も色濃くなっており、意欲的な挑戦というのが難しい時代になってきたとも言えます。

そんなムードもある中で日本一ソフトウェアが発表した、完全新規IPとなるPS Vitaソフト『夜廻(よまわり)』は、“子供の頃に誰もが感じた夜の怖さ”に焦点を当てた実にユニークな一作でした。



その、誰しも覚えのある感覚に惹かれたのか、ユーザーが大きな関心を寄せ、初めて発表された時から『夜廻』は高い注目度を集めています。特に、本タイトルが持つ雰囲気やゲーム性を綴った「システム紹介ムービー」を紹介した際には、当サイトの記事だけでも1.4万ツイートを達成。多くの方が興味を示すコメントを記しました。



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一見可愛らしいのに、恐ろしさも秘めている。そんな『夜廻』がどのように生まれ、動き出したのか。コンセプトや開発秘話などを伺うべく、このたび直撃インタビューを実施しました。今回お呼びしたのは、ディレクターの溝上侑氏と、広報担当の辻昌夫氏、そして日本一ソフトウェアと言えば欠かせない存在のプリニーの3人(?)。どんな話が聞けるのか、実に楽しみです。

しかしその楽しさに、少しずつ影が差し込んできました。待ち合わせの場所にプリニーが現れず、溝上氏や辻氏に訊ねても行方が分からないとのこと。どうしたものかと悩んでいると、辻氏が「ちょっと探してきます」とその場を離れます。しかしどれだけ待っても、プリニーどころか辻氏が戻ってくる気配もありません。



待ち合わせたのは夕方だったため、日差しは更にかげり、夜の帳が近づきます。ふと『夜廻』で行方不明になった愛犬と姉の姿を重ねてしまい、背筋がぞくりとしたその時に、「・・・2人を探しに行きましょうか」と溝上氏が切り出します。



見つけたいという想いと、このまま留まっていたくないという気持ちが背中を押し、我々は夜の街へと足を踏み出しました。ビル街を抜け、通りを渡っても、2人の姿はありません。もう少し人気のない方を探してみるべく裏路地へと入り込むと、そこで溝上氏がある一点を指さします。そこにいたのは、私たちが探してプリニーでした。そう、まさしく・・・“でした”。


仰向けに倒れていたプリニーは、遠目からでも分かるほど身動きひとつせず、嫌な予感が脳裏を過ぎります。その想像がまるで形を得たかのように、直後爆音が響き、プリニーの身体が四散。ゲームに登場した多くのプリニーと同様に、爆発してその生涯を閉じました。

あまりにも衝撃的な展開に言葉を失っていると、溝上氏が「まさか・・・」と呟きながら、あのプリニーがとある計画と関わったいたらしいとの話を切り出します。その計画の詳細は不明ですが、プリニーにとって実に恐ろしい計画とも噂されていたとか。


謎めく計画が今回の惨事と結びつくのかは分かりませんが、この状況下では辻氏の安否も気になります。続いては公園へと足を運び、更なる探索に臨みました。道を縫い、時には木立を抜け、飲み込まれそうな夜の闇を懐中電灯の光で切り裂きながら先に進みます。

すると、ぽっかりと拡がる広場へと抜け出ることに成功。そして、片隅にぽつんと置かれたベンチの上には、カバンと・・・とある計画書が置かれていました。「これ、辻さんのカバンです」と溝上氏。しかし辺りをおくら見回しても、辻氏の姿は見当たりません。


なぜ計画書がここにあるのか。そして、カバンだけを残して辻氏はどこに消えてしまったのか。気になることが多く、しかし想像を巡らすことに対する本能的な恐怖も沸き上がり、その対立する思考の狭間に置かれた我々は、ただ立ちつくすばかりでした。

「インタビューを・・・始めましょうか」と、不意に溝上氏がそう切り出します。探索を続けないのかと視線で問う我々に、「ここにいれば、辻さんが帰ってくるかもしれませんから」と、気丈な発言で念を押します。その言葉に従う筆者の心境は、宵闇の浮かぶ明かりに吸い寄せる蛾にも似た感覚だったかもしれません。この明かりが誘蛾灯でないことを祈りながら、筆者は筆記用具を取り出しました。

次ページ:『夜廻』が生まれたきっかけは、日本一ソフトウェアの挑戦心にあり

《臥待 弦(ふしまち ゆずる)》

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