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新作3本が発表されたMAGES.の「Xbox One向けソフトウェア発表会」レポート

国内での発売が9月4日に決定しているXbox One。本日その価格も発表となり、Kinectセンサーを同梱した「Xbox One + Kinect」が49,980円、Kinect非同梱モデルが39,980円となることが判明しました。

マイクロソフト Xbox One
日本マイクロソフトのゼネラルマネージャーである泉水敬氏
  • 日本マイクロソフトのゼネラルマネージャーである泉水敬氏
  • セガのコンシューマ・オンライン事業部長である野本章氏
  • MAGES.の高橋名人
  • プロデューサーの松原達也氏
  • プロデューサーの浅田誠氏
  • 新作3本が発表されたMAGES.の「Xbox One向けソフトウェア発表会」レポート
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国内での発売が9月4日に決定しているXbox One。本日その価格も発表となり、Kinectセンサーを同梱した「Xbox One + Kinect」が49,980円、Kinect非同梱モデルが39,980円となることが判明しました。

価格も明らかとなり、いよいよ日本に向けての活動が活発化していく気配が感じられますが、その勢いを後押しするかのように、科学アドベンチャーシリーズなどで知られているMAGES.が、東京・秋葉原にて「Xbox One向けソフトウェア発表会」を開催しました。

科学アドベンチャーシリーズの幕開けは、Xbox 360から始まりました。これまでのシリーズ作全てがTVアニメ化を成し遂げるという偉業を達成しており、MAGES.における代表作のひとつであることは疑いようがありません。それだけに、同社がXbox Oneに対してどのような展開を見せるのか多くのゲームファンが注目していましたが、その一端を大きく明かす発表会となりました。

この発表会には、日本マイクロソフトのゼネラルマネージャーである泉水敬氏、セガのコンシューマ・オンライン事業部長の野本章氏、そして高橋名人が駆けつけ、MAGES.がXbox Oneでどのような意欲作を提供してくれるのか関心を示すとともに、その制作姿勢に対する応援の言葉を述べる一幕から始まります。またその中で野本氏は、セガがXbox One向けに複数のタイトルを用意していること、その内容に関しては別の機会に発表を行うことなどを語り、Xbox Oneとこの発表会の盛り上げに一役買う場面も見られました。

その後、発表会は新作タイトルの公開へと移ります。MAGES.のDiv.5 プロデューサーの松原達也氏により、科学アドベンチャーシリーズの最新作となる『CHAOS;CHILD』がXbox One向けにリリースされることが明かされました。

タイトルなどは既に発表されていたものの、これまでプラットフォームは判明していなかった『CHAOS;CHILD』。メインシリーズ4作目となる科学アドベンチャー最新作も、これまで通りXbox系列と深い縁を紡いでいくのでしょう。なお本作は、「マインドコントロール」や「盲点」をテーマとし、全てをフルHDで表現。次世代機の性能を活用するADVとなります。

次に登壇したのは、ケイブからMAGES.へ移籍した、Div.8 プロデューサー浅田誠氏。その実績により多くのユーザーから注目されている浅田氏はまず、『ミステリートF 探偵たちのカーテンコール』を発表します。これは、PSPなどにリリースされた『ミステリート ~八十神かおるの挑戦~』をリメイクし、更に完全新作となる『ミステリート2 ~フェアウェル・カウンター~』も加えた、2作品がセットになったタイトルです。

『ミステリート』の企画・原作・シナリオ構成を担当された菅野ひろゆき氏は既に亡くなられており、残された資料などを浅田氏が引き継いだとのことです。なお、『ミステリートF 探偵たちのカーテンコール』は、iOS/Androidへの体験版配信も予定しており、3時間ほど遊べるボリュームになると予告。こちらに関しても続報が待たれます。

そしてもう一本、浅田氏が発表したのは、同名のTVアニメを原作とした『サイコパス』(仮称)。「魔法少女まどか☆マギカ」の脚本でも知られている虚淵玄氏がストーリー原案・シナリオ監修を務めたTVアニメが、Xbox Oneへと登場します。

『サイコパス』(仮称)の詳細はまだ明かされていませんが、ストーリーはゲームオリジナルとなり、またゲームで新たに登場するキャラクターも用意。TVアニメを視聴済みの方にとっても新鮮なゲーム体験が用意されているものと思われます。

全部で3タイトルが発表となった、MAGES.によるXbox One向けソフトウェア発表会。看板シリーズのプラットフォーム公開から、名作の復活+新作、そして人気アニメのゲーム化と、その方向性は多岐に渡るものでしたが、まだ明かさせないタイトルの存在なども示唆されており、今後の動向にも期待が募る発表会となりました。

(C)MAGES.Inc. AllRights Reseved.
《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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