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【そそれぽ】第90回:遊ぶほどジワジワ盛り上がってくるコンボ主体の2Dアクション『タイムアベンジャー』をプレイしたよ!

任天堂 3DS

いきなりクライマックスから幕開け!
  • いきなりクライマックスから幕開け!
  • ムービーシーンも豊富
  • アクションの主体は「コンボ」
  • 時を操ってアクション&謎解き
  • 美しき女性剣士「フレイヤ」(※iPhone撮影画像)
  • さまざまな謎を抱えて物語は進む(※iPhone撮影画像)
  • 序盤はほぼ何もない下画面も・・・(※iPhone撮影画像)
  • 中盤以降、能力が解放されアクションの自由度もアップ!(※iPhone撮影画像)
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第90回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

東京在住の筆者なのですが、今年は満開の桜を見損ねました。開花宣言が出されて数日後、近所で見かけた桜は五分咲き程度。そろそろ満開か~なんて思っていたら、先日、雨と強風で一気に散ってしまい、なかなかがっかりな状態に…。ちょっと時空越えて、桜を見なおしてきます!!

というわけで、今回プレイするのはアークシステムワークスのニンテンドー3DSダウンロードソフト『タイムアベンジャー』です。

タイのゲーム制作会社であるCorecell Technologyの手掛けた『Aeterno Blade』を、アークシステムワークスが日本向けにローカライズしたのが本作『タイムアベンジャー』。オリジナル版である『Aeterno Blade』、タイトルロゴにはルビで「アエターノ・ブレイド」と入っているぐらい、日本のゲームを意識した作りになっているようです。女性剣士、ファンタジックな世界観、復讐のストーリー、時渡り…と、日本人が大好物なキーワードが山盛りですぜ!それでは、早速プレイしていきましょう。

※一部掲載画像はiPhoneで無理矢理ニンテンドー3DS本体画面を撮影したものです。


◆『タイムアベンジャー』ってどんなゲーム?


■育成が楽しい王道横スクロールアクション
女性剣士「フレイヤ」を操作して、ひとつひとつステージをクリアしていくライフ制の横スクロールアクションゲーム。中世ファンタジーな世界観、「復讐」をテーマに重厚なストーリーが展開します。武器でもある「クロノブレード」は時を操ることができ、そのあたりにも大きな謎が隠されていそうですが、そこはプレイしてのお楽しみ。

操作の主体はスライドパッド(=十字キー)とボタン。一部アクションは下画面タッチに割り振られています。筆者個人はスライドパッドよりも十字キーで操作する方がプレイし易かったので、ほとんど十字キーを使っていました。

敵を倒し「黄オーブ(=お金)」を貯めることで、自分好みにステータスをアップさせたり、新たなコンボ攻撃を解放したりと、プレイスタイルに合わせてキャラクター育成をカスタマイズできることも特徴です。進行具合によって上限はあるものの、クリアに苦戦したら先に成長を目指すというプレイスタイルもありです。

また「レリック」と呼ばれるアクセサリ装備スロットがあり、何を装備するかによってもステータスや能力が変化するので、ステータスの短所を補うか、長所を伸ばすか、思案のしどころです。


■時間を操ってアクション&謎解き
ゲームを進行していくと、少しずつ時間を操る能力が解放されていきます。これらは、敵を倒すため、あるいは自分の命を守るためのアクションとして重要な役割を果たしますが、ステージ中の謎解きに使用することも多いです。各能力を上手く使えば、レアな「レリック」がゲットできたりするので、ぜひチャレンジしたいところ。ただし、序盤ステージに、終盤の能力がないと解けない謎があったりもするので、まずはある程度ステージを進めることに専念しましょう。


■爽快にコンボを決める
本作の特徴としてはずせないのは、アクションの主体が「コンボ」であるという点。「立ち」「空中」「しゃがみ」の態勢からさまざまなコンボが始まり、さまざまに派生します。「黄オーブ」で新しくコンボにつなげる技を増やしたりすことも可能です。

考えてコンボを出せればより気持ち良くプレイできると思うのですが、いわゆるガチャプレイでも十分爽快にプレイできます。十字キーと攻撃ボタンの組み合わせで放たれる技が変化しますが、どのコマンドがどの攻撃だったか覚えていなくても、直観的にだいたいイメージ通りの攻撃が出てくれるので助かります(笑)。


◆こっちの方向性のアクションです


■親切設計
ボスを含めて、難易度はやや高めに設定されていると感じます。ただし、ゲームオーバーからの「リトライ」を繰り返していると難易度を下げるかどうか聞いてきてくれます。もちろん難易度の設定はお好みで。筆者はこういうときムキになって下げないタイプです(笑)。

また、新たな力が解放される度にしっかりとしたチュートリアルがあったり、謎解きメインの部屋で部屋全体の仕掛けを見渡して確認できる場所があったりと、洋ゲーのイメージを覆す細かな配慮、親切設計に非常に好感を持ちました。


■二段ジャンプを手に入れてからが本番
物語を進行すると「レイブンブーツ」というアイテムが手に入り、フレイヤが二段ジャンプできるようになります。これで一気に世界が変わります。今まで行けなかった場所に行けるようになったり、トゲに落ちるのを回避したり、もどかしかった部分が一気に解消されるように感じました。二段ジャンプができるようになってからが本作の本番ですよ!

二段ジャンプも含めて、「こういうプレイがしたかったんだ!」というプレイができるのはストーリー中盤から。ステータスやスキルをアップし、自分の育成方針がはっきりと感じられるようになってきます。もちろんゲームの難度も上がっていきますが、それに合わせて爽快感もアップしていくように感じられました。


■硬めのザコとコンボの関係
全体的に、ザコにあたる敵が硬めで、配置も少なめです。これは本作がコンボで敵を倒すことに重点を置いているためのゲーム設計と言えそうですが、その分、敵をどんどん倒すという爽快感は失われているかもしれません。ここは本当に賛否が分かれるところだと思うし、クリエイターの意図がどこにあるかにも関わって来そうです。

なので、いわゆる「無双ゲーム」的なジャンルの爽快感を求めていると、多少ズレがあると思います。画面中に現れる敵数・配置は決まっているので、それをいかに上手く倒すかという部分を楽しむゲームであると思います。実際、ステージクリア時に表示されるリザルト画面では、コンボ数や総ダメージ数などの評価も表示され、それらによっても全体評価も変わってきます。


◆気になったところ


■シーンのロードが長め
場面の切り替わりで、かなりの頻度で2~3秒の読み込みがあります。読み込み中は真っ暗のローディング画面です。3DSはこういう部分に強いイメージがあったので、これがけっこう長く感じました。ただし、セーブはなぜか超速いです。本当にセーブできてるのか不安になってもう一回セーブしちゃう程度に速いです。

■マップの確認が少し手間
広いマップを探索する要素も強いのですが、マップは「MENU」を開いたときにしか表示されません。小さくても構わないので、常時確認できればより親切かなと感じました。

■敵の配置が完全固定
敵は、場面ごとに決まった場所に、決まった数だけ出現します。コンボをいかに上手く、いかに美しく決めるという点が本作の醍醐味だとしたら、ジャンルとしては「覚えゲー」ではないと思うので、敵の配置を完全固定にする必要はなかったのではとも思います。その分、更に難易度が高まってしまうことも懸念されますが、敵がランダムで襲ってきてくれた方が、より「オレすげぇ」を味わえる場面が増えたのではないかと思いました。

■場面切り替えで中ボス復活
けっこう強めの、場合によっては(少なくとも初回は絶対)スルーできない中ボスがいます。もちろん、苦戦を強いられ、よほど上手く倒さない限り無傷というわけにはいかないでしょう。で、ひとつ前の画面にチェックポイント(回復ポイント)があったら、ボス撃破後、戻りますよね、普通。回復して「さあ進むぞ!」となったら、いるんですよ、さっき倒した中ボスが(笑)。中ボスクラスは、場面切り替え復活じゃなく、ステージ再プレイ復活とかでも良かったのではないかと感じました。強く感じました!

■進行不能不具合があるので気をつけて!
詳しくはこちらの案内ページ(http://www.arcsystemworks.jp/timeavenger/notice.html)を読んでもらうとして…。実は筆者、やっちまいました\(^o^)/ しかも、この案内ページと異なる条件で発生したので、一応状況を報告しておきます。

上記ページでは「Stage 6」クリア後に、「Stage 4」再プレイで発生と書いてあるのですが、筆者は「Stage 5」の進行中にそのまま発生しました。イベントが起こるであろう不具合対象の部屋で、イベントを見る前に探索を始めて、となりのチェックポイントの部屋に入ってしまったんですよね。強大なボス戦のあとだったもので、ついチェックポイントで回復→セーブと、ゲームプレイのクセと言いますか、やっちゃいまして。その後、対象の部屋に戻ったら、イベントを起こしてくれるであろう人がいなくなっていて、為す術がなくなりました。

案内ページには「今後の対応につきましては、後日公式サイトにて告知させていただきます」と掲載されているので、筆者のようにやっちまった人は対応を待つか、最初からプレイするか、おとなしくしましょう。なので、今回の【そそれぽ】では久々に初回エンディングを見るところまでプレイが間に合わず・・・申し訳ないです。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆


◆総評

尻上がりに面白くなっていく硬派なゲーム!
パッケージゲーム並のボリュームでストーリーもやり込みも長くプレイ!


最近は洋ゲーからのローカライズに良作が豊富で、本作も間違いなくそのひとつに数えられると思います。序盤は使えるアクションも少なく、ストーリーも含めて全体がやや淡々としているものの、中盤からはアクションも増え、主人公も成長し、ストーリーも盛り上がっていき、どんどん魅力あふれる面白いゲームになっていきます。特に、ストーリーの謎は中盤からさまざまな憶測が頭に巡って、最後どうなってしまうのかが気になってしまい、無意識に惹き込まれてしまっていました。

敵を確実に倒していく「コンボ」主体のアクションなので、「無双ゲーム」的な爽快感とは少し違った爽快感が味わえます。また、時間をコントロールする能力は、アクションでの活躍よりも謎解きでの活躍が印象に強く残り、もっと謎解きアドベンチャーの要素を強めても面白かったのかなと思いました。

とは言え、探索できる場所は非常に広く、マップをすべて探索したり、隠されたアイテムを集めたりするやり込み要素なども豊富なので、決してアドベンチャーの要素が少ないわけではありません。

難易度は全体的にやや高めですが、クリアが絶望的になるような理不尽さはなく、バランスの取れた「高難易度アクションゲーム」であると思います。

【こんな人にオススメ】
・アクションゲームが好きな人
・高難易度なアクションゲームが好きな人
・謎解きアクションアドベンチャーゲームが好きな人
・コンボを組み立てるアクションゲームが好きな人

価格もしっかりしていますが、内容もかなりしっかりとしているゲームなので、上記のような人は楽しめると思います。唯一、進行不能バグだけが残念なので、プレイする際には、そこだけはどうぞご注意ください。また、バグにハマってしまった人は公式サイト等での最新情報のチェックも忘れずに。


【そそれぽ】第90回、いかがでしたでしょうか?ダウンロードゲームにもパッケージゲーム並のボリュームがあるタイトルが増えてきました。お手軽ゲームと重厚ゲーム、その棲み分けもしっかりチェックしていきたいと思います。次回もどうぞお楽しみに!


『タイムアベンジャー』は、好評配信中で価格は1,429円(税別)です。

(c) 2013 Corecell Technology Co., Ltd.All rights reserved.
Published by ARC SYSTEM WORKS


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ
愛内里菜らに楽曲提供をし、VOCALOID音楽のクリエイターとしても有名な作・編曲家。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略SLGから格ゲーまで、幅広いジャンルのゲームをプレイする。
Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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