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豊臣&織田式宴会芸も披露!27名の武将達が華麗な殺陣でファンを魅了した「舞台『戦国BASARA』武将祭2013」(前編)

カプコンは、有明コロシアムにおいて「舞台『戦国BASARA』武将祭2013」を開催しました。今回は7月13日・昼の部をレポートします。

その他 全般
舞台『戦国BASARA』武将祭2013
  • 舞台『戦国BASARA』武将祭2013
  • 舞台『戦国BASARA』武将祭2013
  • 総勢27人の武将による殺陣からスタート
  • 華麗な演技で観客を盛り上げる
  • 小林裕幸氏(左)と、西田大輔氏(右)
  • 「大宴会」コーナーの伊達軍
  • 「真田リンピック」を披露した武田軍
  • 秀吉・三成・半兵衛がコント(?)を行った豊臣軍
カプコンは、有明コロシアムにおいて「舞台『戦国BASARA』武将祭2013」を開催しました。今回は7月13日・昼の部をレポートします。


■レッツパーリィ!27人の武将による迫力のステージからスタート
開演前の諸注意アナウンスには、徳川家康と石田三成が 登場。豊臣秀吉に許可や許しを請うため、早口だったりなかなか先に進まなかったりする三成を家康がうまくなだめつつ、会場に注意事項を伝えていきます。ちなみに武将祭りという宴を前に、秀吉も準備運動に余念がなかったよう。

30秒前からスタートしたカウントダウンの後、オープニングアクトでは舞台のキャスト陣が迫力の殺陣を披露。これまでの舞台とは異なり、会場中央に設置されたステージも利用した縦横無尽のアクションを繰り広げます。時にはシリアスな一騎打ち、時にはミュージカルさながらに歌と踊りによるコミカル演出も入るという目まぐるしい展開に。これまでの『戦国BASARA』シリーズを華やかに彩ったテーマ曲やBGMを背景とし、武将祭りという新たな場で見せた演技の数々にファンは大きな歓声を送ります。なお本日登場したのは、以下の27人の武将です。

伊達政宗役・久保田悠来さん
真田幸村役・細貝圭さん
徳川家康役・広瀬友祐さん
石田三成役・中村誠治郎さん
片倉小十郎役・吉田友一さん
猿飛佐助役・村田洋二郎さん
竹中半兵衛役・崎本大海さん
豊臣秀吉役・小田井涼平さん
武田信玄役・中村憲刀さん
上杉謙信役・AKIRAさん
かすが役・知念沙也樺さん
前田利家役・真佐夫さん
まつ役・別府あゆみさん
黒田官兵衛役・白川裕二郎さん
毛利元就役・小谷嘉一さん
大谷吉継役・新田健太さん
立花宗茂役・加藤靖久さん
大友宗麟役・浅倉祐太さん
鶴姫役・川村ゆきえさん
雑賀孫市役・八代みなせさん
最上義光役・今井靖彦さん
風魔小太郎役・高橋光さん
今川義元役・塚本拓弥さん
浅井長政役・桜田航成さん
天海(明智光秀)役・谷口賢志さん
織田信長役・窪寺昭さん
お市役・玉置成実さん

ここで『戦国BASARA』シリーズプロデューサー・小林裕幸氏と、舞台「戦国BASARA」シリーズの構成・演出・振付を担当した西田大輔氏が登壇。舞台キャストによるイベントをずっとやりたかったという西田氏は、舞台ならではの格好良さやユニークな部分を楽しんでくださいとコメントしました。


■勝利は誰の手に?!4軍対抗「大宴会」コーナー
続いては、舞台恒例となっている「大宴会」コーナー。今回は伊達軍・武田軍のみならず、豊臣軍と織田軍も参列するという軍対抗のスペシャルバージョンです。司会は舞台「戦国BASARA3 宴」に引き続き、鶴姫と家康がつとめました。

まずは大本命・伊達軍が出陣。お馴染みの老兵を中心に、これまで舞台で熱唱してきた25曲の替え歌をメドレーで紹介します。これまで政宗といえば、ダンスや歌に参加しつつもクールな態度を貫いていました。しかし、今回は特別といわんばかりにノリノリのUFOダンスやセリフで会場内を盛り上げます。小十郎のとてもよく似たモノマネまで見せつけ、政宗の本気が伺えました。一方、小十郎はやや冷静さを保っていましたが「アルプス一万尺」を披露したり、時折輝くような笑顔を振りまいたりもしていました。さらに舞台から降り、ファンと直接触れ合うサービスまで。もちろん、物凄い勢いで黄色い悲鳴が飛び交ったのはご想像の通りです。

宴会芸といえば、負けてはいられないのが武田軍。参加者は幸村、佐助、信玄に孫市です。舞台「戦国BASARA3 宴」で観客を大爆笑させた某劇団の某ライオンミュージカルのモノマネからスタートし、これは本気でウケを狙っているなという印象を受けました。さらに「たったっ武田の大宴会♪」と歌いつつ、信玄の頭を聖火に見たて「真田リンピック」を開催。孫市による百発百中の「射撃」や世界を一周してしまったハンマー投げ、「おやかたひき(綱引き)」や「おやかたっきゅう(卓球)」、部下に体を持ち運ばせたので失格となった走り幅跳びなど、体育会系のノリで会場内を沸かせました。これまでも佐助の名前によく似た某スポーツ番組の真似など、体を張った演目を数多く繰り出してきた武田軍の本領発揮といったところです。

今回初となる豊臣軍には、三成、秀吉、半兵衛、大谷が参加。宴会芸のはずが「我が憂うのは、この国の未来!」と語り出す秀吉に対し、今回は宴会芸なのだから楽しもう諭す半兵衛。そこで三成による豊臣式宴会芸「もしも秀吉様が○○なら」コーナーが始まり、車掌なら「次は~みなとみら“い”!」、バイトなら「皿洗“い”」、宅急便なら「着払“い”」、変身するなら「仮面ラ“イ”」、秀吉様マーケット「ララララ“イ”」と続きます。半兵衛はその都度「そうだね」「便利だね」「ダーが足りないね」と淡々としたツッコミ(?)を入れていきましたが、誰かもう少しツッコミを入れてくれと願わずにはいられませんでした。

そんな冷静なツッコミを入れていた半兵衛ですが、三成からの「半兵衛様による半兵衛様の舞!」という言葉に絶句。聞き返しても丁寧に同じ言葉を繰り返されただけなので、しぶしぶ武器を片手にくるくるとダンスを披露するも、これといったオチがないため体調不良で誤魔化してしまいます。大谷も芸を披露すべく挙手をしていたのですが、ついに三成に気づいてもらえなかったのが哀れでなりません。

最後に現れたのは信長、光秀、長政、お市という、豊臣軍以上に「宴会芸?!」と思わざるを得ない織田軍。どうなることかと見守っていると、信長が史実さながらに「敦盛」の一節を読み上げます。これは、いわゆる「宴会芸」とは違う流れなのかと拍手が起こった矢先、延々と同じ節を繰り返したり「かに道楽」を歌いだしたりする信長。どうやら、とてもご機嫌なようです。

光秀の「いい加減にしてください!!」という全身全霊のツッコミが入りますが、信長はさらに床を踏み鳴らす某ロックユーのリズムを取り出し収拾がつきません。そこで長政が「夫婦漫才で兄者を楽しませよう!」と意気込むも、お市が「やだ」と身も蓋もない一言で流れを一刀両断。長政は機嫌を損ねた信長に撃ち殺されてしまいます。そこで今川が呼び出されるも、何をしたわけでもないのに長政の二の舞へ。「これだけのために白粉を塗り直したんですよ!」と光秀が訴えると、じゃあお前が何とかしろと信長に命令されてしまいます。そこで「僕は死にません!」の名場面で有名な、某トレンディドラマが演じられました。配役は、トラックの運転手に長政、某男性に今川、某女性に光秀というもの。年齢の若いファンは理解できたのか心配でしたが、うっかり感動してしまうほど迫真の演技。とくに今川は、あの姿ながら声や雰囲気はそっくりでした。

判定を任された家康は、観客の拍手で勝者を決めることにします。それぞれ大きな拍手が送られましたが、伊達・武田は豊臣・織田に比べて明らかに少なめ。政宗は「Shit!」と悔しがり、幸村は「何でだよ!!」と怒り出してしまいました。そこで下した家康の判決は…もちろん「絆!」。

宴会芸が終わり、ステージに現れたのは宗茂。「有明の海の天使達に片っ端から洗礼名をつけてあげます!」などと言いながら、行方が分からなくなった宗麟を探しているようです。いつもとは逆に、心の声がだだ漏れになりながらも我が君を心配する宗茂。そんな中、会場内に響き渡る「宗茂としか言わずに泣きわめく迷子のお知らせ」が放送されたので、嬉しそうに宗麟を迎えにいくのでした。
《近藤智子》
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