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コナミ、平成27年3月期 第2四半期決算を発表 ― 前年並みの業績、世界で『ウイイレ』新作に手応え

ゲームビジネス 市場

コナミは、平成27年3月期 第2四半期決算〔米国基準〕(連結)を発表しました。

国内におけるコナミグループを取り巻く経営環境は、政府や日銀による経済政策や金融政策によって緩やかな景気回復基調で推移。世界経済は、中国などの新興国経済の減速感や欧州情勢による主要国経済全般に鈍化傾向が見られるなど、先行きが不透明な状況が続いているとしています。

エンタテインメント市場については、スマートフォン・タブレット端末の急速な普及、モバイル端末の性能進化、通信インフラの発達に伴い、ゲームプラットフォームが多様化する中、新型ハードの発売などによってゲーム業界におけるビジネスチャンスは拡大を続けているとコメント。カジノビジネスについては、引き続き観光資源の開発などによりカジノ市場が国際的に広がりを見せているほか、日本でもカジノを含む統合型リゾート推進法案の議論が活発化するなど、カジノビジネスの成長が期待されるとしています。

これらを背景に、第2四半期連結累計期間の売上高は987億1900万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は58億5800万円(前年同期比55.3%増)、税引前四半期純利益は61億6300万円(前年同期比46.2%増)、株主に帰属する四半期純利益は32億7600万円(前年同期比62.5%増)となりました。

■平成27年3月期第2四半期 連結経営成績(累計)
(%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高及び営業収入:987億1900万円(0.8%)
営業利益:58億5800万円(55.3%)
税引前四半期純利益:61億6300万円(46.2%)
株主に帰属する四半期純利益:32億7600万円(62.5%)



デジタルエンタテインメント事業では、『ドラゴンコレクション』、『戦国コレクション』、『プロ野球ドリームナイン』シリーズ、『ワールドサッカーコレクション』シリーズ、『クローズ×WORST』シリーズなどモバイルゲームが引き続き堅調に推移し収益に貢献。これらのシリーズは、スマートデバイス向けネイティブアプリ対応を進めており、同じくネイティブアプリとして海外市場向けに配信してしている『Star Wars : Force Collection (スター・ウォーズ フォース コレクション)」や、『PES MANAGER』及び『実況倶楽部』(ともに日本名『ワールドサッカーコレクションS』)も順調に登録者数を伸ばしています。

家庭用ゲームソフトでは、『ウイイレ』シリーズの最新作『ワールドサッカー ウイニングイレブン2014 蒼き侍の挑戦』を国内で発売したほか、2014年3月に発売した『METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES』のリピート販売がグローバルで好調に推移。業務用アミューズメント機器では、『麻雀格闘倶楽部』や音楽ゲームを中心とした「e-AMUSEMENT Participation」タイトルが安定稼働を継続しています。また、キッズ向けカードゲーム機『モンスター烈伝 オレカバトル』も、引き続き小学生男児を中心に人気を集めています。カードゲームでは、「遊戯王トレーディングカードゲーム」シリーズを引き続きグローバルに展開しました。

以上の結果、デジタルエンタテインメント事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は439億9300万円(前年同期比1.4%減)となりました。

カジノ事業については、北米市場で定番となったビデオスロットマシン『Podium』の販売が堅調に推移。また、パーティシペーションについては『Podium』を大型化した『Podium Goliath』などを投入し、プレイヤーの期待感を高めるプレミアム商品ラインアップを拡充しています。オセアニア市場では引き続き『Podium』の販売を推進。アジア、中南米、欧州市場においては、販売代理店網の整備を進め拡販に努めていくとしています。

オーストラリアで開催された展示会「Australasian Gaming Expo 2014」では、豪州市場向けの最新作『SeleXion - Snow Legends』や、中華圏向けのテーマを採用した『King of the World』、大型筐体『Podium Goliath』を出展。また、最新のカジノマネジメントシステム「SYNKROS」のプロモーションを行い、オペレーターから高い評価を得ました。

北米では、ラスベガスで開催された「Global Gaming Expo 2014」において、KONAMIの人気アクションゲームをテーマにした『Neo Contra(ネオ・コントラ)』を初公開したほか、垂直に積み上げられたリールが特徴の『Rapid Revolver』に新たなコンテンツを出展。世界的に高い人気を誇るRPGをモチーフとした『Dungeons & Dragons』も
注目を集めました。

以上の結果、カジノ事業における当第2四半期連結累計期間の売上高は136億4000万円(前年同期比0.1%増)となりました。


■当第2四半期連結累計期間(2014年4月1日~2014年9月30日)
(%表示は、対前年同四半期増減率)
デジタルエンタテインメント事業:439億9300万円(△1.4%)
健康サービス事業:369億5900万円(△4.2%)
カジノ事業:136億4000万円(0.1%)
遊技機事業:44億7300万円(209.6%)
消去:△3億4600万円(0.9%)
連結合計:987億1900万円(0.8%)


当期のデジタルエンタテインメント事業の見通しについては、ゲームの提供手段は多様化に対して、引き続きそれぞれのデバイスの特徴に合わせた遊び方を提案していきたいとしています。

モバイルゲームでは、グループが展開するモバイルコンテンツ全体の登録者数が伸長する中で、『ドラゴンダイス』において事前登録版アプリを配信するなど新しい取り組みを行い話題を創出。今後も拡大が見込まれる市場に経営資源を集中し、特にネイティブアプリ市場でさらなるヒットコンテンツを産み出すために、制作・運営ノウハウや豊富な資産を活かしたラインアップ拡大を目指します。また、海外の新たなプラットフォーマーへの展開を積極的に図るとともに、有力コンテンツとのシナジーによる魅力的なコンテンツ配信も進めたいとしています。

家庭用ゲームソフトでは、厳選されたタイトルのグローバル展開と、海外ゲームユーザーのニーズをいち早く取り入れたゲーム制作を進めるため、現地でのゲーム制作体制を積極的に強化。主力タイトルの『メタルギア』シリーズは、各国の国際ゲーム見本市におけるプロモーション活動が好評を博しているほか、『ウイイレ』シリーズの最新作『ワールドサッカー ウイニングイレブン2015』も欧州最大級の国際ゲーム見本市「gamescom 2014」にて「ベストスポーツゲーム・アワード」を受賞するなど、現地メディアやゲーム関係者から高く評価されています。

カジノ事業の見通しについては、好評を博している『Podium』とともに、ソフト制御されるリアルタイム高解像度の3Dグラフィックに対応した最新プラットフォーム『KP3』の販売にも注力。アジア、中南米、欧州市場等についても、現地ニーズに適したローカリゼーションによる販売拡大を進めたいとしています。また、カジノマネジメントシステム「SYNKROS」は、各展示会や商談会等において、大手カジノオペレーターより高い評価を得ており、今後も積極的に市場へ向けて販売を行うとともに、新機能の開発等を行いながら、商品力の強化に努めたいとしています。
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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